16.人々の日常が淡々と、穏やかな映像美のなか交錯してゆく。フランスの片田舎のあふれんばかりの陽光と木々の緑。しっとりした邸宅。わんぱくな男の子と金髪縦ロールの女の子。挿入される音楽はなし。時折蜂の羽音がぷん、と耳をつく。うらうらと暖かい陽射しのなかでなんと心地よい音だろう。懐かしくて美しくてみんなの午睡にいっしょに引き込まれそうな心地よい退屈。 【tottoko】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2011-09-01 00:15:33) |
15.くつろげる作品です。しっかり観るにはちょっと物足りないですが…。 【色鉛筆】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2008-03-13 06:52:54) |
14.まあ雰囲気はいいと思いますが、ストーリーがないと言ってもいいような内容で、ストーリー重視の私には???な映画でした。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-03-05 01:08:33) |
13.印象派の映画みたいで、映像は綺麗です。でも、それだけって感じがします。なんか、物足りないなぁ・・・。 【瑞鶴】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-03-17 16:11:36) |
12.どのシーンを切り取っても絵のように美しい、というか印象派の絵をそのまま映画にしたような感じです。 静かで穏やかで優しくて、見ると癒されるといったような気もします。 息子一家や娘と賑やかに過ごしたあと、老画家が一人自分の手を見つめながら同時に老いを見つめるあたりは切なくて涙が出てしまいます。この老画家のかもし出す雰囲気がまた素晴らしく、言葉ではなく映像が雄弁に語るというのがよ~く分かりました。味わい深い 作品です。 【キリコ】さん 8点(2004-10-19 20:30:16) (良:1票) |
11.物語が私の内面を動かす閾値に達しませんでした。というか、全編通じてなにも起こらないのですから当然と言えば当然ですが。絵画を観たいのなら絵画を観ればいいのでは? なんで映画にそんなものを求めなくてはいけないのでしょう。苦痛で苦痛で胸が張り裂けそうな90分が過ぎ去り、ほっと一息。ふぅ。 【K】さん 0点(2004-09-13 23:42:48) |
10.美しくやんわりとやるせない話・・・息子夫婦にシンパシー持たせるところ、狙いなのかなぁ。そうじゃなかったら辛いし悲しいなぁ・・・。 【ジマイマ】さん 7点(2004-06-02 14:08:13) |
9.本当に印象派のような画面が緩やかに続きます。印象派好きの日本人にはこたえられない逸品でしょう。光と闇のコントラストから光景の美しさを描写するならありがちですが、この作品では微妙な光の強弱のみで、風景と心情を描き出していきます。エスプリを効かすだけが能ではないということを知らしめるフランス映画の傑作。この前見たのはかなり前だったような。だいぶくだびれだしたいまの私には、あの光の美しさで洗われたいという気持ちでいっぱいです。 【バッテリ】さん 9点(2004-02-09 19:18:41) |
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【アクア】さん 9点(2003-12-22 22:57:37) |
7.魔法のように美しいカメラワークと老いた父親の寂しさが胸にこたえる。 【mimi】さん 8点(2003-11-08 21:41:25) |
6.フォーレの音楽と絵画のような映像。年を取った親と、とうに大人になったはずの兄弟の確執。すべてがきっちりとはまっていて、見終わった後に美味しい紅茶を飲んだような、その紅茶に苦い隠し味が効いていて、そのせいでなおさらに気になるような、あとで沁みてくる映画でした。 【omut】さん [映画館(字幕)] 9点(2003-06-17 02:54:42) |
5.今は亡き淀川先生が絶賛されていましたっけ。私もベスト1とは言わないまでも好きな作品です。特別重大事件がおきるワケでもなく、ただ淡々と流れていく老紳士の田舎での暮らしぶりが眠りに落ちていく時のように心地良かったです。年とって観たらまた違った味わいがあるのでしょうね。 【コウ】さん 8点(2003-03-16 02:33:43) |
4.このシーンはルノワール、このシーンはドガ、このシーンはモネ・・・一つ一つの場面が印象派の絵画のように美しい。そしてフォーレ晩年の室内楽が、映画の主題を浮き彫りにする。完璧な作品。 【アチオ】さん 10点(2002-05-18 22:31:48) |
3.田舎の家の風景が素晴らしい。しっとりとしたやさしさが伝わってくる作品だ。 【Tomo】さん 8点(2002-02-24 19:10:09) |
2.光の当たり方がいいです。2人の少女が不思議で忘れられない。 【mayu】さん 9点(2001-06-09 19:34:11) |
1.パリ郊外。樹木の葉が黄色く色づくある日曜日。年とった画家が住む邸宅の内外の佇まい。そこへ実直な息子夫婦が孫を連れてやってくる・・・。物静かな佇まいの中にしみじみと語られる、さりげない会話に人生が滲み出る。このフランス映画独自の世界は何ものにも代えがたい貴重なもの。そしてワンカット・ワンカットが老画家の印象派絵画そのものの美しさ。 【ドラえもん】さん 8点(2000-11-26 21:58:25) |