牝犬(1930)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 メ行
 > 牝犬(1930)の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

牝犬(1930)

[メスイヌ]
the bitch
(la chienne)
1931年上映時間:91分
平均点:7.67 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
ドラマサイレントモノクロ映画ロマンス小説の映画化
新規登録(2008-01-14)【アンダルシア】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ジャン・ルノワール
キャストミシェル・シモン(男優)モーリス・ルグラン
脚本ジャン・ルノワール
撮影セオドア・スパークル
ネタバレは非表示中です(ネタバレを表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
1.『坊やに下剤を』に続く、ルノワールのトーキー第二作。ここでも夜の街路に響く靴音、酒場の喧騒、音楽、時計の時報など、聴覚を意識した演出が駆使されている。同時録音によって掬い取られた屋外実景の生活音と、さらに縦移動まで組み込んだ動的な撮影の効果もあって、生き生きした映画空間が形作られている。物語上もっとも緊張度の高まるクライマックスの場面は、撮影・録音・編集技術的にも圧巻というべき見せ場だ。特徴的なパンフォーカス。ミシェル・シモンとジャニー・マレーズの二者が相対する緊迫感。ナイフのショット。修羅場となる瞬間、不意に窓外の位置に切り替わるカメラ。アパート下での対位的なシャンソンの歌声。牧歌的な人だかりから静かに上昇するカメラの緊張感。再び、窓越しに捉えた部屋内のショット。その一連のショット繋ぎが非常に絶妙である。ラストは『素晴らしき放浪者』の予告ともいえようか。同じ原作でも、F・ラングによるノワール風のリメイク『スカーレット・ストリート』(これも傑作。)とは趣が異なり、悲喜劇の混交具合にいかにもルノワールらしい大らかさが顕れている。それぞれの映画作家の個性が楽しめるのは、原作の豊かさにもよるのだろう。
ユーカラさん [DVD(字幕)] 9点(2009-09-27 20:04:30)
別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 7.67点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7266.67%
800.00%
9133.33%
1000.00%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS