41.その当時見ればよくできた映画なのかもしれないけど 今見てもとても退屈な映画だった。 チャップリンの映画は今見ても面白いから、SFは時代の流れになかなか勝てないジャンルなのでしょう。 |
40.2時間をものともせず一気に観てしまった。CGも無しに、しかも1世紀近く前なのに圧倒的映像表現。 一人称視点やゲストたちのアップ等、こんな撮り方があるのかと今でも驚かされるし美しかった。 古典にして芸術的にも優れた作品。 【Kの紅茶】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2018-07-20 22:19:29) |
39.なーにが「ヨシワラ」だよ(それとも「ヨシヴァラ」とでも読むのか?)とは思っちゃうんですけどね。 しかしまあ古典的名作、ですから。 という以前に、凄いんです、モーレツなんです。エゲツない。 全編、物語というよりも、舞踏。 超現実的な舞台で、超現実的なパントマイムが、整然と繰り広げられる。 その整然とした秩序が、後半、混沌の世界と化していく、その様は、まさに壮大なる崩壊。 例えば交響曲なんかの世界で、「闘争から勝利へ」とか「混沌から浄化へ」なんて言ってきたわけだけど、そういう世界観では表現できなかったものが、ここにある。そういう世界観が茶番となってしまう、如何ともしがたい時代がやってきた、ということでもあるんだろうけど。 革命児ベートーヴェンにも出来なかった世界。マーラーは薄々ヤバいと思ってたんだろうけど、でもここまではやらなかった。 いうなれば、崩壊こそが浄化。いやはや。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2016-06-10 00:13:28) |
38.たまたま完全版を鑑賞出来る機会があったので鑑賞。驚いた!驚異的なクオリティです。このレベルの映画を作られては、同時代の作家達は困ったのではないでしょうか。会社が傾くほどの予算を掛けて作られた、映像の迫力と美しさは筆舌に尽くしがたいです。短縮版は映画に必要な箇所を削られていて、クオリティが著しく低下する為、どうしても見たい!という方以外は見ないほうがいいかと思います。 【キリン】さん [DVD(字幕)] 10点(2013-08-10 15:29:37) |
37.資本家と労働者が手を取り合える日は未だ来ない。 【TAKI】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-03-11 16:24:07) |
36.SFの古典として有名な映画ですが、それだけの価値ではなく、芯のしっかりとした物語であり、テーマに軸があるため、見終えたときにスッキリ感があります。SFとは言え、昭和初期の映像は、現代と比較もできないほどですが、映像にこんな細工ができたんだ、と思えば、へ~っと感心したくなります。 【shoukan】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-06-04 18:21:26) |
35.1920年代を舐めてた。当時でもこれだけのものを作ることができたとは驚き以外の何物でもない。時代設定は製作年からちょうど100年後という事だが、その通りに都市の姿が「今」より少しだけ近未来的に見えるのが凄い。どういう役割を果たすのかさっぱり分からない機械も出てくるが、それはそれで面白いし、階級(格差)社会で酷使される労働者たちが起こす反乱、集団心理の恐ろしさなど、現代社会にも通ずるテーマを扱っているので決して古臭くない。最後の数分だったか、十数分だったか夢中になってて忘れたが、画面に釘付け状態にされてしまった。特にブリギッテ・ヘルムのロボット・マリアの演技は強烈なインパクトを残している(ロボットが感情を見せるのはおかしいといえばおかしいのだが)「SF映画の原点にして頂点」とまで言われるのも納得の名作。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-03-08 20:07:06) (良:1票) |
34.ロボットと近未来が表現されなければ「蟹工船」に似た内容に思う。1926年のドイツで既に現代の状況を予知していたかのようだ。かと言ってバブルの時代に、今の状況を予測できた人もいないはず。それに加えて、頭脳と手をつなぐものが心ではない今の世の中が皮肉に思えたりもする。この映画を見てサイレント映画に興味を持ったというレビューがあったが、当時は音楽なしの本当のサイレントだったことに注意してもらいたい。だが1926年当時に見た人にとっては衝撃的な作品だったと思う。そして今観賞しても価値のある作品に間違いはない。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-02-07 03:02:59) |
33.この映画はホントに驚き。サイレントゆえにオーケストラ音楽が際立ち、またド派手で躍動感のある演技は言葉を補って余りあるほどで、視覚と聴覚で存分に楽しめ、さらにそれらの調和がまた楽しい。ストーリーの単純さやチープなセットは、視点をそちらに向けさせるという意味では逆に良かったと思えるほどだ。非常に印象的なこの映画で私の脳裏から離れないのが偽マリアだ。その演技はとにかく圧倒的で、火あぶりにされるシーンは個人的にハイライトだ。その他、一人ひとりが派手にアクションをする群衆、機械のように働く人間など印象に残る描写が多く本当に楽しめました。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-02-05 00:22:03) |
【ホットチョコレート】さん [地上波(字幕)] 4点(2011-02-02 19:08:01) |
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31.122分版をみました、衝撃的な映画でした。とうとうサイレントにはまりそうです。ラストまで緊張感も保てられて、起承転結しっかりしていました。昭和の始まったばかりのころにこんな映画が撮られていたなんてショックです。(子役たちも生きていたらほとんど100歳近い!)ところでリメイクするならフリーダー役はディカプリオでしょうか(笑)。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2011-01-30 02:01:48) |
30.フレディーマーキュリーの歌がサントラに入っているっているという 理由で、ジョルジョ・モロダー製作版を借りて観ました。 不気味なロボットが人間風に代わるシーンがかっこよかった。 これが1920年代の映画なんて信じられない、斬新でした。 たぶん白黒無声映画では今ひとつなのかもしれません。 音楽が良かったです。 なんとなく時々見たくなるんで高得点にしておきます。 【うどん】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2010-08-07 18:09:32) |
29.ドイツ映画は今と違って20世紀前半は独自の存在感。これも7年後のアメリカの「キング・コング」よりアーティスティックな雰囲気では上回っていると思います。二役のブリギッテ・ヘルムの演技はサイレントを反映して大仰ですが、マリアの姿形がアンドロイドと融合するシーンは幻想的で、ロボット・マリアは「禁断の惑星」のロビーやSWのC-3POなどと一緒に映画のロボット史には必ず顔をだす麗しき造形のフィメール・ロボット。女性色が強いのはフリッツ・ラング夫人のテア・フォン・ハルボウの原作だからでしょうか。BRにも影響を与えているといわれますが確かに俯瞰での高層ビルの形状は似ているようで、製作年代を感じさせるのは複葉機ぐらいのイマジネイティヴな2026年。(私はモロダー版ですが今は見られないんですよね) 【レイン】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-04-18 06:00:14) (良:1票) |
28.ジョルジョ・モロダー製作版を観た。フィリッツラング監督の無声映画に、効果音、BGM、色彩編集を加え、壮大なSFオペラにしたところは評価する。 下層労働階級と上層のお話がメインだが、ストーリーはともかく、ビジュアル的にかなりの衝撃を受けた。1926年に、もうこの世界を予想したフィリッツラングはすごいと思う。 【G&G】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-09-23 10:31:07) |
27.これはけしてストーリーを楽しむ映画ではない。映像のセンスを観てこれは凄い!と納得するように楽しむのがベストだと思う。何しろこんなにも昔にこれだけの映像を作り上げるこの監督の凄さ、それもサイレント映画として見せているのも凄い。近未来の大都市とはこんなものなのか!なるほどね。とか、また人間社会における支配する者とされる者の考え方についてここまでリアルにしかも、サイレントだから当然の如く台詞も少ない。それでいて、人間が機械によって翻弄される様を光と影によって浮かび出す凄さ、マリアの逃げる姿こそ人間本来の姿ではないかと考えさせられたと同時に近未来の雰囲気が本当によく描かれていて感心させられました。私が観たのは淀川長治さんの解説付きのですが、もう一つの完全版も観たい気がする。 【青観】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-06 22:09:21) (良:2票) |
26.古い映画をちょっと覗いて見ましょう・・・などというお気楽な気分も、観始めたら一変しました。 目はまん丸口はあんぐり、こんな素晴らしい作品だとは! 不謹慎な気分は吹っ飛び、ビデオの前に正座して見続けました。 ここまで美しいものを創ってくれたラング監督は天才だと思いました。 これはDVDが欲しいです。是非とも。 【たんぽぽ】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2006-11-12 20:19:50) (良:1票) |
25.嗚呼、美しい。映像、音楽、デザイン、編集、キャラクター全部好きです。美しや、美しや。こういう映画をもっと観たいです 【ようすけ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-10-04 19:26:18) (良:1票) |
24.確かにマルクス主義の影響が強い。 ただし、この映画の美しさは別物でしょう。 【セクシー】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-08-01 04:38:47) |
23.労働争議のお話。支配階級と労働者の対比、暴動、そして両者握手してオシマイ。 なんじゃそりゃあ!! ストーリーはハッキリ言って現時点で見るべきものはない。 見るべきはやっぱり黄金色?に輝く鋼鉄の美女であり、都市の造形でしょ。 労働者の搾取による地上の楽園、とみれば確かにグロテスクにみえるがそれ抜きなら単純にカッコイイじゃないか。フリッツ・ラング監督、建築を目指しただけのことはある!ロシア・アバンギャルドとか未来派ちっくな建築がうじゃうじゃ。 鋼鉄の美女は怪しくも美しい。これは文句無くため息がでました。 でもそれ以外はちょっと・・・。 鋼鉄の美女を人間そっくりに仕立てた後のお披露目会の様子はクネクネ踊る女とそれをかぶりつきで見守る男たち。ストリップ小屋かとおもいましたぞな。 社長の息子役のグスタフ・フレーリッヒもオカマっぽくてキモチ悪いし。 サイレント映画独特なのかもしれないがオーバーアクションがどうにも見苦しくて。 ちょっと僕には合わなかったようです。 【kazu-chin】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-06-24 22:47:00) (良:1票) |
22.C-3POの前身となるあのロボットのデザインだけでも見る価値あり。人間そっくりにロボットを作れるのにメーターの針をランプが点灯したところに死にもの狂いで動かさなければいけない機械って..て、そんなこと考えちゃダメですよ。この作品のパイオニア的価値はたくさんの方が語っておられるのでもう言いません。では、そういった価値を無視して楽しめるか?..楽しめます。サイレントであっても、あれだけ多くの労働者の暴動を生身の人間で見せられたら、その迫力たるや圧巻の一言。ラングは(時代が時代なだけに)集団心理の異常さを常々警戒していたのだろうか。他の作品でもよく描いている。この作品でも、自分たちの子供の命すら忘れてしまう群集の異常心理を描きます。真相を知り冷静な判断ができる人間がいなかったら恐ろしい結末を迎えるということを警笛しているようにもとれる。そういった部分をさらっと描いて娯楽映画に仕上げるのが実に巧い監督です。 【R&A】さん 8点(2004-09-21 15:39:21) (良:2票) |