1.先を読めないタイプの私でも、完全に読めてしまうくらいベタベタなタイ式ラブストーリー。
前半はCG全開でアクションがあり、やたらにうるさいキャラが登場して日本人にとっては厳しいギャグを連発したりと、映画館から途中退出したくなるほどの苦痛ぶりでした。
しかし、中盤からピュアなラブストーリーものへと変化します。
この変化の仕方がすごいのです!
日本映画にはないギアチェンジの急激さ!
これはこれで面白いです。
日本やアメリカやヨーロッパといった映画大国の方程式を良い意味で覆すストーリーの転換ぶり。
これでこそ、わざわざ六本木まで観に来た甲斐があったってもんです。
前半の雰囲気と後半の雰囲気がまるで異なり、まるで二本立てで映画を観ているかのようでした。
前半はとにかくうるさくてギブアップ気味でしたが、後半はかなり盛り返します。
こういうピュアでベタベタなラブストーリーって結構好きですね~。
惜しむべくは、女優さんの方がイマイチだったことです。
主演俳優がかなりイケメンだっただけに、少しバランスが悪かったかなぁと。
まあ、これは女性に対する好みの問題でしょうけれども。
タイ式映画を手軽に楽しむには最適な作品だったと思います。
変に力まずに楽しく観ることができました。
なかなか映画好きでも東南アジア作品って観ている人が少ないような気がします。
タイはエンターテインメント大国で楽しい作品も多いですし、レベルが高い作品も多いので、もっと皆さんに観てもらいたいです!