15.「プラトーン」に「地獄の黙示録」に「ランボー」も。
ベトナム戦争映画へのオマージュ、パロディを盛り込みつつ、独特のノリでハリウッドを茶化してみせる。
ベン・スティラーのセンスと力技に笑わせてもらいながらも、
こんな映画にカメオ出演まで含めたこの豪華な顔ぶれ。スティラーさん、なかなか広い人脈もお持ちのようです。
特に言われても本当にそうなのか?と思えるほど意表を突かれたトム・クルーズとダウニーJrには参りました。
スティラーが彼らに、「こんな風貌でこんな役をやってほしいんだ。」
「面白そうじゃないか!いっそのことハゲのヅラ被らせてくれよ」なんてやり取りがあったのかは知りませんが、
みんなノリノリで楽しそうに遊んでいる。アメリカン・コメディにしか出せないような空気がたまりません。
他にも、えっ!?パチーノ?と思ったら、パチーノではなくチーノだった。とか。
そんな中にニック・ノルティのような人をちゃんと入れているところも面白い。
「レインマン」のダスティン・ホフマン、「フォレスト・ガンプ」のトム・ハンクスがオスカーを獲れて、
「アイ・アム・サム」のショーン・ペンはなぜ獲れなかったのか。勉強にも?なったのかな。
細かいネタやギャグにどこまでついていけていたのかは分かりませんが、それでも十分楽しませてもらいました。