1.銀河連邦なる宇宙組織が、地球人の知能を試すために怪獣ザルコーを地球に送りこんだ。ランダムに選ばれた郵便配達の男にだけそのことをつげる銀河連邦の手先の小美人。「もし、あなたが知恵をしぼりあの怪獣を倒すことができれば地球は救われ、できなければ地球はザルコーにより滅ぼされるわ」そしてただの平凡な男は怪獣を倒すために奔走することになるって内容。冒頭からいきなり怪獣がしっかり現れ暴れてくれる展開は結構いーんだけど、その後の展開がすっごく拍子ぬけ。主役のさえない男が、動物学者のヒロインを拉致したりして怪獣を倒す方法をさぐる人間ドラマがずっと続く。そのドラマ部分のあいだに、1分ほど怪獣がミニチュアを潰すシーンが流れる。怪獣が街のミニチュアを潰すシーンは昔のウルトラマン級。怪獣は当然キグルミ。しかも怪獣が暴れてるのに軍隊のたぐいは一切登場しない上に逃げ惑う人々もいない。低予算まるだしであります。主役のドラマも間のび感がすごく、小美人が現れ、一通り驚いたあと5分ほどずっと怪獣のニュースを見てるシーンになる。ニュースシーン長すぎ。後のドラマもそんな感じで間が長い。ラスト5分でようやく怪獣と主役の合成映像で共演。それまでずーっと別進行。合成映像もかなり合成。倒し方も実にあっさり。登場する変なキャラクターたちや、主役の怪獣を倒すために泥沼にはまっていく展開がヘンテコで一部カルト的に人気があるみたいだけど、俺にはこれくらいじゃー、ちっともおもしろいと思えずに低予算だな~って思うくらいしかなにもなかったです。