3.地味なタイトルですが、傑作です。あからさまに批判したり、バカにしたりする感じだと辛いなあと思っていたのですが、そういう内容ではありません。ブッシュの内面に真摯に迫りながら、軽薄単純思考であるがゆえのおかしさ・哀しさもちょっと見せてクスリと笑わせる。そのサジ加減が絶妙です。
特に気に入ったのは、牧場でそうそうたるスタッフを引き連れながら歩くシーン。あまりに短絡的なやりとりも笑えますが、「道を間違えた」が効いてます。ブッシュのファンになりそうです。
余談ながら、ライス役のT・ニュートンはわざと顔に細工してブサイクに見せてます。ライスはどう思うんでしょうねえ。反対にE・バンクスの美人なこと。ブッシュの奥さんにはもったいないですね。