6.間違いなくA級とは言えないが、B級と呼ぶには惜しい感じ。いろいろ盛り込んでいて飽きません。終盤はもう子供と奥さん以外は全員敵というわけのわからない展開で、彼の人生は一体何だったのかと同情していたら、何重もの妙なオチ。最後まで「そんなアホな」と思いつつ堪能させてもらいました。
途中、まったく別作品のような児童虐待夫婦のシーンも秀逸。ここだけ唐突に主役になったヴェラ・ファーミガが、抜群にカッコよかったです。
「ワイルド・スピード」以外のポール・ウォーカーを初めて見ましたが、同作よりずっとワイルドで厚みがあってちょっと陰影があって、存在感が際立っていたように思います。今ごろはもっと幅広い役で活躍していたはず。惜しい人を亡くしたものです。