トスカーナの贋作のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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トスカーナの贋作

[トスカーナノガンサク]
(贋作)
Certified Copy
(Copie conforme)
2010年上映時間:106分
平均点:6.50 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
公開開始日(2011-02-19)
ドラマ
新規登録(2011-02-06)【Carrot Rope】さん
タイトル情報更新(2015-06-05)【+】さん
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監督アッバス・キアロスタミ
キャストジュリエット・ビノシュ(女優)彼女
ウィリアム・シメル(男優)ジェームズ
ジャン=クロード・カリエール(男優)広場の男
脚本アッバス・キアロスタミ
撮影ルカ・ビガッツィ
製作マラン・カルミッツ
アッバス・キアロスタミ
配給ユーロスペース
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【クチコミ・感想】

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3.観客に向かってのメイク直しは、観客を鏡役割にしているのであるが、通常の関係を逆転している。通常は、スクリーンが観客の同一化のための鏡であり、そんなふうに例えば『トリコロール、青の愛』に引きつけられたのだった。いまや人としての厚みの方で勝負していそうなビノシェのカメラ目線すれすれの眼差しを、観客が受け止める番なのである。
ひと3さん [映画館(字幕)] 6点(2011-03-06 00:34:46)
2.検閲の厳しいイランを離れ、イタリア・ルネサンスの地で表現される女性のエロティシズム。
それをジュリエット・ビノシュが艶めかしく体現する。

車のフロントガラスを流れていく街並みと空、そこに重なる車内の男女の像。ガラスや鏡を介した複写の主題も、レストランの窓ガラスや化粧室の鏡から、オートバイのミラーへの反射に到る細部まで手が込んでおり、迷宮感すら催す。

ウィリアム・シメルが登ってゆくホテルの階段の深い暗がりと、窓から差し込んでくる微かな陽光の推移など、光に対する感性あふれる画面にも魅了される。

画面奥の空間を示唆する多層的遠近感の演出も、ルネサンス絵画技法の映画版というべきか。

そして、雷鳴・風音・鳥の羽音・鐘の音色がもたらす豊かな空気の震えも聞き逃せない。
ユーカラさん [映画館(字幕)] 8点(2011-03-05 21:51:41)
1.んー、世の中におけるありとあらゆる事象につき、何を以て贋作or真作と定義するのか、ってことなんでしょうかね。確かにこの男女がホントの夫婦かどうかなんてことはどーでもいいし、実際夫婦じゃないのは明らかでしょ。オリジナルって何? パクリってオリジナルより劣るってか? ということを、延々男女が会話劇を以てして問うてくる、という感じですかねぇ。男と女の思考回路の違いみたいな描写もあったけれど、こういう描き方は嫌いだ。キアロスタミは、結局、ものの本質とは?などという多元的な問題を見る者に問いながら、男と女なんていう二元論に自身が陥っていることに気付いていないから滑稽。まあ、所々面白いやりとりもあったけど、こういうのは映画より舞台向きのネタだろうな。ジュリエット・ビノシュは、それにしても、さらにオバサン体形に拍車が掛かっており、立派な腰周りにばかり目が行ってしまった。かと言って、顔もふっくらしていればまだ良いのだが、顔はやつれてしまっていて、もうちょっと女優さんなんだから「歳のとり方」を考えて欲しいものだ。まあ、よけいなお世話だけれども。キアロスタミはどーでもよくて、ビノシュだから見に行ったようなもんだから、ついつい愚痴っぽくなってしまった。とにかく、初日に整理番号2番を取ってまで劇場で見るべき作品じゃなかったことだけは確か。
すねこすりさん [映画館(字幕)] 5点(2011-02-20 14:48:34)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 6.50点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5116.67%
6233.33%
7233.33%
8116.67%
900.00%
1000.00%

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