アレクサンドリアのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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アレクサンドリア

[アレクサンドリア]
Agora
2009年スペイン上映時間:127分
平均点:6.73 / 10(Review 22人) (点数分布表示)
公開開始日(2011-03-05)
ドラマ歴史ものロマンス
新規登録(2011-03-08)【アングロファイル】さん
タイトル情報更新(2018-11-07)【たろさ】さん
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監督アレハンドロ・アメナーバル
助監督マテオ・ヒル(第二班監督)
キャストレイチェル・ワイズ(女優)ヒュパティア
マックス・ミンゲラ(男優)ダオス
オスカー・アイザック(男優)オレステス
マイケル・ロンズデール(男優)テオン
ルパート・エヴァンス(男優)シュネシオス
アシュラフ・バルフム(男優)アンモニオス
ホマユン・エルシャディ(男優)アスパシウス
田中敦子〔声優〕ヒュパティア(日本語吹き替え版)
野島健児ダオス(日本語吹き替え版
土田大オレステス(日本語吹き替え版)
木村雅史テオン(日本語吹き替え版)
宮内敦士アンモニオス(日本語吹き替え版)
平川大輔(日本語吹き替え版)
脚本アレハンドロ・アメナーバル
マテオ・ヒル
音楽ダリオ・マリアネッリ
編曲ダリオ・マリアネッリ
配給ギャガ・コミュニケーションズ
美術ガイ・ヘンドリックス・ディアス(プロダクション・デザイン)
フランク・ウォルシュ[美術](美術スーパーバイザー)
衣装ガブリエラ・ペスクッチ
編集ナチョ・ルイス・カピヤス
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【クチコミ・感想】

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1
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6.現代では科学vs宗教、哲学vs宗教は別問題として扱われるが、昔は哲学者≒科学者だったということがわかっていないと少々混乱するかもしれない。その他、宗教と政治、主人と奴隷、師弟関係、男女関係、親子関係等々が複雑に絡み合った重厚とは言えないまでもそれなりに見応えのある作品になっている。「宗教は信じるもの(真理は啓示されるもの)、哲学は疑うもの(真理は探究するもの)」という違いが明確に描かれる中、越えられない身分制度という不遇を宗教が救ってくれるというのもまた事実。他方、昨今では政治と宗教はあまり問題にはならなくなったが、原発やコロナ等々政治と科学が問題になっている。とはいっても、現代では資本主義という宗教が蔓延しているわけで、という意味では政治と宗教の問題は引き続き大きなテーマになっているとも言えるのかもしれない。そういったロゴス的なテーマとは別に、師弟関係、男女関係、親子関係といったエロス的なテーマもあるわけで、人生はその相反するテーマのバランスをどうとるのかが問題となってくる。本作ではそういった両者のある種の矛盾が悲劇的に描かれており、現代人にも訴えかけてくるものがある。
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2022-07-01 14:14:15)
5.宗教の凄まじさと、パワーを、まざまざと見せ付けられた..ある意味、恐ろしかった..西暦4世紀、エジプト、アレクサンドリアに実在した、女性天文学者 ヒュパティア..物語は、史実どおりの結末になってしまうのだが..冷静に考えると、誰も知らない、普通の中年おばさんが、主人公 ヒュパティア を演じていたら、ここまで感情移入するだろうか..そう、レイチェル・ワイズ が演じることで(彼女の美貌があってこそ)、本作が映画として成り立っている..それから、奴隷の ダオス が、よく効いていた..単調で、堅く、重くなってしまうところを、見事に払拭し、観るに耐え得る内容に仕上がっている..脚本の出来、演出がすごくイイ、秀逸..私的には、アレクサンドリアの歴史をまったく知らなかったので、当時の情勢、文化、宗教観、それが垣間見れて良かった...
コナンが一番さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-05-02 16:05:22)
4.序盤の平和で牧歌的な授業の風景が、いつの間にか峻厳な立場の対立になっていく構図的変容。それを軸足としながら、俯瞰を多用した(=テーマと一致した)撮影、エキストラや美術関係のとてつもない気合の入り方、明と暗を駆使する照明のこだわりなど、技術的にも細部まで丁寧さが満ちています。さらには、原始西欧キリスト教の暴力性や侵略性を明確に形づけた挑戦性についても特筆すべきですし(最後の字幕まで!)、そして何といっても、それらすべての重さの上に君臨してぶれることのないレイチェル・ワイズの凜とした知的な美しさが、作品を説得的にまとめ上げています。そう、単に映像的な迫力を盛り込むだけではなく、「主演女優を綺麗に撮る」という基本中の基本も、一方で怠ってはいないのです。そして、この作品は、学問の尊さの表現を一貫して徹底しているという点でも実は貴重なのですが、それが完成したのも、レイチェルの存在があったからこそでしょう。
Oliasさん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2015-04-21 02:43:46)
3.ひと続きの物語ではありますが、前半と後半で2部構成のような作品になってます。そのどちらもが、宗教に基づく人々の対立。それもキリスト教徒が迫害者として描かれ、結果的に迫害される側となるのが、主人公である女性学者。彼女はただ「真理」を追い求め、それが完全な合理性からは外れたところにある(動く船の上で物を落としても船上の人間から見て後ろ方向に落ちない・地球の公転軌道は円ではなく楕円である)ことに気づくワケですが、要するに人間の感じる合理性なんてのは、その時々によるモノなんですな。真理に貫かれたこの宇宙は、彼女が何かに気づこうが、人々が対立し殺し合おうが、微動だにしない。ただそこに冷たく存在し、小さな我々を冷たく見守り続けることを示すように、作品の中に宇宙からの視点、あるいは地面に小さくうごめく人々の姿が、再三登場します。最後に、主人公が見上げる、小さな空。ちっぽけな人間には決して手の届くことのない真理が、遠くに垣間見える・・・。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-04-18 09:45:59)
2.何気なくテレビで見たのだが、想像以上に重厚な作品だった。これは単純に宗教と科学の対立を描いたものではなく、理性を投げ出してはいけないということを呼びかけたかったのだろう。おそらく近年のイスラム原理主義やキリスト教の福音主義の台頭、移民排斥の流れを受けて作られたのだろうと思う。娯楽的要素はあまりなく、「愚かだなあ」ともの悲しい気分になりながら観る類の映画だが(といっても私はダオスとオレステスそれぞれの、ヒュパティアに対する少女漫画的情熱にも心を動されていたんだけど)、世界の色々なところで宗教対立、民族対立、さまざまな対立が火を噴き、理性なるものへの信頼が揺らいでいる今だからこそ作る価値のあった映画だと感じる。
C-14219さん [地上波(字幕)] 9点(2015-04-11 16:05:51)(良:1票)
1.一応、大学で西洋史学専攻でしたし、歴史モノは好きですが、本当につまらん映画でした。映画館に行かなくて正解でした。
「宗教VS科学」なんて定型な古臭いテーマをこんなにお金をかけて、作る必要ってあったんですかね?福島の原発の事故の影響に脅かされている人間としては、本当にくだらないです。だいたい、「科学や学問に一途な人って、すてきだよね♪」って信じがたい。原発にしても、臓器移植にしても、クローン技術にしても、そんなに科学が素晴しいとは思えない。科学が進むと、結局、宗教や文化の積み重ねが試されることになるわけで、科学自体にはこんなにすてきなチカラがあるなんて思えないです。科学自体は「vs宗教」なんていえるようなものではないと思う。「vs宗教」なんて言う単純な図式で気持ち良いなんて人は、逆に危ない人たちじゃないの?この映画、すごく「マッチョ」で下らない。 女性を主役にしているところもあざとい。
グレースさん [DVD(字幕)] 0点(2011-09-12 20:51:02)
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【点数情報】

Review人数 22人
平均点数 6.73点
014.55%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
529.09%
6522.73%
7836.36%
8313.64%
929.09%
1014.55%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review2人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 5.00点 Review1人
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