31. 大変申し訳ありませんが、二人の間に愛はありません。 これはストックホルム症候群に引き戻された女性が、昔とは立場の逆転した男が再び固執してくる中、意識せず当時の自分と同じ状況である飢えと死の恐怖に男を陥れ、自分諸共死へ向かっていった物語です。 近年、子供が被害者となる事件を耳にすると、この映画を思い出します。 自由を謳歌するはずだった時間を奪われた人々の心の傷は、想像を絶する程に深く、癒しえないものなのでしょう。 【ぱいなぽ】さん [地上波(吹替)] 8点(2016-05-09 11:31:40) |
30.ゲットーでのルチアの胸中は諦めだと思っていましたが、再会からの展開を見ているとそれ以外に何かあったのか考えさせられました。しかし、これみよがしな「退廃」が前面に押し出されており、何なのかは判らずじまい。マックスはただのアブノーマルな男にしか見えず。陰鬱な画面の中での二人が辿る結末に監督の独り善がりを感じました。 |
29.なんかよくわからん。退廃的というのはわかるが、「愛の嵐」という感じではない。 とにかく好きでない映画ということは、はっきりしている。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 4点(2011-11-27 19:04:06) |
28.シャーロット・ランプリングとダーク・ボガードを使って、こういう映画になるというところがおもしろい。この2人でないと説得力がない映画でもある。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-11-23 00:42:18) |
27.女性監督が描くエロティックラブストーリーということで、 公開当時はかなり注目されていたが、設定に妙味があって興味を惹く。 収容所時代のシーンをフラッシュバックさせながら、幻想的な映像を織りまぜるという演出に、 前半は面白いなと思ったのだが、後半は普通のストーリー映画に・・・。 こういう展開になっちゃうと、ヒロインと男の過去にどの程度の深い結びつきがあったのか、 しっかりとした描写がないので感情移入ができず、ただ重苦しさばかりが目立ってしまう。 総体的に作品としての出来は悪くないんだけど、個性的なヒロインに+1点。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-09-25 01:57:28) |
26.ずいぶん前から知っていた映画で、批評やあらすじを読むことも多く、そのせいか私にとっては禁断の映画になってました、でもついに観てしまいました。 まず「嵐」ではないですね、残念な邦題です。愛を表現、語っているとも思えませんでした。愛とひとことでいっても色々ありますけどね。 「猫のようなルチア」もうコレしかないです、いつでも逃げられる体制をとりながらこっちをじーっと見てる、お腹がすいてるのに媚びない猫、アレなんですよ。 サディスティックで優位に見せながらどんどん溺れていくのは男で、だんだん冷静になっていくのは女、そんなことも思いました。「僕の天使」なんて言うあたりが子供ぽく、はしゃいでるみたいだ。 今だからそう感じるのかもしれないけど、性描写は衝撃というよりも観てるこっちが色々想像を掻き立てられる、背徳的な気分にさせられ、それがなんかイイ気分なんです。 映画としては、そうですねーカメラワークがあんまり良くないかな、だから淡々というよりダラダラ感になっちゃうような気がします。 なんといってもダーク・ボガードとシャーロット・ランプリングを得たことが大きいと思う。 もうこの二人、存在そのものが淫靡で耽美、ウィーンの街は退廃的、そして密室。体が覚えてしまった刻まれてしまった感覚、生か死かといったら死。エロティシズムだわー観てよかったです。 【envy】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-08-15 13:18:14) |
25.バレエダンスのシーンと退廃美という例のあのシーンを見ておけばまあそれでよし。 |
24.ダーク・ボガードが生理的に受け付けないという時点で無理な映画。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 2点(2007-10-12 16:37:17) |
23.男に従順、でも隙をついて逃げようとする女性の姿が猫に暗喩されているのが印象的だった。奇抜な設定ではあるけど、あえてナチを背景にする必然性はなかったように思う。ある程度想像できてもラストは衝撃的。 【こまごま】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-01-04 16:32:01) |
22.残念ながら ふうーーん。て感じ。すみませんでした。 【3737】さん 1点(2004-03-12 23:22:08) |
|
21.退廃的な映画。シャーロットが凄くいい。(ビデオ) 【zero828】さん 9点(2004-02-23 01:25:52) |
20.ナチ、異常な愛、未来の見えない暗い世相、シャーロット・ランブリングの妖しい容姿とくれば、この雰囲気しかないでしょうね。不思議な魅力のすごい女優さんです。人間が持っている、異常なものに対するあこがれ、人間的ではない堕落した感覚が、一歩間違えるとこういうことになってしまうのかもしれません。意外と、日ごろ報道されている、恨みや喧嘩による普通の殺人事件でも、実情はこうした異常な行動の果ての結果だったりする事があるでは。うーん、まあ、あまり踏み込んで知りたいとは思わないけど。 【パセリセージ】さん 7点(2004-01-28 00:59:46) |
19.何なんだろう、この雰囲気は。シャーロット・ランプリングの目の強さって凄いですよね。彼女は目だけで演技できる。「遠すぎた橋」でイヤな上官を演じていたダーク・ボガードは、ここでは格好良かったね。ナチスと退廃ってワンセットが多いけど、この作品ではそれが効果的だったと感じました。終わりしか見えない愛なんて、そんなもんだろうね。 【オオカミ】さん 6点(2003-12-16 09:37:21) |
18.♪「何が望みか訊かれたら」……この二人は「幸せ」だったの?でしょうね。 当時タイムリーに観てたら、エロいなーと興奮しただけかもしれない(エマニエル夫人 の前だし・・すいません!ジャンル違いすぎます不謹慎)。 ダーク・ボガードは、いろんな意味で可愛い男性です。ランプリングは、歌うシーンは勿論ですが、食べ方・歩き方が忘れられません。 観ているとこちらまで気分的に墜ちる感じが好き、せつない音楽のせいでもある。//フランス映画大丈夫で、結婚生活の長い熟女様には、50代にして今なお魅力的なランプリングの「まぼろし」もオススメです。 【かーすけ】さん 8点(2003-11-19 10:11:53) |
17.小生にとって世評が高いのに見ていない「幻の名作」だったのですが、数年前、リバイバル公開された時にようやく拝見できました。が…何や、これ? こんなママゴトみたいな代物の、どこが「デカダン」だの「頽廃美」だっていうんでしょう?? 映画の「え」の字も分かっちゃいないくせに、野心だけは人並み以上の女性「監督」が、この題材をちょっとムーディな映像で撮ったら、観客(と映画賞)なんかイチコロよ、とばかりにデッチ上げたのが、コレ。ナチの将校の宴会シーンにみなぎる、一種の精神的な汚らしさはどうだ。チンケな道行きに至る後半も、正直ムードだけでまったく意味不明じゃないか。ダーク・ボガードとシャーロット・ランプリングの起用が唯一の”救い”ではあるものの、それすら『地獄に堕ちた勇者ども』への冒涜だとすら思えてくる…。ちょっとこの評価は過酷すぎますか? でも、本当にこれほど失望させられた映画も小生にとては珍しいもんで。好きな皆様、ごめんなさい。やっぱり、「幻の名作」のままにしておけばよかった。トホホ… 【やましんの巻】さん 2点(2003-10-07 16:29:19) (良:1票) |
16.ストーリーは何ともヒドイ話なんですが、これでもかと選び抜かれた構図によって、異常なまでの緊張感に裏打ちされてるので、グイグイ引込まれてしまいます。単なる扇情的なコケオドシ映画ではなく、計算された不健全さみたいなものがあって、これが独特のアブノーマルな世界を形成していて、問題作と言われる所以でしょう。私にとっても「好きな映画」というよりはむしろ、「印象的な映画」「気になる映画」といったところです。 【鱗歌】さん 8点(2003-08-09 20:48:18) |
15.ダーク・ボガードがちょーいけまくり。わたしも彼とならあんなになりたい。ただれた愛に溺れて、ぐちゃぐちゃのどろどろのべとべとになって、汚れた愛の燃えカスになって死ぬの。 【優しく殺して】さん 10点(2003-07-19 09:22:58) (笑:1票) |
14.決して好きなタイプの映画ではないのですが、退廃的な映像と刹那の関係に惹きつけられてしまいます。 【omut】さん 7点(2003-06-17 01:59:58) |
13. 雰囲気はまあまあ良かったのですが、中盤以降の展開がだれまくりで、眠くなりました。それと、どう考えても分からないのですが、マックスはルチアにとっては忌まわしい存在ではあっても、積極的感情の対象とはなりえないのではないでしょうか? 【Olias】さん 2点(2003-05-11 01:27:18) |
12.彼らの間の”愛”というより、世間の常識、しがらみを超えてどうしようもなくひかれてしまう”業欲”にひきこまれた。 【さ】さん 8点(2003-05-04 18:00:43) |