2.パリ警視庁の白人エリート刑事とどこまでも陽気な地元警察の黒人刑事の凸凹コンビのバディムービー。
「ビバリーヒルズ・コップ」「48時間」「ミッドナイト・ラン」等、台詞の中にも次々にアメリカン・バディムービーが登場します。
フランス映画ですが、作品の空気はこれらのアメリカン・バディムービーに近いものがありますが、
映画のポスターが壁に貼られていたり実際の映像が登場したりと、
ベルモンド主演の「プロフェッショナル」という映画を一押しにしているあたりはやはりフランス映画。
最初はいがみ合っていた2人が次第に相棒らしくなっていくというこの手の映画のド定番の展開ですが、
主演オマール・シーがいいですね。この人のシリアス系の作品も見たことがありますが、
やはりこの人には本作や「最強のふたり」のように、陽気で天真爛漫なキャラクターが似合います。