コン・ティキのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 コ行
 > コン・ティキの口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

コン・ティキ

[コンティキ]
Kon-Tiki
2012年ノルウェーデンマークスウェーデン上映時間:113分
平均点:6.75 / 10(Review 8人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-06-29)
ドラマアドベンチャー実話もの
新規登録(2013-10-13)【レイン】さん
タイトル情報更新(2019-07-03)【Olias】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ヨアヒム・ローニング
エスペン・サンドベリ
キャストグスタフ・スカルスガルド(男優)ベングト・ダニエルソン
ピーター・ワイト(男優)スピンデン
セーン・ピルマール(男優)フロイヘン
小西克幸トール・ヘイエルダール(日本語吹替版)
音楽ヨハン・セーデルクヴィスト
製作ジェレミー・トーマス〔製作〕
製作総指揮ハラルド・ズワルト
配給ブロードメディア・スタジオ
ネタバレは非表示中です(ネタバレを表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
3.シュリーマンと、このヘイエルダールとが、「アヤしい考古学者」の二大巨頭だと思ってるのですが、どうでしょうか(え、ゴッドハンド氏も加えるべき?いや、あれはもう、アヤしくすらも無いので・・・)。
思い込みの激しさは、言い方を変えれば、男のロマン。女性の方がオトナなので、こうやって愛想を尽かされちゃうのですが、ロマンなんて、その先にしか、無いんです。
ヘイエルダールの説は、今では概ね、否定されてますよね。補陀洛渡海じゃあるまいし。
しかしこのヤンチャさが、映画では魅力的に映る。無責任で申し訳ないけど、オッサンたちが少年に見えてきて、いいんだなあ。
サメの群れの場面ではハラハラさせられますが、その後のシーンがまた良くって。主人公の顔だけにフォーカスされたショットから伝わる、孤独。その後、仲間の顔のクローズアップで、空気が一気に和らぐ。
海の神秘。海面下に何かが蠢くたびに、ヒヤリとして、ドキリとして。
結局、この冒険は意味のあるだったのか、どうなのか。いや、冒険は冒険自体に意味がある、それでいいじゃないですか。無責任で申し訳ないけど。
鱗歌さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-03-12 17:50:57)
2.ノルウェー映画史上最高額の製作費をかけ、本物の海で撮影することに拘ったというだけあって、映像の説得力が違います。また、要所要所ではVFXも使用されているのですが、こちらについても実際の風景との境目がまったくわからないという凄まじいレベルに達しており、よくぞここまでの映画を作ったものだと感心させられました。ビジュアルに関しては完璧であり、本作の監督達が同じく海洋映画である『パイレーツ・オブ・カリビアン』新作の監督に抜擢されたことにも納得がいきます。
ただし、残念ながら内容の方はビジュアルに追いついていません。コンティキ号漂流記を知った人の最大の関心事は、いつ死んでもおかしくない状況下で100日間も大海原を漂流するという大変なストレスをクルー達はどう乗り切ったのかという点だろうし、オスカーを受賞した1951年のドキュメンタリーも存在する中であえてドラマ作品として映画化することの意義は、クルー達の内面描写を充実させることにあったと思います。しかし、本映画化企画はクルー達のドラマをあっさりと流してしまうため、どうにもピント外れな内容となっているのです。このままではイカダが分解して全員死ぬから金属製のワイヤーで船体を固定させてくれと言うエンジニアに対して、航海技術に係る知識のないヘイエルダールが「説立証のためには古代になかった素材は一切使えない」と狂気に近い主張をしてワイヤーを海に投げ捨てるくだりなどは、掘り下げればかなり面白くなったと思うのですが。このあっさり感については、死去するまではヘイエルダール自身も映画化プロジェクトに関わっていたことから実在の登場人物達を悪く描けなかったという制約条件が働いたためだと推測されますが、保守的な描写を選択したために映画化企画そのものの意義が没却したのでは元も子もありません。
クルーは冷蔵庫のセールスマンに無線技士にドキュメンタリーのカメラマンと海の素人揃いで、当のヘイエルダールに至っては幼い頃の事故のトラウマから水恐怖症で泳げないというポンコツチーム。結果から振り返ると、専門家なら絶対にやらないような無謀な航海に無知ゆえの大胆さで挑戦してみたらたまたま成功したという話であり、ならば本作はクルー達の準備不足や不見識を見せることで観客の緊張感を煽るという方向性を志向してもよかったと思うのですが、この航海の困難性の煽りなどが不足しているため、気が付けば目的地に到着しておりましたという感じで冒険映画としても大きな山を作り損ねています。さらには、起こる危機が鮫関係ばかりという点も作品の単調さを助長しており、総じてイベントの詰め込み方が甘いように感じます。
ザ・チャンバラさん [インターネット(字幕)] 5点(2016-10-07 15:41:31)
1.映画になった「コンチキ号漂流記」。 自説を証明するため、1500年前と同じ仕様の筏(いかだ)で南米からポリネシアめざして8000kmの旅へ乗り出すトール・ヘイエルダールらは、学究心よりも冒険心にあふれた命知らずの男たち。 船よりも海面に近い筏での旅は危険もまた大きいのですが、本の中でも印象的だった、コン・ティキの下を巨大なジンベイザメがくぐり、夜間に海の生きものたちが燐光を放つのを肌で感じられるのは船ではできない体験、見ている側も太陽神を帆に掲げ、バルサの木で作られたコン・ティキの存在を身近に感じられるのです。 へイエルダールと陸(おか)で待つ妻との絆と葛藤も描かれ、これは本にはなかったプライベートな部分で、大半が航海で占められる映画のアクセントにもなっています。 現在では彼らが証明したかったことが立証されたとは必ずしもいえないようですが、たとえそうであっても彼らの思いは十分むくわれたのでは。 海で撮影することにこだわり、プール撮影でVFXを駆使した「ライフ・オブ・パイ」ほど映像的に洗練されてはいませんが、海と人間の知恵と勇気がスクリーンいっぱいに広がる素朴で力強い作品。
レインさん [映画館(字幕)] 8点(2013-12-31 07:04:54)
別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 6.75点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4112.50%
5112.50%
6112.50%
7112.50%
8450.00%
900.00%
1000.00%

【アカデミー賞 情報】

2012年 85回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2012年 70回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS