3.見た事の無いものが見れる、自分の知識が足らなければ、自分なりに補いながら見る。
スクリーンに映るものは現実ではないが、その世界観を咀嚼して、没頭するために足を運び、お金を払い暗い小屋に佇む。
それが映画だと思うし、ずっと思っていたはずだが忘れていたのかもしれない。近年アニメを見るようになるまで。
話は王道だし、人物は初見誰も同じに見えるだろうが、立ち位置と個性を与えキャラが立ってくる。(TVシリーズありきだが)
でも製作側がいちばん見せたいものは、重量物のリアルな動きなのだろう。
それでもその世界でのストーリー展開を見ているうちに、グイグイ引き込まれる、カメラは動き回り、カットも多い、
実際に聞いたことも無いが音もリアルだと思えてくる、メリハリの効いた演出に大満足となるエンディング。
主人公たちが友情を得て苦難に打ち勝つという、手垢の付きまくった大筋ながら、それをこんなに面白く仕上げられる事に感動さえ覚える。
モノクロ調で暗く、スローモーションを多用する実写映画は大いに参考にすべきだ。
追記’16/6/3
なにかと評判なので見逃していた4DXに挑んできた。初の4DXだったが、体験する価値あり!
4DX用の演出は製作サイドが行ったのだろうか?シンクロ率が高くて臨場感がハンパ無い
次第に慣れても来るし、ストーリーは熟知だが、それでもカチューシャ雨のシーンや
大きく戦車が傾くシーンなど身構えるほどの感覚、これはかなりのもの。
4DXに特化した作品なら+¥1,000も高くない、劇場に行く楽しみが増えました。