1.サリンジャーの半生が丁寧に描かれていて引き込まれた。
中でも彼の師とも言える大学教授との関係性がとても興味深かった。
出版社に断られても、とにかく次の作品を書け!それも駄目なら次だ!また次!次!とひたすら書くことが重要だという教え。
そして、ホールデンというキャラクターを長編で読みたい、それだけの魅力があるキャラだという助言。
それによりあの傑作は生まれたのだという事がわかってとても感動。
また、戦争での辛い経験や、晩年の隠匿生活までしっかりと描かれていたのは良かった。
「ライ麦畑でつかまえて」しか読んだ事がなかったので、これを機に彼の他の作品も読んでみたいと思う。