14.我が国のアニメ映画のご始祖様として、未来永劫古典として敬われ続ける作品だろう。 |
13.現在放送中の朝ドラ「なつぞら」、そのヒロインのモデルと言われる奥山玲子の名前を見つけたときには「おっ」となった。そのほか高畑勲、大塚康生、宮崎駿、森康二、小田部羊一と次々に大物が表示されてなかなか壮観。物語の感想としては、1968年という時代に随分ダークなものを作っていたんだな~という驚きが第一。全体的に暗く、ワクワク感等はほとんど無いが、ヒルダの心理描写という面においてはまずまずおもしろい。また名優たちによる声の演技も楽しく、見る価値はあったかなと。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-05-10 21:33:12) |
12.当時子供ながらにシリアスなストーリーにはまりました。テーマ曲が今でも思い出されます。 【HAMEO】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2010-02-04 16:17:25) |
11. 今をときめくジブリの大御所達がまだ若かったころの作品。彼らの技術的な早熟ぶりは動画の至る所に発揮されており、若き天才達の様々な苦悩、アニメーションの力を世に問うための並々ならぬ気迫は現在においても色褪せることはない。とくにヒロインのヒルダの表情の描写は白眉である。物語のキーとなる歌も素晴らしい。この作品が製作された時代は労働闘争などが活発化していたためか、ストーリーにも集団の団結、労働の賛美、貧富のない社会の構築といった社会思想が強く反映されている。このため表向きは子供用のアニメーションであるが、内容は決して幼稚ではなく、むしろエンターテイメント性を追求した(しなければならない)現代のヒット作品には失われた思想や情念が、良くも悪くも表れている場面が多く見られる(余談だが、宮崎駿の作品には、氏の考える理想の社会の一端が必ず登場するよう構成されているように思えてならない)。従って、これは子供と大人では見えるもの、感じられるものが全く異なる作品である。この作品が上映され40年近くが経った。社会は大きく変化し、当時の製作者達が掲げた理想も彼方に去ってしまった。が、今一度、当時には存在しなかった現代が孕む問題を投影しながら、別の視点から作品の解釈を試みるのも一興であろう。 【ジンギスカンマン】さん [DVD(邦画)] 8点(2005-07-27 21:42:29) (良:3票) |
10.現代っ子にはちとつらいかもしれないけど。この映画で東映動画を見るようになりました。無視できないアニメーションだと思います。行け~走れ~ホル~ス~♪が忘れられない。 |
9.【マーチェンカ】さんの仰るとおり、当時の学生運動、労働運動の影響が色濃く反映していますね。あたしゃ村人たちが団結するシーンで「インターナショナル」でも歌いだすんじゃないかとひやひやしちゃいました(アラぐるぐるサンったら今日は珍しく皮肉屋ねっ。ま、たまにはいいでしょ)。悪魔グルンワルドの造形は笑っちゃうくらいステレオタイプだし、ヒロインは市原悦子だし(当人の顔が脳裏に浮かんでしまって入り込めなかった)、話は急展開しすぎでおまけに大事なアクションシーンはストップモーションだし(ただしこれは、手抜きしたくてしたんじゃなくて、資金上、あるいは時間上の制約があったためだと思いますが)・・・といった突っ込みどころは多々あれど、やはり日本アニメを語る上で欠くことのできない作品だと思います。ヒルダのキャラクター設定とか、当時としては画期的だったんじゃないかなあ。 【ぐるぐる】さん 7点(2003-11-14 17:22:28) |
8.筋金入りの宮崎駿ファンとしては、見逃せない作品だと思い..観たのだけれど..期待ハズレ! これが子供向け? かと思うくらい暗い..時代的に仕方がないのか..作画の方はガンバってるんだけどね~ 肝心の内容が... 【コナンが一番】さん [ビデオ(邦画)] 3点(2003-11-14 12:32:23) |
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7.むかし東映マンガ祭りを楽しみにして観た時の得点です。バッチとかもらえるので嬉しかったなあ。大人になってビデオが発売されて、すぐに買ったんだけどまだ見ていないです。東映アニメの中でも「ガリバーの宇宙旅行」の次の次の次の次くらいに好きなマンガです。 【omut】さん 7点(2003-08-26 04:47:57) |
【MORI】さん 7点(2003-08-07 13:53:48) |
5.今は昔、小学校の校門前でおじさんがこの映画の鑑賞券をタダで配ってたんです。で、町の公民館で見たのだけど…正直、当時10歳のガキにも衝撃的だったなあ。今まで見てきたマンガ映画やテレビのアニメとも全然違う、その質の高さと新しさがビシバシと感じられて。続けて2回見たこと、そしてヒルダというヒロインに、幼心に”恋”したことを…。確かに現在のアニメの方が、絵も、技術もこの映画より数段発達しているのかもしれない。けれど、ぼくは今でもこの作品がアニメのなかでは一番好きです、愛しています。先にご指摘があったけれど、同時期にやはり公民館で見た『雪の状王』と、ぜひ2本立てで劇場にて再見したいものです。ね、ご同輩! 【やましんの巻】さん 10点(2003-05-27 20:30:16) |
4.真の宮崎ファンならコレを観ずして語れない。幼少の頃にTV放映時で観ましたが、絵柄や特徴でなんとなく宮崎駿が関わっているな…と分かりました。あの黄金トリオが手掛けたアニメと言う意味で、ある意味貴重な作品かもしれない。当時、本当にスゴイ衝撃を受けたアニメ作品で、少なからず影響を受けました。…ところで、当時もう一本観た外国アニメ映画で「雪の女王(旧ソ連/1957)」と言う作品が有りますが、宮崎駿監督が「私の原点といえる作品」と絶賛したアニメでも有り(…イヤ、高畑監督も影響されているに違いない!)、アンデルセンの童話原作としても有名だが、注目したいのは主人公・少女ゲルダ。本作の“悪魔の妹・ヒルダ”とも相似している上、ストーリーも非常に酷似している。要するに、本作は「雪の女王」のオマージュ作品なので有る(悪く言えばパクリ)。…とは言え、当時の日本アニメ界では最高作品なのでそこは評価したい。また、日本アニメ界(ゲーム「ゼルダの伝説」含)に影響をあたえた意味でも「雪の女王」の方は一見有り。古い作品だが、宮崎監督ご本人が言う通り作品の原点が垣間見れる筈だ。 【_】さん [地上波(字幕)] 6点(2003-04-13 00:03:22) |
3.(ネタバレ注意) この傑作アニメの最大の欠点は主人公・ホルスに魅力がない、ということだろう。狼の群れを相手にピンチになったときは岩男に助けられ、グルンワルドにはあっけなく谷底に落とされ、オバケかますは自滅したにすぎず、ヒルダとの出会いではリードされっぱなし。さらにヒルダがひとり思い悩んでいるところへどこからともなく現れて、よせばいいのに勇気づけようとする。(こういうときにはそっとしておいてやるものだろう) いちばん魅力的な登場人物はヒルダだと思うが、忘れてはならないのが彼女のマスコットでもあるリスのチロ。端役でありながらこの物語のテーマそのものを熱弁するおいしい役だ。 【バナナミルク】さん 7点(2002-12-21 04:23:31) (笑:2票) |
2.当時としては出来が良すぎるんだよ。あたしがこれ見たのは学生になってからなんだけど、この当時の東映動画・東京ムービーの社員の力は本当に凄いというしかない。 【奥州亭三景】さん 10点(2001-09-18 19:47:14) |
1.子供も頃に観たアニメで、無茶苦茶面白い!って思っていたら、なんとこれって高畑勳、宮崎駿、大塚康生が結集して作られた作品だったんですね。声優陣も市原悦子、平幹二郎、東野英治郎と渋過ぎます。 【イマジン】さん 10点(2001-08-16 12:25:29) |