1.前作に比べてメインキャストの平均年齢が下がるので迫力にかけるかもなと思いつつ劇場の席に着いたのですが
そんな心配は杞憂でしたね。鈴木亮平がね。怖かったです。
笑いの演技が恐ろしかったですね。笑いと恐怖って表裏一体なのかもしれませんね。
笑いが怖いというのはグッドフェローズのジョーペシなんかを思い起こさせるんですが、
あのキャラクターの怖さと鈴木亮平演じる上林の恐ろしさはまた別物なんですよね。
上林はヤクザというより悪魔みたいな恐ろしさでしたからね。
ベテランの役者陣の演技もお見事でした、そんな彼らが上林と対峙する度何かが起きるのだろうとヒヤヒヤしながら見る事が出来ました。どんな役者たちと肩を並べもまったく食われないどころか食ってしまっていた鈴木亮平の迫力にあっぱれ。
物語は前作とは対照的に組織の戦いではなく日岡VS上林の対決に突き進んでいきます。
前作はストンと納得出来るような落としどころで終わるのですが今作はどこかシコりが残るような感じ。
その辺りが評価の分かれ目になるかもしれません。