73.ひと時代前のヨーロッパ感いいですね。 風景とか景観とか、すごく美しくて素敵。 最後は気持ちよく終われたのでヨシ。 そこに至るまでが若干長いのが気になるかな。 すごく合ってる良い邦題だと思うんですけどね。私は好きです。 主役は女性。男性はあくまで引き立て役。 そういう意味で少し感情移入しにくかった。 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-04-15 12:52:31) |
72.へぇ~、脚色を、エマ・トンプソンが。少々長いけれど、観ている者を飽きさせないし、人物描写も細やかでいて説明臭さがまるでない。スゴイ才能です。・・・ま、私のお目当ては、イモジェンだったのだけれど。この後の『十二夜』の方がキレイですね、彼女。こんなヤな女をシレっと演じてしまうあたりが、やっぱり好きだなぁ~。それはともかく、マリアンヌが重篤に陥った際の「何かできることはないか、気が狂いそうだ」というブランドン大佐の一言にシビレました。そう、これぞ、THEイイ男。俗に、「女は愛されて結婚するのが幸せだ」とか言われますが、それはちょっと違うんですね。愛にもイロイロあって、こっちが何とも思っちゃいない上にそのことを伝えているのに自分の愛情を一方的に押し付けてくる男の場合、周囲はお節介にも「あんなに思ってくれているのだから」と前述のセリフを吐いたりするのですが、女にしてみりゃ、ただのイイ迷惑なわけです。これが、社会的地位や金のある男ならなお厄介。鬱陶しくて殺してやりたくなります。殺せないのがまたムカツクんですけれども。・・・が、このブランドン大佐はそうじゃない。マリアンヌの気持ちを第一に、どんなに愛していても引き際を知っている。これが肝心なのです。こういう男になら、最初はともかく、結果的に愛されるのが幸せにつながるのです。でも、これは男に限らず女だって同じですよねぇ。自分の思いより相手の気持ちを慮ることができる。エリノアがそうですね。結局、二人とも長く幸せをつかみ損ねてきましたが、ようやく愛の実りを手にします。ま、現実では、実りなんか手にできずに朽ち果てていく“良い人”の方が圧倒的多数でしょうが。ただ一つ言えることは、押し付け愛のような図々しい愛し方をする輩は、手にしたと思った愛の実りを、ほぼ例外なく自ら手放さざるを得なくなるのです。当ったり前だろ、と言ってやりたくなりますが、もちろん小心者の私は言いません。、、、何だかよく分からないレビューになりましたが、なかなか楽しめる作品でした。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-10-20 01:57:41) (良:1票) |
71.オースティンと言えばイギリスの田舎貴族の山有り谷有りの婚活物語、こちらも腰を落ち着けてじっくり楽しめる作品。とにかく風景を眺めるだけでもううっとり。ヒュー・グラントはどうにも甘ったるい二枚目顔が鼻につき、知性がドレスを着ているようなエマとお似合いとはとても思えない。が、役のお陰でこの作品での彼は普段より印象が良かった。つい微笑を誘うマーガレットの可憐さにもにっこり。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-10-24 12:57:58) |
【ホットチョコレート】さん [地上波(字幕)] 7点(2012-06-01 21:02:00) |
69.演技と景色の素晴らしさを味わっているつもりだったが、ハッピーエンドのストーリーも悪くなかった。ただ、台湾人の監督が19世紀イギリスを、きちんと描けているかどうかまでは、日本人の私にはわからない。 【みんな嫌い】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-05-28 15:46:57) |
68.英国貴族のハッピーエンドなロマンス物語だが、いかにも品があって格調高い。原作小説が素晴らしいからだろうが、脚本も優れている。これが主役をつとめたエマ・トンプソンの脚色だというのはすごい。 映画は理性的な姉と感情を素直に表す妹との対比がよく出ていて、これが原作の“Sense and Sensibility”ということか。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-04-09 23:34:42) (良:1票) |
67.イギリステイストがある作品は上品で雰囲気があってよいですね。美人姉妹の恋愛騒動は結局落ち着くところに落ち着きそうな雰囲気ぷんぷんなので,比較的安心して見られますが,それにしても一難去ってまた一難という感じで結構目が離せない,おもしろみのある作品だと思います。それにしてもアラン様が素敵すぎる映画ですね。おじ様好き,美声好きな方は是非吹き替えでなく,アラン様の素敵ボイスもご鑑賞下さい。 【さそりタイガー】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-02-23 22:47:23) |
66.退屈な映画だった。綺麗どころがケイト・ウィンスレットしかいなくて見ていて華がない。 【承太郎】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2011-07-12 02:24:41) |
65.とても心がきれいな人たちと、ちょっぴり心が貧しい人たちと、ひたすら普通の人たちの共演。これは、近代ヨーロッパを舞台にした、一昔前の少女漫画的なストーリーじゃないですか?テンポが速いわけではありません。ですがなぜか飽きない奇跡のバランス。飽きなかったひとつの原因は、ところどころに、人が気になるような謎を入れているからですよね、きっと。エドワード・フェラース(ヒュー・グラント)やウィロビーが何故会いに来ないのか、その理由が知りたくなってしまいましたからね。とても面白い映画なのに、なぜか人に薦める気にはなれません。でも間違いなく面白いです。でも、お薦めするほどではありません。 でも、見ないと損するような気もします。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-07-09 19:41:08) (良:1票) |
64.<原作未読> 昼ドラっぽくもあり結構笑えた。別に悪い意味ではなく本当に面白かった。そして俳優陣はみんながハマリ役と言えるほどで、ヒュー・グラント、エマ・トンプソンなど主要な人はもちろん、大して出ていないヒュー・ローリーさえもとても印象に残っている(いいキャラだったからではあるが)。アラン・リックマンも某テロリストのイメージから一転、つらい過去を背負った英国紳士を見事に演じています。美しい風景の中で展開されていく恋愛物語だが、マリアンヌの感染症は取ってつけたような印象もアリ。無論、原作でそうなってるなら文句はない。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-08-28 21:31:37) |
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63.「分別と多感」あるいは「知性と感性」と訳されているオースティンの原作。「プライドと偏見」と比べるとこちらが好き。レイチェル・リーがかわいい!より心のうちを描けているし、演技もすばらしい。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-07-06 13:28:22) |
62.ジェーン。オースティンの作品に関心を持つようになった映画。 良い作品だと思います。 【りえりえ】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-01-23 23:49:37) |
61.原作が良いせいでしょうか、これもアン・リーの演出の巧さを再確認しました。エマ・トンプソンの脚本と芯の強い長女役にハッピー・エンドの素晴らしさには、もう一つの「若草物語」をだぶらせるようで、実に爽快!! TV「DR,ハウス」のヒュー・ローリーが少しだけ顔出してました。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-11-25 15:54:14) |
60.ジェームズ・アイボリーにしろカズオ・イシグロにしろ、けっこうイギリス的な気分てのは非イギリス人によって継承されていて、台湾の監督がジェーン・オースティン撮ったって不思議はあるまい。クラシック音楽の担い手が西欧に限らなくなっているのと同じことだ。でイギリス的とは何ぞやというと、馬車の似合う風景、婚期を逸した娘、大団円の満足感、といったところか。ささやかな不幸とささやかな幸福の家庭劇、分別過多の娘も多感な娘も、それぞれ幸せを得ましたとさ、って。とかく“いいかげん”と見なされがちなハッピーエンドも、“大団円”としか呼べないようなツボにはまる正確さを伴えば、よしよし、と心が満ちる。一度陰った気持ちが曇りなく晴れ渡る。二度目に大佐に抱かれて雨の中を戻ってくる次女、反復の妙。画面の遠くの庭師たち、あるいは働く下僕らの足音など。もひとつハッとする瞬間がほしいという気もするが、そういうことするとレースの手触りのようなトーンの傷になってしまうのかも知れず、エドワードが女性二人を見るとこなども、実に淡々と、笑いを取ろうとしてないのが、かえって好感。イギリス的だ。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-09-06 11:59:49) (良:1票) |
59.女性側の人物描写がいいと思います。女性の原作らしくハッピーエンディングですし、観やすい映画だと思います。個人的には日の名残りの方が好きですが。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-03-29 20:19:53) |
58.紳士の国のメロドラマ。 登場人物たちが個性豊かで、人間関係のしがらみなどもあって非常に面白かった。 当時の風習だとか、考え方のようなものもよく表現されていて興味深い。 基本的にはいい人ばかりではあるけど、それぞれの事情や立場なんかもあって、なかなか物事が良い方向には進まない。 でも、そういうもやもやした感じもこの作品の魅力のような気がする。 ラストの晴れ晴れとしたハッピーエンドも心地好かった。 役者の良さや風景の美しさも手伝って、名作と呼べる作品に仕上がっていると思う。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-01-25 12:18:29) |
【マー君】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-10-03 00:26:59) |
【ケンジ】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-12-08 20:02:38) |
55.ジェーン・オースティン、イギリス、エマ・トンプソン。これだけでなんとなくどういった雰囲気の作品なのかは想像がつくけど、観ているうちに細かい部分の違いはあれどドラマの「高慢と偏見」が思い出されました。あっちもこっちも金持ち男への嫁入り物語。正統派恋愛モノと言えるけど、ネチネチ、メソメソ、ドロドロしてなくて淡々としていて上品、所々皮肉でコミカル。けれど人の業とか欲の部分もキチンと描かれてる上質の恋愛モノだと思う。穏やかなイギリスの風景も素晴らしい。そしてラストまでのその歯がゆさといったらない。けれどその分、溜まったうっぷんが一気に晴れるラストは知らず知らず顔がほころんでしまいました。エリノアとマリアンヌの対比は見事。しかし、演技では文句なしのエマ・トンプソンなんですが、エリノア役は少々無理があったかなぁ。すっかりダメ男が定着してしまったヒュー・グラントはピタっとハマっている他のキャストの中で浮いた存在になってしまっている感アリ、でも色モノ脇役みたいな雰囲気でもありちょっとうれしかったりする。アラン・リックマンでしょう、拝みたくなるほどいい人でしたねぇ。あんな人にあそこまで想われ愛されたら、それこそ女冥利に尽きるというものデス。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-08-21 10:49:25) |
54.様式時代物の体裁を纏ってはいますが、中身は完全な「ラブコメ」そのものですね。各人物の関係や動きなどはなかなか凝っていますが、場面場面が比較的短時間に抑えられているのが惜しく、せっかく巧者の俳優を集めたのですから、もっと長い会話と芝居の応酬が見たかった。しかし、本作のMVPは何といってもケイト・ウィンスレット。当時20歳、映画デビューした直後とはとても思えないほど、台詞のない場面でも確固たる存在感を示している。エマ・トンプソンも、いつものように堂々と風格のある芝居をしているが、内心ではびびっていたんじゃないだろうか。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-08 00:14:14) |