6.二作目=白石加代子とも言える作品だが、相変わらず梶芽衣子や周りの役者陣の演技が凄まじい。
特に今作では多かったレイプの演技は、男女共に迫力が伝わってきて良い。ただし、カメラのアングルは酷い。
当の内容だが、1作目がヒットしたため、儲かった金を2作目に注ぎ込みました、という典型的な映画の例だろう。
姥捨ての演出などは特に気合いが入っていたが、前作の女囚さそりがスタンダードとするならば、これには興醒め。
拘って名作にしようとする無駄な演出が余計で、前作のように素直に楽しめることができなかったのは残念。
ただ、ロケ地やセットのクオリティが非常に高かったので、刑務所内以外でも女囚の雰囲気が出ていたのには関心した。