6.子どもに夢を与えるはずの人形劇で、どこまでえげつなくできるか、その相性の悪さを楽しんでいる映画。コマ撮りじゃなくて指人形やぬいぐるみの形。だからセットの外に出てる全身のシーンになると(たとえばゴルフ場とか)しらけてしまう。マスコミの銀バエがうんこをむしゃむしゃ食べてるとこが一番えげつなかったか。あとウサギのステージでの嘔吐なんてのもあった。蝿がトイレの水タンクの中で想像してんのは面白かった。狐のソドミーのうた。ベトナムもの映画のパロディ。えげつなさを楽しんでる映画ではあるが、えげつなさの拠って来たる所以とかいったものには興味を示さない。そういうものを究明する映画ではないが、それにしてもなぜ私たちは「えげつないもの」を顔をしかめつつも好きなんだろう。監督のなかから本作や『ブレイン・デッド』の要素が消えてしまうのは惜しい気がする。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-01-04 09:48:48) |
5.いやぁ、これは凄まじい。無表情なパペット達があらゆる方法で殺し合えば合うほど、その奥に隠されている本当の表情を想像させてしまうという仕掛け。残虐極まりないブラックジョークの数々に圧倒。でも爆笑しました。「チーム・アメリカ」と双璧を成す伝説のパペット映画に認定。 【j-hitch】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2012-07-21 03:29:35) |
4.うわわわわわわわグロいよグロいよグロいよ。「ピンク・フラミンゴ」を“無邪気で微笑ましい映画”、「ネクロマンティック」を“勇敢で誠実な主張”と思った頭のネジ飛び子が、この作品を観た後は流石にご飯が全く美味しくなかったです。いやもちろん完食しましたけどね。個人的に今まで観た映画の中で1番グロいと感じた作品です。何と言うかやっぱりね、カバは怒ると怖いんです。あいつらのらりくらりと日がな1日水に浸かっているくせに、流す汗は血の色をしているというアバンギャルドぶりだし、スイカも皮ごと食べるというアグレッシブさだし、実は本気を出したら40キロのスピードで走れたりするんです。それはそれは恐ろしい奴らです。あの勇敢なマサイ族ですらカバには近寄らない位ですから。あれ?何か言ってることがおかしいですね。映画の内容はショービジネスの裏側を描いたもののはずなんですけどね。でもまあ観た方は分かると思います。ともあれ個性の強い映画が好きで、かつ、ある程度エログロに耐性があるという方にのみお薦め致します。 【ひのと】さん 7点(2004-12-11 22:41:45) (笑:1票) |
3.ある意味、すごい映画だった。もうエログロ満載だ。これを実写でやっても、ただの悪趣味な映画だが、登場人物全部がヌイグルミというところがアイデア賞ものというか、目のつけどころがうまいというかか。ストーリーはほんまくだらんかったよ。舞台裏の群像劇に犯罪と恋愛がからんだ話。でもヌイグルミやパペット達がよくできてるしキャラもたってるんで、思わず最後までのめりこんで見てしまった。エログロさもかなりスプラッター。ほんと、よくこんなの映画にしたなって感じ。エログロに耐性ない人は観ないほうがいいす。耐性がある人は一度はふれていいんちゃうかな。この異様な雰囲気の世界に。ただご飯食べながら絶対見ないように。すごいシーンあるから。吐くかもしれん。このアイデアとよく作りこんであるので、不本意ながら満点。 【なにわ君】さん 10点(2004-05-24 02:39:05) |
2.グロいよねえ。こんな悪趣味極まりないキワモノ映画を作ってた野郎が『ロード・オブ・ザ・リング』を撮るにいたるってのも、人類の”進化”の証明(?)と言えるんでしょうか…。もっとも、作品は実に面白い。十分に愛らしいパペットを使って、スプラッターな狂騒的ドタバタ残酷喜劇を展開するっていう、発想そのものがなかなかです。つまり、趣味の良い悪趣味ってやつですな。 【やましんの巻】さん 7点(2003-06-06 15:04:21) |
1.こんなにも下品でエロい人形劇は見たことがない。でもただの人形話とあなどってはいけません。すごくよくできてます。そして笑えます。このセンス、ただ者じゃありませぬ。 【あろえりーな】さん 6点(2002-08-19 00:21:24) |