135.可もなく不可もなくといったところ。リアルタイムで事件を体験した世代でもないため、如何にして事件を解決していったかを分かりやすく手堅くまとめていた。感動的に盛り上げるような場違いなBGMがなければ、もう1点差し上げたかったのに。 |
134.連合赤軍側の描写やマスコミなどの視点を廃し、警察側の視点のみからあさま山荘事件の突入作戦を再現した作品。 長野県警、中央で行方を見守るお偉方に、中央から派遣されてきたエリート。そして命がけで突入作戦に参加した機動隊員たち。その苦悩や奮闘ぶりだけを描く方が楽であったと思いますが、それだけにとどまらず、見苦しい面子の張り合いや無能ぶりが強調されているのが意外でした。 だからこそ突入作戦の最前線の混乱ぶりや迷走ぶりも含めた(電線を切ったか?切りました!などは信じられないレベルの話ですが…)それぞれの立場で事件に関わった警察官達の人間ドラマとしては見応えがある作品です。 しかし、事件そのものや、その時代背景などにはほとんど焦点が当てられていないだけに、その辺のことももう少し触れてもらいたかったと思います。 【とらや】さん [地上波(邦画)] 6点(2013-05-12 22:03:04) |
133.日本の事件史に残る「あさま荘事件」を、敢えて警察組織側からの目線のみで描いた今作。 事件解決に挑む警察官それぞれの奮闘を描き連ねるものの、そこには爽快なヒーロー像は存在せず、むしろ時代の過渡期の中での警察組織の“未成熟さ”を如実に表していることが、とても興味深かった。 事件解決に挑んだ警察官たちの働きを美談的に描いたドキュメンタリーも多々あるであろう中、最もエンターテイメントに徹していいはずのこの映画が、現場に居合わせた人物たちの良い部分も悪い部分も含めた“人間らしさ”をありのままに描いていることに、作り手の潔さとそれに伴う説得力を感じた。 組織としてあまりに未完成な醜態をさらす映画の中の警察には、正直観ていて辟易してきた。 ただし、まだまだ経験値の乏しい“途上中”の国の中で起こった事件に対して、その対応に追われた警察の実態はまさにこのようなものだったのだろうと思えた。 そして、実際問題右も左も分からぬままで、文字通り命をかけて解決に臨んだ熱さには、作り物ではない感動を覚えた。 社会と組織がもっと成熟していれば、幾人かの命が消えることも無かったかもしれない。 でもいつの世であっても、“今”を生きる者は、そういう“命”の犠牲の上に立っているものだろうと思う。 【鉄腕麗人】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-10-12 14:51:25) |
132.いったい何を描きたかったのか、さっぱりわからない映画。 本作では連合赤軍側の描写はいっさい描かれておらず、警察側のみに視点を当てている。 2時間ちょっとの映画で両方描くこと自体無理なのだが、それにしたって、 事件の解決に当たった警察側の凄絶な奮闘ぶりを描きたかったのか、 そこに携わった警察官の家族の苦労を描きたかったのか、まるで見えてこない。 とにかくすべてが中途半端であるばかりか、おちゃらけたシーンがやたら出てくるので、 緊張感さえ感じることができなかった。 この映画より、今まで放映されたドキュメント番組の方が数倍いいと思う。 【MAHITO】さん [地上波(邦画)] 2点(2011-08-13 07:41:09) |
131.当時を知っているものには、説明不足部分も埋められ、それなりに観られるが、それでも、それだけなのでこの点数。事件を知らない世代には、たいした映画とは思われないのではないか。 【ダルコダヒルコ】さん [地上波(邦画)] 4点(2010-05-05 16:22:21) |
130.全体的に中途半端という印象。 重厚なストーリーかと思えば軽い部分もあるし、おちゃらけてるかといえば、そういうわけではなく。 扱ってるテーマがテーマなので、もっとどっちかに偏った方が観てる方も引き込まれると思う。演じてる役者も、どっちに傾けばいいのかわからん感じで演じてるように見えた。 それにしても、長野県警の扱いはフィクションとはいえ、可哀想w 事実であったにせよ、事実じゃないにしろ一番踏んだり蹴ったりでしたね。 あと、藤田まこと演じるお偉いさんは、なんか良いこと言ってるように見せかけて、いい加減極まりない。適当な人間が意図的に「ふだん、適当に見せかけて俺実は考えてんねん」的な人物像を作ったような感じがしてひどく嫌悪感を感じた。 あーいう人間が上に居ると下はたまったもんじゃない。つべこべ言わず、てめーが動けって気分にさせてくれたし、 長野県警にも、出来ないくせにしゃしゃり出てくるな!ピンチになったらこっちへ放り投げるくせに!という現実社会で味あわされる気分を思い起こしてくれた。 狙った皮肉なのだろうが、見てて良い気分にはならない。 そこをえぐるならきっちり消化させてくれって感じだ。 【バニーボーイ】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-07-04 22:26:21) |
129.お腹がよじ切れるようなおもしろさ! 「解決に向け一丸となって」というよく聞かれるフレーズがいかに現実ばなれしたものか、ひしひしと伝わってきます。世の中をダメにしていくのはこうした奇麗事や理想をわめきちらす人々で、世の中をなんとか維持してるのは、彼らの下で不条理な戦いを強いられている人たちですね。あちこちにそうした風景への風刺やギャグをちりばめて抱腹絶倒の喜劇に仕上がっています。もちろん長野県警の役回りはちょっと気の毒ですけど・・・。 【きのう来た人】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-02-08 06:14:43) |
128.面白かったです。人間が大勢あつまって仕事をすると、こんな感じになりますよね。警察なら、なおさらでしょう。すごくリアリティがありました。現場仕事をしていた頃のことを思い出します。身につまされる映画で、見ていて疲れましたが、満足感がありました。役所広司は、やっぱりうまいですね。 【コウモリ】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-09-30 23:28:14) |
127.実話ものというわけですが、映像も良くも悪くも実話的で、緊迫感はあるが迫力にいまいちかける。だったら、もうちょっと細部までかいて欲しかった。犯人側の動機も説明不足であっさりしすぎてる。これだったらドキュメントのが面白いのではないかと。 【すべから】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2008-06-30 17:11:11) |
126.グダグダですね。これで人質が助かったのは奇跡に近いですよ。 【Yoshi】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-04-30 00:33:13) |
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125.事件を知っていることが前提?犯人側の行動がほとんど描かれておらず、警察内部のごたごたを延々と見せられて正直退屈した。ただ、全体として豪華なキャストと重厚な作りは評価できる。 【mhiro】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2008-04-04 10:24:35) |
124.ヌルく牧歌的なシーンと緊迫感を持たせるシーンのバランスが絶妙で、中途半端な感情移入やお涙頂戴にならない所が好感。ドロドロしたどうでもいい派閥抗争やダンドリの悪いグダグダな突入シーンも、面白く観させる手管は見事。 当時は、母が胎教代わりにこの報道を観ていたらしい。そうか。私が中途半端に社会派好きな理由は、この胎教が原因なのかも? 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-02-13 22:55:29) |
123.狙いはわかるものの、こういった事件を扱うのに一方しか描かないのは如何なものか。 観客がこの事件を知っていることが前提になっている。 【カラバ侯爵】さん [DVD(邦画)] 2点(2007-11-20 15:30:21) |
122.日本の本物の役者が多数出演。リアルタイムにみていない世代なので点数は付け難いが、役者陣に7点。 【あるまーぬ】さん [地上波(邦画)] 7点(2007-07-31 17:06:03) |
121.稀に見る無難さです。良いところを言えといわれても、特になかったし、それじゃあ悪いところは、といわれても、特になし。点数でいうと4だと低いし、6だと高い。だから5点を謙譲します。 ぶっちゃけて言いますと、某局のプ○ジェクトXで取り扱ってた方が面白かった。 【SAKURA】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-02-19 23:07:14) |
120.佐々さんの当時の記憶が、事実と違っているという証言が多いらしいが、これは佐々さんの記憶に基づいているのだから仕方ない。それにしても、期待外れ感が非常に大きい作品。もう少しシュミレーション的要素が強いと思っていたが、物語は淡々と進むし、何かNHKの出来の悪いドキュメンタリー番組を見ているような気分にさせられた。また、ぶつ切りされた不自然な編集も違和感ありまくり。せっかく大勢のエキストラを動員したのだから、もう少しそれを画面に生かせなかっただろうか。 【ドラりん】さん [地上波(邦画)] 5点(2007-02-18 23:29:34) |
119.当時のことはよく知らないので勉強になりました。警官が死んだのは後藤田正晴の責任でしょう。 【doctor T】さん [DVD(邦画)] 5点(2006-12-26 02:47:32) |
118.なかなか見ごたえのある作品でした。当時は私は生まれていなくて、鉄球などの映像は記録映像やニュースなどでしか知らなかったので、「なるほどこういう作戦だったのか」と感じました。現場の緊迫感と混乱が生々しく描かれ、しかも警官同士のプライドと規則の板ばさみによる葛藤も見られて、外国の警官映画のようなヒーローというより、地に足のついた警官像が見られて興味深かったです。そして唸ってしまったのがこの台詞。「どいつもこいつも現場指揮官になった気でいやがる」…現場の事は現場の人しかわからないんですよね。 【次元転移装置】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-06-16 11:37:59) |
117.犯人と警察が対立して、「おっ」と思ったけど、それからはずっと似たようなシーンが続いて飽きる。そして物語の本体は、犯人との駆け引きより警視庁の理不尽さと長野県警の無様さのほうが詳しく描かれている。これじゃあ面白くないよ 【ラスウェル】さん [ビデオ(吹替)] 2点(2006-05-21 21:12:12) |
116.現場の混乱が生々しく伝わってきて、「そうそう、あるある、こういうの」とか「いるいる、こういう人」というように感情移入して見ることができました。視点を警察側に絞って犯人側の様子が全くわからないところも、リアルタイムで現場にいるかのような感覚を味わえてよかったです。 【ジントニック】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-05-05 22:11:04) (良:1票) |