19.信念を貫いた挙句にとうとう処刑されちゃう人よりも、あとでこっそり「それでも地球は回ってるのだ」とつぶやく人の方が、何となく親近感が湧くのですが、それはともかく。 本作、重厚と言えば重厚、配置される登場人物たちになんとも動きが乏しくって・・・何だかまるで絵画でも見ているかのような。ただそこには、ある時は風が吹き荒れていたり、ある時は窓の外に雪が降り続けていたり、という移ろいがあって。 いついかなる時でも信念の人。うむ。信念が揺らいでこそドラマも生じようというもんですが、最後まで信念を貫いてしまい、その信念は処刑すらも様式化させる。いささかストイックに過ぎる、信念の映画でした。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-03-22 20:03:09) |
18.昔の、イギリスの、国と法律界と宗教界の話でした。初代のエリザベス女王の映画見てると、このあたりの話が出てくることが多いんですが、歴史の背景がわからないと、物語自体を理解することは難しいです。かなり地味で、思想的な話が中心となるので、そういった話題に興味がないと、死ぬほど退屈するでしょう。こんなところにあの人が、みたいな人探しをするには面白い映画でもありました。 【shoukan】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-09-06 20:08:08) |
17.トーマス・モアは理想主義者として知られ、「ユートピア」を書いた。彼の理想とするユートピアとはどのようなものだったろうか。映画では、それを図り知ることはできない。 また自説を曲げない相当の頑固者だったらしい。それは映画では否応なく描かれている。ただあまりにもきれいすぎて嫌気が起こるくらいである。ヘンリー8世もアン・ブーリンももう少し出てくるのかと思ったら期待はずれ。それゆえ物語の展開が少なく、おもしろさがない。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-07-28 05:48:51) |
16.『ブーリン家の姉妹』と同じ時代を描いているのですが、すでに歴史を知っていることが前提なのか、話が早く進みすぎる感じでちょっとついていけないところもありました。主人公が法律家と宗教家を都合のいいように使い分けている気がして、あまりいい印象はありません。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-06-20 12:44:12) |
15.キリスト教徒を描いた映画って大抵こんな感じ。ピンとくるはずがないというか、感性が違いすぎます。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 3点(2010-03-20 17:09:33) |
14.難しすぎて眠くなりました。トーマスモアはただの宗教家か何かと思っていましたが勉強になりました。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-03-08 00:24:45) |
13.信念をここまで貫き通せる男の人生に憧れつつも、同時に遠巻きに見てしまう。どうも尻つぼみな感が否めないのはどうしてだろう。敬虔な信者なら感動するのだろうか?…そんなことを思いながら観てました。期待しすぎでしたね、残念ながらこの点数です。 【kinou】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-04-10 22:10:37) |
12.政治的なことも宗教的なことも良く分からなかったです。 人の奥様のことよりも、自分の奥さんを大事にしたほうが・・と思ってしまいました。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-12-26 15:16:27) |
11.アカデミー賞の何部門かを受賞している本作ですが、どうもつまらない。主演男 優賞のポール・スコフィールドは舞台俳優で、このモア役も舞台で鍛え上げられていた役だけに、そのあたりが映画的というより演劇的な匂い袋なる因でしょうか。沈黙、沈黙と言いながらスコフィールドは一人しゃべりまくっている・・・。バイト数がつきるほど書くこともないのでこのへんで。 【彦馬】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2005-08-02 23:27:17) |
|
10.いくらなんでも起伏がなさすぎる気が……。史劇が好きな方はともかく、それ以外の人が観て「おもしろい」と思うかはかなり疑問です。 【K】さん 5点(2004-09-12 13:04:48) |
9.トマス・モアを描いています。 このての映画が好きな人には、傑作なのかもしれないけど、面白いなあと思いながら観た割には、退屈な印象が。 【clown】さん 6点(2003-12-17 05:02:23) |
8.”羊が人を食う”で有名なトマス・モアの生涯を、16世紀当時の宗教観や個人の思想信条の自由と絡めて描いた傑作です。ロバート・ショウ(どうしても”へスラー大佐”のイメージで観てしまう(笑))とポール・スコフィールドが、がっぷり四つの演技で堪能させてくれます。いかにもイギリスらしい映画だね。オーソン・ウェルズやジョン・ハートが出ているはずなのに、わたし的には印象に残らなかったのが不思議です。 【オオカミ】さん 8点(2003-11-29 01:35:16) |
7.高校時代に学校行事で見に行かされた。カトリックの高校だからしゃーないけど、そういうふうに人から見ることを強制されるのって、イヤだな、私は。でも、腹立ってるのはそんなことじゃない。下見に行った地学の教師が、あろうことか前日の授業のときに「最初から最後まで」ネタバレしつつストーリーを話しやがったのでございますよ。全部よ、全部。ありえないでしょう、あのヘボ教師め! たいして相手が期待してない映画に関してだって、絶対にやっちゃいけない、最悪のルール違反だー。あ、でも今思い出した。あの人自身、敬虔なクリスチャンだったのよね。思わず言いたくなるほど感動したのかもしれないなあ・・・いや!だからといってね、やっぱりやっていいことと、わるいことがありますよね(キッパリ)。世の中で、教師の独善ほど困ったもんはねーぞ!と改めて思っているオバチャンなのでした。もしかしたらいい映画だったのかもしれないけれど、とにかくこの題を聞いただけでムカツキがよみがえってしまうので、わるいけどこの点です。 【おばちゃん】さん 5点(2003-08-31 23:17:16) |
6.この映画の時代のイギリスの歴史、宗教的背景などを知っていればもっとよく分かるだろうけど、あいにくほとんど知らないので理解不足が前提で・・・しかもキリスト教自体にも疎いし。で、この自分の宗教観の信念を貫いた立派な人の話も、どうもよく理解できないし共感も出来ない。確かに法律がその時々の都合によっていいように解釈されてはいけないが、そのバックボーンが宗教というのも危険なような気がする。彼は神に忠実な殉教者で、彼を裏切って偽証し自分は成功していく男がキリストを裏切るユダのような描かれ方をしていたのも興味深い。しかし一つの神への忠誠心といったものがない日本人にはよく理解できない話かも知れない。 【キリコ】さん 6点(2003-08-23 18:43:05) |
5.信念貫き死んでいく、あなたは天国、家族は地獄。 【トバモリー】さん 6点(2003-07-19 18:08:12) |
4.信念を貫き通す姿はご立派だがそれによって家族を不幸にしてしまうのはどうかと思う。家族を持つ男は自分の行動にもっと責任を持つべきでは。トーマスは奥さんに罵倒されてたけどそれも仕方ないよ。同様に信念をテーマにした映画に「セルピコ」があるけど、トーマス・モアより孤立無援で戦うアル・パチーノのセルピコの方が僕には魅力的だ。 |
3.自分なら絶対にトーマスのような行動はとれないと思った。無神論者には到底理解できないよ。 【kett】さん 8点(2003-03-15 23:12:34) |
【ジャスティス】さん 10点(2002-11-05 12:21:54) |
1.重厚な作品です/・阿里燭瓩覆蕁¬燭鮗里討襪海箸發い箸錣覆ぁ」「生きるに値しない世ならば、生きたいとも思わぬ」という言葉が印象的でした。 【野ばら】さん 7点(2002-09-26 17:34:58) |