10.2人を見守る神に見えた黒衣の演出が印象深い。他愛のない物語で登場人物がのべつ幕なしにけたたましく泣き崩れるくどい演出にはウンザリ。ただ、墓地での岩下志麻の艶めかしさは「凄い!」と感じるもので、ご亭主である監督の元での演技は女優冥利に尽きるのだろうと思えました。 |
9.MoMAでのATG映画祭を通して。同じATG心中物として鑑賞した中では本作の2年後に公開される「修羅」が若干かぶるが、色気部門では若さが少し邪魔するも岩下志麻に軍配。ただ内装の奔放さはさすがこの時期のATGといった感あり。 黒子の面構えが気になる方、「神々の深き欲望」をごらんあれ。さすれば小松方正の素晴らしさも味わえまする。 【kei】さん [映画館(邦画)] 7点(2014-04-01 11:49:54) |
8.セットや演出が斬新で、観応えのある映像と明快なストーリーが見事にマッチしており、かなり満足! 岩下志麻が美しい・・・ 【eureka】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-06-09 14:36:53) (良:1票) |
7.こういうのをシュールっていうんでしょうね。ストーリーはたいしたことはないですが、こういう作品が陥りがちな難解過ぎるという欠点につながっていないと思います。映像でここまで引き込むというのはすごいです。 【くろゆり】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2008-05-03 11:30:23) (良:1票) |
6.あまりに斬新過ぎてついていけない部分がありますが、岩下志麻の色気に免じて4点を献上します。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 4点(2007-10-13 10:17:04) |
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5.白と黒、光と影、男と女、運命を呪う人々とそれをそっと見守る黒子達、岩下志麻と篠田監督。それぞれの綱引き加減がうまいこといってこの出来栄え。しかし心中ものの寒々しさは堪えるなあ。 【のはら】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-06-03 02:39:14) |
4.難解な芸術映画と聞き、いろいろな知識を詰め込み、頭でっかちになって見に行ったものだ。しかし、映像美の前に杞憂に終わった。アート・シアター・ギルド(ATG)といえば、低予算だが良質な映画の代名詞だった。本作はその低予算を逆手にとった秀作といえる。現在の日本映画の力で、CGを使いまくり、総天然色でリメイクするとどうなるだろうか。素晴らしいできになると思うが、篠田の天網島が色褪せることはないと思う。 【ジャッカルの目】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-01-07 18:55:10) |
3.浄瑠璃劇と映画のミックスであるが、その両方の利点を活用している前衛性に富んだ意欲作。感情剥き出しの人物と、作られた”劇”であることを印象付ける要素との対比は、ユーモアとも取れるし、皮肉とも取れる。白黒の色彩美は、天才的である。 |
2.如月CUBEさん。。。この頃ATGの予算は1000万円。また、今はモノクロもカラーもフィルム代に大きな差ないですが、当時はモノクロのほうがうんと安かった。。。。そういう事情も斟酌してあげましょう。鬼平が極妻の腿に愛撫したりしてるだけでも、面白い。。。。。って。。。関係ないけど、+一点。 【ちょうじ 】さん 7点(2003-03-29 19:26:15) |
1.毎日映画コンクールでは大賞を受賞。篠田正浩監督作品の中でも、やはり一番の名作ではないでしょうか。ライティングもかっこいいし、テンポが気持ちいい。奥さんの岩下志麻がまた最高。まあでも白黒というのはある意味、逃げだという気がします。 【如月CUBE】さん 7点(2003-03-24 00:31:17) |