田舎司祭の日記のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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田舎司祭の日記

[イナカシサイノニッキ]
Le Journal D'Un Cure De Campagne
1950年上映時間:115分
平均点:7.86 / 10(Review 7人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画
新規登録(2003-09-21)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2007-10-14)【にじばぶ】さん
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監督ロベール・ブレッソン
脚本ロベール・ブレッソン
音楽ジャン=ジャック・グリューネンヴァルト
撮影レオンス=アンリ・ビュレル
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【クチコミ・感想】

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3.題名に違わずこれは全くもって日記の映画、つまりはブレッソン監督の信仰への告白と思える作品です。本作に限らず監督の隙の無い作品を観て何となく想像していましたが、やはり厳格な方なのだと思います。例えば本作は、本来なら滑稽になりかねない説明に値する言葉の氾濫を逆手にとってテーマを厳しく追及しています。神経質に書きなぐられる日記、仏語が分からないので読めませんでしたが字面を画面に提示している上に独白を被せことごとくシーンを解説してしまう念の入れよう。次元の違う私事で恐縮ですが学生時代の折、暗記科目の試験勉強は書いてつぶやきながら覚えていました。それは読むだけではなく、見て目で覚え書いて手で覚え、口に出し耳で覚えるという様々な感覚に訴えることで記憶しやすくする方法だったのですが、これと似たような効果が働いて映画を印象深いものにしているのだと思うのです。苦悩する若司祭、信仰というデリケートな題材において自ら退路を断つように確信をもって描いたブレッソン監督は、自己に最も厳しいのでしょうね。
ミスター・グレイさん [DVD(字幕)] 8点(2007-11-14 18:09:48)
2.これって、観た直後は「単なる暗い映画だなぁ~」という印象でした。
それがそれが、観てから時間が経ち思い返してみると、なんか心に残っているものがあるんですよね。
物静かだけど記憶に残る、観終えた後にじわじわと影響を及ぼす作品だと思います。
にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-10-13 15:16:58)
1.教区司祭の哀しみを静かに謳いあげた映画。修道司祭のように修道院で観想三昧に浸ることが許されない教区司祭は、田舎の素朴な、しかしすでに近代人でもある庶民を相手に、腰が引けたままその死を看取るという損な役回りを一手に引き受けている。彼がいかに「奇跡」を引き起こすことができたとしても、結局は受け入れられることがない。それを予感しているため、つねに喜びよりも哀しみが先行してしまう。塀の上を恐々と進むような司祭の歩みを温かみ眼差しで描いていると思う。人の生死に同伴するとはかくも苦しき道なのか。思うこと多し。
バッテリさん 9点(2004-01-17 22:37:47)
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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 7.86点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7457.14%
8114.29%
9114.29%
10114.29%

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