1.事情があってしばらくのあいだ親戚に預けられる少年、という映画は、なぜか私の心をひきつける。中国映画「心の香り」しかり、ハルストレム監督の「マイライフアズアドッグ」しかり。これもよく似た状況設定だが、見たのはかなり前。だからおぼろげな印象で恐縮ですが、期待した割にいまいち、という感想でした。前記2作品が名作揃いなので、比べてしまうと、なんですが。井上靖の小説「白ばんば」に近いような、日本に似た情景や人間関係は、ほっとしたいとき見るにはいいかもしれません。とても淡々とした作品でしたから(以前にもまして最近はそういう作品が好きなので)、もう一度見たら、感想も変わるかも・・。ところで、この作品に本日まで1本もレビューが上がっていなかったことに驚きました。「心の香り」もまだ私一人なんですよねえ・・。「マイライフ・・」が好き、という方にはこの2本ぜひ見ていただき、感想をお聞かせ頂きたいなあ。