6.バーブラ・ストライサンドの魅力が一杯に詰まった作品。
彼女は、ベビーフェイスで幼さを残しながら、女の色気も十分に持ち合わせている。
キュートありながらセクシー。
まさに理想の外見だが、どうにもキャラが騒々しく疲れる印象。
だけど、最後には人間として成長する。
そういった部分がうまく描けていた。
しかし、ミュージカル調であるところと、アメリカ映画の特徴である“都合のよさ”がどうにも鼻につく。
長さはそれほど気にならなかったが、満足もできなかった。
ただ、“愛”というものの持つ大切さ、力などはとても良く表現できていたし、“愛”というものを人生で体感した人なら、意味の分かる印象的なセリフや歌も多く、その辺は評価したい。