6.オッシャレ~な雰囲気がアメリカン・ドタバタコメディとは一味違う、軽妙なフレンチ・ドタバタコメディ。
パリのお洒落なアパルトマン。登場人物がただひたすら隣同士の2部屋を行ったり来たり。ドアが開くタイミングと閉まるタイミング、訪問者がエレベーターを降りてくるタイミング、小道具が出てくるタイミング。これがほんの少しずれる。そのズレがもたらす誤解。それが延々と続く。ただそれだけですが、あなた達一体何やってるんですか?という、このただそれだけがこんなに面白い。
そしてエマニュエル・べアール!本作より彼女がもっと綺麗な映画は他にもありますが、最もキュートな彼女が見られるのはこの映画です。何にも悪意は無いのですが、どんどん話を泥沼化していく天然キャラ・小悪魔を演じる彼女が見事なコメディエンヌぶりを見せてくれます。