1.祖父役に、TV「大地の子」や映画「變臉~この櫂に手をそえて~」で日本でも人気の高い朱旭さんが扮しています。
私は本作で彼を初めて知り、とても感銘を受けました。
朱旭さんのファンの方には特に見て頂きたい一作です。
ストーリーは、両親が仲たがいして祖父の住む田舎に預けられた少年が、周囲の人々との交流によって、人間的にも京劇の演じ手としても大きく成長していく・・というもので、ややステロタイプ? と思うものの、コンセプトにゆるぎないものを感じました。
ヨーロッパ映画などの影響を受けているのでは?と思われる孫周(スン・チョウ)監督の映像感覚は、とても美しくて見ごたえがあります。
私にとっては、最初にTV放映で涙して見たあと、劇場で2回も見てしまったほどのお気に入りです。
何度見ても、「やっぱりええなあ」という気持ちは変わらなかったので、オススメさせていただきます。