19.他の房は大人数なのに何故彼等は二人だけで広々と過ごしているのだろう。この疑問が解ける前と後で鑑賞の集中度がガラリと変わりました。しかし、期待には程遠い展開と結末で、男同士の惹かれ合いにこちらが惹かれるものはありませんでした。 |
18.主演二人の演技が見どころなのは分かりますが、私には退屈極まりない映画でありました。劇中映画に出てくる女優が(私にとっては)全然魅力がないのもマイナス要因。ブラジルではあれが美人なのかね? 【la_spagna】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-02-19 23:43:26) |
17.話の本筋よりも、中に出てくるナチ映画の印象が強く残っている。善玉としてのナチ、悪玉としてのレジスタンス。そういう設定ってのは観たことがなかったんで、ああそうか、ナチの側からすれば、こういうのいっぱい作ってたんだなあ、と実に新鮮な驚きの面白さを味わった。といって「歴史は相対的なものでなんでもアリなのだ」と思ったわけでもなく、「ナチが正しかったかもしれない」と説得されたわけでもない。ただけっこう深いところで自在感を味わえ、私の中で貴重な体験となった。でも映画でそういう体験をすることはときどきあり、『国民の創生』には善玉としてのKKK団が出てきた(実は映画ではぼやかしているが「風と共に去りぬ」の原作にも出てくる。主要登場人物の某が後半善玉のKKKとなって、読んだときはビックリした)。その点日本の国策映画はあんまり「敵」に興味がなく、いかに日本の兵隊さんが苦労をしてるかってところがポイントなんで、そういう驚きはあんまりない。『支那の夜』には怪しげな抗日運動家が出てきたなあ。おっと脱線。で、このことと映画『蜘蛛女…』のモチーフの「裏切ること」ってのとどう関係があるのか、私には分からなかったけど、「思想」というものの不確かさってとこで何か通底していそう。スパイとスパイダーって、語源的になんか共通してるのか。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-05-30 12:06:28) |
16.ラストの映像でぐわーっと心揺すぶられ・・・切なつぎです(涙)。 【ジマイマ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-02-10 00:43:14) |
15.牢獄の中という不自由な世界のなかで、二人はむしろ自由に空想を巡らせ、平和な時を過ごしていた。しかし、ひとたび彼女?が外へ出たとき、当たり前の町並みがまるで彼女に敵対しているかのように迫ってくる。ラストまで見て私はふとこんな疑問を持った。彼女がもし本当の女だったら、彼のためにそこまでしたろうか。ある有名人の女性の言葉でこんなのを思い出す。「生まれかわるとしたら、女がいい。だって、男は女と結婚しなければならないから。」 【駆けてゆく雲】さん 7点(2004-01-24 22:06:26) |
14.え? 最高傑作なんですか? どんな映画もそれなりに楽しめる私ですが、これはぜんぜん面白くなく、退屈きわまりなかった。 【エンボ】さん 1点(2004-01-22 00:31:14) |
13.原作がとにかく好きで何度も読んだけど、映画の方も内容が濃くてとても良かったです。ウィリアム・ハートとラウル・ジュリアの演技が素晴らしすぎます。 |
12.モリーナは女として純粋にバレンティンを愛してしまったのですね。とても切ない気持ちでいっぱいになりました。同性愛といっても、ベタベタしていず、本当に女性ではと思ってしまうくらいのハートの熱演であった。そして又、ラウルの演技もよかった。これは見た後で、じわーっと切ない思いが心に残る作品だった。 【fujico】さん 9点(2003-11-07 22:34:27) |
11.とても哀しいラブストーリーだと思う。恋する感情を強烈に見せられると、なんで人は哀しい気分になるんでしょうね。三島由紀夫が「豊饒の海」で恋愛とテロリズムを同列に扱っているが、恋への妄想も現実変革への希求もその心情の過剰さは抗いがたく、すべては叶わぬ想いの中で自らの美意識に消えゆくのみか。 |
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【omut】さん 6点(2003-07-15 05:09:44) |
9.8点にしようか、9点にしようか散々迷った8.5点くらいの作品。やはり強烈な印象がある。他人を理解するとかしないとか、そういう時いつも、この作品を思い出す。主演の2人の演技が本当に良い。原作がいいんですよね。 【大木眠魚】さん 8点(2003-05-29 23:10:41) |
8.あまり特定の俳優にほれこむほうではないのですが、ウィリアム・ハートはかなり好き。風貌はむしろ平凡だと思いますが、独特の艶っぽさ、色っぽさがあるんですよね~。このモリーナ役に抜擢されたのも、わかる気がします。また、ラウル・ジュリアもやはり好きな俳優の一人でした。彼が亡くなり、「アダムス・ファミリー」のキャストが交代したとき、ラウルの魅力に改めて気づいた思いでした。だから、このときのウィリアム・ハートの演技はことにすばらしかったから、アカデミー賞受賞も当然だと思いましたが、相手役のラウル・ジュリアがいてこその演技だったのでは?とも。 そう思うと、このときのラウルにももっと栄誉があってもよかったのではないかと思ってしまいます。若くしてこの世を去ってしまった人はもう二度とチャンスがないと思うと、何かすごく残念です。 【おばちゃん】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2003-03-21 02:17:10) |
7.異性に対する「愛情」同性への「友情」その境界線って、一体何処なんだろう?なんて事を考えさせられてしまいました。これ、元々は舞台劇ですよね?閉鎖空間に於ける2人の心理描写は魅せてくれます。ラストは…ああするしか無かったんでしょうね。 |
【kenzo☆】さん 9点(2003-01-26 02:28:36) |
5.傑作と言われ気になってたけれどやっと観た。緊張感で少し疲労し、途中で驚愕、ラストはあちゃーそりゃないよ。ずるずると心に引きずる映画。 【mimiうさぎ】さん 8点(2002-10-26 04:08:58) |
4.ウィリアム・ハートが好いですね。それに尽きます。 【オオカミ】さん 7点(2002-08-13 14:01:06) |
3.ああ、またビデオ借りてしまった…。何度観ても切ない映画です。DVD化しないかなぁ。 【ルカ】さん 10点(2002-07-24 21:04:06) |
2.質の高い脚本、役者が揃った傑作。とにかくウィリアム・ハートが凄い。密度の濃いドラマ。 【なな】さん 9点(2002-03-15 12:30:41) |
1.政治犯のバレンティンと、同性愛者のモリーナの奇妙なラブ・ストーリーが獄中で展開される。主演の二人が、その本性を現わしたかのような演技合戦のその凄さ。終盤、警察の手先であるモリーナが政治犯仲間と接触するという市街地でのスリリングな展開と、閉鎖された空間から一気に開放感あふれる、そのロケーションが圧倒的に素晴らしい。 【ドラえもん】さん 8点(2000-11-19 23:53:50) |