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【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-08-10 11:17:06) |
11.「家が戦争で中国人に爆撃された」と不可解なことを口走る主人公の青年。ほんとに爆撃されたかのような朽ちた廃屋のようなビルと生い茂る雑草。川向こうには高層ビルが密集している摩天楼。N.Yとは一見思えない奇妙な街を主人公とただただ彷徨うはめになる映画。当時あまりの起承転結の無さに衝撃を受けたものでしたが、独特の突き放したようなからからに乾いた孤独な映像が、青春を生きてた心のどこかにぴったりと合わさったような気持ちがしたのも事実。 【tottoko】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-04-27 00:14:52) |
【パプキン】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2013-01-20 20:58:25) |
9.青年特有の気持ちをうまく表現できていておもしろかった。ニューヨークの街並みもいいですね。 【ホットチョコレート】さん [地上波(字幕)] 7点(2012-08-24 20:13:16) |
8.マトモな人が一人も出ない。眠かったー。。。評価高い映画にこの点数は気がひけますが、自分には合わなかったと思います。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 3点(2011-11-30 10:57:57) (良:1票) |
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7.音声一つとっても粗削りで確かに卒業製作映画という感じは否めません。しかし、据え付けられたカメラで日常風景を垣間見ているような感覚が何とも良いです。最初と最後に見せる大都市ニューヨークの路地裏を行く主人公は出会いと別れを繰り返す旅人であり、身近ながらのユーモアを交えた偶然がドラマティックなロードムービーに仕上がっています。この旅人の境地はまるで芭蕉のようではないですか。たゆたうような浮遊感、ゆったりとした時間の流れがとても心地良い。 【ミスター・グレイ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-02-08 18:52:19) (良:1票) |
6.うーん、たいして興味が沸かない。少年に魅力がないので見てて飽きる。 でも、町で出会う不思議な人たちは面白かった。 らりった幻覚なの? |
5.地味なジャームッシュ作品ですが、個人的にはかなり好きです。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-10-10 20:21:51) |
4.「青春」という言葉の響きから連想するのは、眩しく輝かしいもの、あるいは反対に怒りと反抗に満ちたもの、だったりするが、この作品で描かれる孤独と葛藤もまた「青春」の代名詞。人生の方向がままならない10代の心の放浪はやたらとリアルでもある。主人公の放浪は、無意識的に未来を模索しているようにも見える。冒頭で交互に映される、いつもの喧騒のニューヨークと、けして表立たないゴーストタウンのようなニューヨーク。賑やかに見える街にも孤独があるということだろうか。出会う人々もまた孤独を抱えている。パリに行っても同じこと。同じような理由でパリからニューヨークにやってきた若者がいるから。でも行かずにはおれない。若者の性分であり特権である葛藤が永遠に続くかのように感じる、それもまた青春。若きジャームッシュがここにいる。そんな気にさせてくれるから好き。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-09-14 16:24:31) |
3.全体に漂う倦怠感も、BGMの不協和音も面白かったです。会話に間が空くのですが、タイミングのズレがいまひとつな気がしました。アキ・カウリスマキみたいな間の空き方は微笑ましくて好きなんですが、ジャームッシュは口の端を上げるような感覚です。説明できないことを説明したかったという台詞好きです。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-08-15 03:11:25) |
2.雰囲気はすごく自主映画っぽいから、自主映画だってことはわかるんだけど、卒業製作でこの完成度って、やっぱすごいです。 【アンダルシア】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-05-08 05:55:54) |
1.自ら音楽を口ずさみ、それに合わせて踊りだす主人公。世界のあらゆるものから音楽を聴き、それにあわせて舞うように生きるジャームッシュ。これはまさに荘子から連なる東洋的叡智の現在形である。観客にとっては90分強の短い「バケーション」だが、この映画はジャームッシュの根本的な態度の表明だから、その密度は異常に濃いし、重い。その一方で、軽やかな舞踊に似た雰囲気を表面に流していて、絶妙なバランスを成り立たせている。ラストは高層ビル群を背景に、少しづつ消えていく航跡のショット。私たちはそのうち消え去る。私たちの足跡すらもいずれは消える。ジャームッシュの存在論は、この映画に尽くされている。これ以降の課題は「時間への異常な愛情」となって振舞われることになる。 |