21.ほぼ芝居劇。テーマは重いかもしれないが、映画として入れない。 【simple】さん [地上波(邦画)] 4点(2018-08-11 21:40:48) |
20.もっといい点数をつけたくなるほど つくり手側がしっかりしているんだけれど やっぱりこれは舞台では? |
19.二人芝居の作品とは知らずに見ました。登場人物は3人だけでしたが最後まで退屈せず面白く鑑賞できました。いい作品だと思います。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-08-10 11:35:45) |
18.俳優の仕事がいかにすごいかが分かります。原田芳雄のあのエプロン劇場の凄さで一気に映画にのめりこみ、最後まで観せられました。原爆のむごさを感じます。父と娘の互いを思いやる気持ち、そんな普通の愛に満ちた家庭を、一瞬に死滅させた原爆。とてもじゃないけど、そんなもんいりません。素晴らしい映画でした。黒木和雄は本当にいい仕事しますね。調べてみると井上ひさしさんの作品は意外に映画化されてないことが分かります。舞台の完成度が高いからでしょうか?もっと他の作品も観てみたいと思いました。 【トント】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-07-15 19:38:47) |
17.とにかく退屈な映画だった。第二次世界大戦を扱った映画の中で、最も退屈な映画かもしれない。 せめて、原爆投下被害者の実話を扱った方が何百倍も興味深く、心に響く映画になったに違いない。 |
16.重たいテーマ(戦争や原爆)を真面目に扱えば、必ず良い映画になるとは限らないし、時間をかけて一生懸命に努力して演じれば、心を動かす演技になるとは限らない、ということではないでしょうか。・・・・・要するに、皆さんもおっしゃっていることですが、これは映画でなく、舞台劇のままではないですか。劇中劇にするとか、セットに工夫を持たせるとか、逆にカメラを固定するとか、、、、、。セットや小道具は舞台のまま、カメラだけ上からとったり、移動させたりして映画っぽくするから、なんだかちぐはぐです。これだったら、実際の舞台の録画を見ている方が伝わってくるものがある。舞台と殆ど同じ脚本で、映画ならではの工夫がなく、舞台を越えられないのだったら、映画にする必要はないし、見る意味もないのではないでしょうか。・・・・・広島からは60年以上が経過しようとしています。その実際の記憶が残っている人は70歳以上になろうとしていて、あと20年もすると、語り伝える人もいなくなります。広島をどのように語り継いでゆくのかも転機を迎えようとしているのでしょう。もっと想像力のある語りが必要だと思いました。・・・・・・・あと、宮沢りえは、もっと、もっと輝くことができるいい役者なのに、じじいたちが自分たちの古い女性像を押しつけて、どんどん駄目にしていっているようにも思います。 【王の七つの森】さん [DVD(邦画)] 3点(2007-12-10 10:35:32) |
15.広島を舞台にした原爆に関するお話。舞台風の仕上がりで、宮沢りえと原田芳雄の会話で終始する。二人の演技は素晴らしいが、二人とも特別好きな役者さんという訳ではないので退屈してしまった。又、原爆に関する真面目なテーマを扱っているだけに、どうにも硬苦しい。浅野忠信のセリフはほとんど無く、見せ場は無いに等しい。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 3点(2007-09-04 09:43:12) |
14.志も高く良質な作品であることはわかるのですが映画としてはどうかなあと。理由その1、ほぼ全編宮沢りえと原田芳雄の会話劇で展開されるわけで、舞台演劇であれば非常に見ごたえがあるのでしょうが映画としては退屈。理由その2、娯楽性がほとんどない(テーマ・内容という意味だけでなく映像的にも楽しい部分がない)。映画監督黒木和男が晩年に自らの問題意識をたまたま自分が映画監督であるということで映画で表現したに過ぎないものであって、それにつきあわされる観客としてはやはり可もなく不可もなくという評価になってしまいます。 【Sean】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-08-08 13:38:35) |
13.映画の題材からはそぐわない感想かも知れないけど、観終わって、「ああ、面白かったなあ」と思いました。いや、面白いと言うよりは、一種の充実感、なんですけどね。映画は殆ど、原田芳雄と宮沢りえのやりとりで綴られる。しかもこの会話、ボソボソと続く上、方言がきつく、はっきり言って100%は聴き取れない。でもいいんだな。「会話をしていること」そのものの楽しみ。会話ばかりじゃない、例えば宮沢りえが似顔絵ウチワで昔話の練習をする、一人語りの場面。実にしっとり描かれて、引き込まれる。はたまた、時に朴訥とし、時に強烈なパワーを放つ、原田芳雄の語り。街は廃墟と化し、無数の人々が命を落とした戦争、その一方で、この二人だけで紡がれる小宇宙。何か、いいなあ、と思ったよ。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-03-27 23:08:55) |
12.原爆被害の有様を最小限の小道具と豊富な言葉と役者の演技によって語られていく様は、惨たらしい映像をいっぱい見せられるよりも胸に迫るものがあります。舞台劇の土台を崩さないような演出も良好でした。そしてなにより原田芳雄の原爆一寸法師は圧巻です。 【MARK25】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-01-27 22:01:15) |
|
11.この映画は「生き残ってしまったことに、罪の意識を感じながら生きている」人のための映画だ。「ちょっとしたことの違いで、誰かは死に、誰かは生き残る。」この状況は平和な現代では余り出会わないシチュエーションだけど、たまに阪神大震災とか地下鉄サリン事件があるとクローズアップされる。でも、歴史の大部分を戦争に費やしてきた人間にとって、この「ちょっとした違いが生死を分ける。死ぬのは自分だったのかもしれない」という経験は、かなり共通してもたれていたのではないか。生きるということが実は「生き残る」経験の積み重ねであること。その地点から出発すると、人生は生きているだけで、すでになにかを引き受けなくてはならないのだということが良くわかる。この作品は原爆という題材を通して、宮沢りえのすばらしい表現力によって、「生き残ったものが引き受けなければならない痛み」を存分に表現している。映像のリアルさとか、そういったところに突っ込む映画ではない。死んだ者にどう対したらよいかについて悩む「生き残った者たち」を見る映画だ。十分である。 【wunderlich】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-12-28 09:22:05) (良:1票) |
10.こりゃあ完全に舞台劇ですね(一寸法師のシーンなんてモロにスポットライト当ててるし)。主演二人の演技が抜群だったので退屈はしなかったけどそれでもちょっと間延びしてるなぁと感じる部分もあったりしたし、もう少し浅野忠信が話に絡んでいたらまた違っていたかも。ちなみに僕は広島生活が長かったんで広島弁は特に問題なかったけど、それ以外の地域の人って大丈夫だったんでしょうか?(劇中頻繁に出てくる「えっと」って言葉は「多い・たくさん」って意味です。決して台詞を噛んでるわけじゃありませんのであしからず) 【とかげ12号】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-10-28 11:44:42) |
9.なかなか良かったです..原爆の実体験について..結構、生々しい台詞もありました..心に訴えかける作品ですね.. 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-10-11 16:55:49) |
8.やっぱり映画的ダイナミズムを感じられないことが大きなマイナス・ポイント。舞台的な二人芝居とCGシーンの馴染みが悪く、チグハグな印象も受けます。そして問題のラスト・カット。これは余計だったんじゃないでしょうか(そんなことはないんでしょうけど、一瞬、私は二人とも死んでたのかと思いました)。と、映画としては不満もありますが、それでもこの二人芝居は見応え充分。原田芳雄の豪快で飄々とした演技と、31歳(!)の宮沢りえの初々しさ。特に原田の一人芝居「原爆一寸法師」の部分だけで、この映画を観る価値は十二分にあると断言できます。ということで、7点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-10-04 00:02:25) |
7.原田さんをカッコいいと思った。宮沢さんはいつも「宮沢りえ」だけど、でも良かった。浅野忠信さん…必要??? 【がんな】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-09-22 23:14:09) |
6.黒木和雄監督の映画を見るのは「浪人街」に続いて2本目で、黒木監督の「戦争レクイエム三部作」と呼ばれる作品群の中では初めて見る映画。最初は地味な二人芝居にちょっと退屈するのではと心配していたが、見ているうちに不思議と惹き込まれていった。宮沢りえと原田芳雄演じる親子の会話の内容が原爆のことだけに偏っていないのであまり難い雰囲気にならずに見ることができるのがいい。でも、やっぱりこの映画の主題は広島原爆。原田芳雄が一人芝居を演じるシーンや宮沢りえが原爆投下後に友達が死んでいくのを語るシーンではその光景を思い浮かべてしまい辛かった。映画ってのは映像で見せるものだけど、こうやって映像を見せないで語られてることを想像するのは映像見るよりリアルに感じられる。見てとても良かったと思えたし、文句なしで傑作だと思う。 【イニシャルK】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2006-09-05 02:34:32) |
5.良質の映画なのだと思いますが、また、テーマがテーマですから批判することがはばかられますが、私にはちょっと...。たぶん舞台の映画化なのだと思いますが、ほとんど父と娘の会話だけが占めている映像に退屈しました。でも私は「美しい夏キリシマ」を最後まで我慢して見ることができなかったので、「父と暮せば」のほうが最後まで我慢して見られた分、ましかなと思います。あと、一番最後のシーンの意味が理解できませんでした。 【チョコレクター】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-01-08 17:38:47) |
4.舞台的演出と映画手法が巧く調和しており素晴らしい作品でした。原田芳雄の役柄がその調和を成立させたのだと思います。宮沢りえはとても良いし、浅野忠信は台詞が少ないのにもかかわらず、いつもながら存在感がありました。とても、心に深く訴えってくるモノがあり考えさせられる作品なのですが、こういう映画はハリウッド映画だけを映画と認識している友達なんかには勧めにくいのが難点ですね。こういう人たちにこそ良さを理解してもらいたいのですが。 【シュンペーター】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-07-09 21:18:35) (良:1票) |
3.「TOMORROW 明日」「美しい夏キリシマ」と描き続けた黒木和雄監督の戦争三部作締め括りの一本。前二作が群像劇だったのに対し、今回は室内劇でありそのほとんどが二人芝居で成り立っている。舞台では珍しくも無いが、 いざ映画となると古今東西を問わず、極めて稀有な例と言えるのではないだろうか。どちらかと言えば集団劇を得意とする黒木監督にすれば、かなり大胆でありかつ実験的な試みだったに違いないが、実に味わいのある見事な作品となっている。二人芝居ともなればその演技力も然ることながら、戦中戦後という時代を間違いなく生きていた人間、そしてその人となりをより的確に表現することを要求される。やや散漫な印象を受けた前二作の群像劇に対し、今回はテーマがより明確になり引き締まった印象を受けるのも、二人の好演に他ならない。黒木と二人三脚で数々の名作を世に送り出してきた原田芳雄は言わずもがな。娘を愛するが故に叱咤激励し心の支えとなる、力強い父親像を自然な演技で体現してみせ、そして、揺れ動く乙女心を「たそがれ清兵衛」からさらに清楚なイメージで、この時代を生きている女性として可憐に演じきった宮沢りえも然り。本来からすると悲惨で重苦しい物語ではあるが、カラッとした明るさをもたらしているのも、二人のキャラ所以だろうか。地味だが心揺さぶられる名作である。 【ドラえもん】さん 9点(2005-01-16 18:15:02) (良:1票) |
2.友人に誘われ、浅野忠信が出演しているということしか知らず、内容など何も知らないで観ました。こういう平和への思いを…のような映画の点数を低くすると嫌なやつとか不謹慎とかいろいろ悪く思われるかもしれませんがすいません。色んな種類の映画があると思いますが私にはこれは映画とは思えませんでした。なんというか、教養ドラマといいますか、うまくはいえませんが。映像化することなかったんじゃないかとも思いますが、舞台を観ているような二人の演技と宮沢りえの女性らしさはよかったです。浅野忠信が一言だけなのには残念でした。あと、直接関係ないですが観客の7割はおばちゃんだったのなぜ?たまたま? |