4.二度目のリメイク作品。現在は船旅自体が少なくなったせいか、
二人の出逢いのシーンは苦肉の設定という感じだが、やはり今一つロマンチックさに欠ける。
その他の設定やストーリーはほぼ変わらないので、後はキャスティングや演出等。
ヒロイン役のアネット・ベニングは、結構品があって良かったのだが、
主人公のウォーレン・ベイティは今イチ。確かに役柄通りのイメージはあるんだけど、
ジェントルマンという印象は受けないし、ラストの演技にはかなり無理がある。
あばあちゃん役がキャサリン・ヘップバーンだとは最後まで全く気がつかず、
かなりびっくりしたのだが、このシーンはラストと共にこの映画の一番の見せ場なのだから、
もっとじっくりと見せてほしかったところ。
邂逅→めぐり逢い→本作の中では、やはり最初のリメイクが突出していい。
そう感じたと同時に、同じ話でも作り方一つでこれだけ変わるのかという比較ができて、
とても面白かった。