24.特に何が起きるというわけではないけれど、ついつい最後まで見続けてしまいます。で、特にストーリーとして印象に残っているわけではないけれど、断片的に反芻してみたくなります。結局、もっとも思い出すのは受付の2人だったり、ボロボロの部屋だったり。この感覚、要するに旅行から帰ってきたときに近い気がします。少し時代を遡って、メンフィスの安ホテルで一泊してきたような感じ。その意味でお得感があります。 スティーブ・ブシェミが若いです。昨今の妖気は、まだ抑え気味のようで。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-04-27 23:38:57) |
23.80年代、ジャームッシュの初期の作品ですが、 自分の映画でやりたいことを好き放題やってる感じがいいですね。 作品の舞台はメンフィス。3話からなるオムニバス。 メンフィスということで当然と言えば当然ですが、3話に共通するキーワードは、エルヴィス。 ジャームッシュもやっぱりエルヴィスが好きなんだな。 作品が始まると、最初に登場するのは意外にも日本人。 永瀬と工藤の、繰り返される「エルヴィス」「カール・パーキンス」「エルヴィス」「カール・パーキンス」・・・。 メンフィスの安ホテルのフロント係とベルボーイのコンビに流れる微妙な間。 そこに流れる微妙な空気。決して爆笑はさせてくれないけど、その空気に漂うクスッとさせてくれる可笑しさ。 いきなりジョー・ストラマーが登場したり、ラジオのDJがトム・ウェイツだったり。 結局、だから一体何だったのか。もう、これらのジャームッシュ節炸裂がたまりません。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-01-29 20:23:48) |
22.この監督の作品には起承転結が無い。人と人との「間」を噛みしめるのが、ジャームッシュ節を味わうコツ。相変わらずへんてこな風合いですが、メンフィスの鄙びた感じも彼独自のスタイルを貫くのに一役買っていますね。かつて一世を風靡したプレスリー一色の都市。でもそのポスターもわびしく色褪せていて、ジャームッシュ作品の他都市同様、寡黙な街です。 で、その静かな土地に生きる人たちのキャラ濃いこと、このギャップ。安ホテルのフロント2人もちょっと意味不明なほどにインパクトが強いコンビ。場の切り替えポイントとしてちょくちょく並んで登場。仏頂面なのに引きが強い強い。街と仏頂面とブシェーミ、私的にこれはジャームッシュ3点セット。ああこれこれ、とうれしい。 ところが、私は日本人なので一話めから突き刺さるような日本人女優のハイボイスが、どうしてもジャームッシュの世界に浸るのを邪魔してきました。母国語だとお芝居の上手い下手に より敏感になるので、外国人ペアで撮ってほしかったと心から思いました。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-02-19 16:27:19) |
21.1989年にロンドンの映画館で観ました。その後DVDで何度か再見しています。3つの作品がうまく融合してオムニバスとして成立しています。各登場人物の会話ややりとりが面白いです。工藤夕貴は「サンキュー」を連発して少しバカっぽいし、長瀬はいつもムスっとして不機嫌な感じですが、ジャームッシュ監督から見ると日本人は皆あのように見えるのでしょうか、、、。真夜中にアナログラジオからブルームーンが流れてくる夜のメンフィスの雰囲気が良いですね、、、。 【みるちゃん】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2019-08-14 10:11:32) |
20.ジャームッシュはなんでこんなに日本人役者の使い方が上手いんだろう?個性的で魅力的で、ストーリーも練られていて、ユーモアがたっぷりで、好きなシーンは数えきれません。モノクロじゃないジャームッシュもいいものですね。 キスをしてタバコの煙を移す所と、口紅をつけてキスをした後の二人のシーンがお気に入りです。カールパーキンスー。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-06-27 22:48:45) |
19.エルビスの町メンフィスを舞台とした退屈なオムニバス。音楽とか良い。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-10-09 14:42:03) |
18.だから何なの?という内容ですが、例えば工藤夕貴さんが足でライターを付ける、例えばブシェミが店先で釣り竿を振り回している、例えばホテルのフロント二人の絶妙なコンビネーション…。こういう感覚というのは学んで身に付けたものではなく(もちろんジャームッシュはたくさん映画を観ていると思われるのですが)生来備わったものだと思います。ジャームッシュのこの感覚、私はたまらんです。 【ミスター・グレイ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-12-07 18:15:59) |
17.同じ頃に作られた『ナイト・オン・ザ・プラネット』は大好きな作品ですが、こちらはボチボチといったところ。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-11 09:26:30) |
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14.高島忠夫より、赤いジャケットが似合う人がいたんですね。ビックリ。 【tantan】さん 5点(2005-02-07 23:42:26) |
13.ジム・ジャームッシュって”成瀬巳喜男”信者らしいね。デビュー作から一貫して平凡な人物のたわいもない会話にえも云われぬ味を滲み出させる辺り、確かに成瀬の影響アリアリだ。本作でも工藤や永瀬の若い持ち味に絶妙の間を入れる呼吸が実に上手い。悔しいが現在の邦画界に成瀬の後継者が(絶望的に)見当たらず、アメリカ人ジャームッシュにお株を奪われた形となったのは何とも皮肉な話ではある。本作を観て「つまらない」「退屈」「だから何?」と評した方は恐らく成瀬作品も全く肌に合わないだろう。「ストレンジャー・ザン・パラダイス」や「ダウン・バイ・ロー」に比べ、より演出が洗練された本作は、オムニバスっぽい作りとか技巧が前述の二作より妙にハナにつくので2点マイナス。でも近年のそこらの邦画よりは遥かに面白い!悔しいけど。 【へちょちょ】さん 8点(2003-12-31 17:13:11) (良:1票) |
12.私も下の方と同じ。。。なんかつまらない映画でした。うーんよさがわからない。 【たかちゃん】さん 4点(2003-12-17 20:20:38) |
11.どういうスタンスで見るべきなのか判らないまま淡々と3つのストーリーが流れていってしまった。メンフィスはこんなエルビスに溢れた街なんだって事だけ判ればいいのか? 【亜流派 十五郎】さん 4点(2003-11-21 13:19:50) |
10.工藤夕貴さんのキャーキャー騒ぐだけの演技に日本人として何度もテープを止めた。あれで国際派女優といわれた当時、確かに国外でがんばっている日本人俳優はいなかったけど。そういう問題じゃない。 【セクシー】さん 0点(2003-11-08 13:27:57) |
【ポジティブ】さん 7点(2003-11-03 17:49:36) |
8.若い頃、衝撃を覚えた映画。オフ・ビート感覚ってやつですか。カット変りにいちいち黒に落ちるのが結構気持ちいい。 【如月CUBE】さん 8点(2003-09-23 01:28:17) |
【ジョナサン★】さん 6点(2003-06-01 12:54:29) |
6.大好きな映画。夏になると観たくなる。夏の蒼い夜に響く汽笛の音がなぜか懐かしくて、もう何度観たかわからない。。強烈なメッセージはないですが、「人間って可愛いなあ・・・」といつも思ってしまう。ジム兄貴、最高っす。 【air】さん 9点(2003-04-28 00:59:42) |
5.いい映画!若かりし工藤夕貴と永瀬が出てますね。それになんと元祖パンクバンドクラッシュのジョーストラマー!昨年亡くなりました。合掌それにダウンバイローにも出てたと思うんだけど・・あの女性。名前知らないけどとっても透明感があって自然で清潔で大好きです。名前なんていうのかなあ?ジャームッシュさん偉大な監督さん!偉大って言葉は似合わないですね。ジャームッシュ兄ちゃんって感じかな^^こんな映画を観ると映画はいいよなあって 【カナシミ】さん 8点(2003-02-10 21:49:24) |