1.柳生武芸帳を狙う(大したことは書かれていないらしいけど)一味に立ち向かう、柳生十兵衛。敵は目的達成のためには手段を選ばない。次々に無差別殺人の辻斬りを行い「わたしがやりました。柳生十兵衛」との落書きを残していく! そんな怪しい作戦で誰か騙されるのか? もちろんみんな騙され、無実の罪を背負わされた十兵衛の運命やいかに!? 十兵衛を演じるは、我らが近衛十四郎。このヒト、基本的には顔芸の人だと思うので、殺陣も、表情と細かいカット割りで乗り切っていきます。と言うと何だかインチキやってるみたいですが、これも立派な芸。それにクライマックスでは2本の刀をブンブン振り回す派手な大立ち回りも披露(振り回してるだけにも見えるが。斬られるよりワンテンポ早く苦しんでる敵役もいるが)、見ごたえ十分です。里見浩太朗の美青年ぶりに、山城新伍のバカ殿ぶりも、見逃せない!