1.いや~~~これはヒドい(笑)。アナーキズムの極致。全編コレ、人を殴る蹴るの効果音。
兎にも角にも、松方弘樹の反骨精神とバイタリティ。クライマックスではそれが周囲に伝染感染パンデミック、大暴動に発展して、これはもはや、囚人村と看守村との、ケンカ祭り。
そこまで、やるか。
リンチ、暴動、そしてラストの鉄橋のシーンまで、ひたすら突っ走り続け、呆れつつも圧倒されます。
それにしても恐るべきは、70年代東映。70年代というだけあって、どう頑張っても10年間しかないワケで。もしも70年代があと2~30年も続こうものなら、日本映画界はいったい、どうなってしまっていたことやら。