1.《ネタバレ》 テンポが良く、最後まで一気に観れました。自分はコメディー映画をたくさん観ているわけじゃないんですけど、なかなかの傑作だと思います。自分は笑える映画が好きです。例えばケープ・フィアは深刻すぎて笑えるタイプ(コメディーじゃないです)の映画でした。他にも特にコメディーというジャンルに捉われずに、笑える映画を観ています。まあ、自分のお笑いセンスに偏ったものが大半です。そんな中、この映画は確実に万人に受けるタイプの典型的なコメディーだと思います。扱っている題材は、三角関係ならぬ四角関係、しかも男は一人。この男がこれまたいい男で、それに惑わされる女達の可笑しさはかなりの見ものです。これを観ていると、昨年(今年も?)巻き起こったヨン様ブームが頭をよぎります。ヨン様に群がるあのオバサン達。もう笑うか、呆れるかしかできません。この映画もそんな「女の馬鹿さ」を描いたもの。でも、ラストでは堂々とフェミニズムを主張して終わります。この作品、実はFOXのDVD2枚1980円セールで「キング・オブ・コメディー」を買う為に選んだ2枚目のDVDなんですけど、飛んだ掘出し物でした。笑って元気を出したい時には、是非ともお薦めしたいハートフル・コメディー。