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パリところどころ

[パリトコロドコロ]
Six in Paris
(Paris vu par...)
1965年上映時間:97分
平均点:7.44 / 10(Review 9人) (点数分布表示)
ドラマラブストーリーコメディオムニバス
新規登録(2005-05-07)【Qfwfq】さん
タイトル情報更新(2008-01-09)【にじばぶ】さん
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監督ジャン=ダニエル・ポレ第1話「サン=ドニ」
ジャン・ルーシュ第2話「北駅」
ジャン・ドゥーシェ第3話「ラ=ミュエット」
エリック・ロメール第4話「エトワール広場」
ジャン=リュック・ゴダール第5話「モンパルナスとルヴァロワ」
クロード・シャブロル第6話「ラ=ミュエット」
キャストクロード・シャブロル(男優)父(第6話「ラ=ミュエット」)
バーベット・シュローダー(男優)
ジョアンナ・シムカス(女優)モニカ(第5話「モンパルナスとルヴァロワ」)
ステファーヌ・オードラン(女優)母(第6話「ラ=ミュエット」)
脚本ジャン=ダニエル・ポレ第1話「サン=ドニ」
ジャン・ルーシュ第2話「北駅」
ジャン・ドゥーシェ第3話「ラ=ミュエット」
エリック・ロメール第4話「エトワール広場」
ジャン=リュック・ゴダール第5話「モンパルナスとルヴァロワ」
クロード・シャブロル第6話「ラ=ミュエット」
ジョージ・ケラー
撮影アラン・ルヴァン第1話「サン=ドニ」・第4話「エトワール広場」
エティエンヌ・ベッケル第2話「北駅」
ネストール・アルメンドロス第3話「サン=ジェルマン=デ=プレ」・第4話「エトワール広場」
アルバート・メイズルス第5話「モンパルナスとルヴァロワ」
ジャン・ラビエ第6話「ラ=ミュエット」
製作バーベット・シュローダー
ジャン・ルーシュ
配給日本ヘラルド
ザジフィルムズ(リバイバル)
編集ジャン=リュック・ゴダール組織化(第5話「モンパルナスとルヴァロワ」)
字幕翻訳寺尾次郎
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9.《ネタバレ》 1。サン=ドニ街。おどおどした青年と堂々とした娼婦との空間。見つめる先祖(父?)の肖像。ピーター・ローレの感じ。真正面から撮る食事(スパゲッティ)のシーンが特徴的。2。北駅。長回しの試み。途中エレベーターの闇でつないでたけど。朝の支度と並行する夫婦喧嘩。謎のなくなった夫に対して、行きずりの男は謎だらけ。3。サンジェルマン。アメリカ娘と、メキシコ大使の息子を名乗る男と、ホンモノとのうつろい。メキシコに去ったはずの男が…というお笑いつき。4。エトワール広場。これが一番面白かった。まず広場の解説から始まって、やたら車道を渡らなければならない仕組み。そして主人公の出勤が一通り描かれて、これが大事。そして運命の日。列車の中で靴を踏まれてからリズムが狂う。変人に絡まれて傘で倒してしまう。ずれると常に赤信号になっている歩道を渡っての出勤となり、そして…と、彼の小心ぶりをメデる話になっていく。弱点を肯定する精神と言うか、いかにもフランスなコント。切り口を楽しめる。最後、傘が女性と絡まって紳士的に挨拶するエンディングまで粋である。5。モンパルナス。二人の鉄板をばんばん叩く男に速達を間違えて出したと思った女の悲劇。これもコント。かえって彼女の正直さが浮かぶ趣向。中断される叙情的なメロディ。6。ラ=ミュエット。耳栓を詰めて家庭内の音が消える少年の世界。猫をかわいがっているような、いじめているような。母が階段落ちても気がつかないって話。どれも社会規模に拡大しない小さな世界をスケッチしてきれいにまとめている。フランス的ってそういうことなんだな。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 6点(2011-10-12 10:24:30)
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8.何話かはいまいちだったけど、二話ジャン・ルージュの北駅、四話エリック・ロメールのエトワール広場、六話クロード・シャブロルのラ・ミュエットは特によかった。 なかでも六話は絶賛。見るべし。
さん [DVD(字幕)] 7点(2009-12-15 20:09:30)
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7.《ネタバレ》 まあ、かつてのヌーヴェルヴァーグ族が揃い踏みで作り上げたオムニバスだが、意外と物足りない印象。 「なんじゃ、こりゃ」的な作品もいくつかあったが、エリック・ロメールのと、クロード・シャブロルのは結構楽しめた。  このオムニバスには沢山の女性が出てくるが、魅力にイマイチ欠ける女性ばかりなのは何故だろう。 単なる、私の外見的な好みの問題かもしれないが、どうにも魅力を感じられる女性が出てこなかった。 ただし、シャブロルの作品で「ブロンドの家政婦」が出てきたが、これだけは例外! あんなエロチックな家政婦が欲しいな♪って気持ちに・・・  ゴダールのは、ゴダール的ではあったが、いつものゴダールよりも比較的分かりやすいゴダール作品だった。 だけどやっぱり話は複雑で、観た後にイチイチ考えさせられて頭が疲れる。 そんなところはやっぱりゴダールらしさが出ていた。  最後に全体的に見て印象的な部分を挙げると、ロメール作品の前半の部分。 パリの凱旋門の歴史を聞かされて「ふ~ん」と思わず唸ってしまった。 勉強になった。 あと、殺してからの(実際は殺してなかったわけだが)逃亡劇もなかなか痛快で良かった。 それと、シャブロル作品の、耳栓をして瞬間的に無言劇になるという演出。 これも意外なほどに楽しかった。  にしても、このオムニバスは「夫婦」というものを、ただやかましくて面倒でマイナス的なものとしてか表現していないのが、よろしくない。 もう少し前向きになるような表現をしてくれよ・・・
にじばぶさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-03-11 22:21:07)
6.どの作品も15分ぐらいしかない短編作品にも関わらず、観終わった後にしっかりと心に残る作品ばかりでした。特に最後の作品「ラ・ミュエット」が1番印象的でした。
MINI1000さん [地上波(字幕)] 8点(2009-01-29 23:11:00)
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5.《ネタバレ》 「北駅」の迫力はすごい。最後の作品もミュートになってからの展開が上手い。ラスト少年がパリの街に一人立っているのはシビれました。 あとはゴダールなんかもすごく上手いですよね。でも一番「らしい」のは最初の「サン=ドニ」かな。正にフランス映画っぽいフランス映画ですね。 でもダントツは北駅です。  この世代のフランス映画の魅力が存分に味わえるオムニバスで、ヌーベルバーグに興味を持っている人には最初にこれを勧めようと思いました。
Balrogさん [DVD(字幕)] 9点(2008-12-20 23:37:09)
4.どの作品も短編として非常によくまとまっている。15分前後の作品郡で取り上げる題材の規模がちょうどいい。やっぱりヌーヴェルヴァーグの作品はなんといっても男女の描き方が素晴らしいと個人的には思っているのだけど、6編の男女のやりとりもすごくよかった。「北駅」の手持ちでの長回しも、人物が場所を変える場面でわざと暗い場所を通らせ、観客を退屈させない工夫があったように思う。
アンダルシアさん [DVD(字幕)] 8点(2008-01-11 02:07:55)
《改行表示》
3.《ネタバレ》 6編全て良かったが、しいて挙げるとすれば、「サン=ドニ」・「北駅」・「モンパルナスとルヴァロワ」の3つ。 「サン=ドニ」(ジャン=ダニエル・ポレ)【8点】。 見るからにいじめられっ子風の男とちょっと我が強そうな娼婦との一幕。 特に意味もないのに執拗なほどに肖像画を映したり、女の脚を手前にして男を映すところや、男の品のない食べ方を撮り続けるカメラワークが非常に興味深い。 また、字幕についてだが、「そろそろ“やる”?」とか“する?”とか、「“”」で括られて出てくるからそれが妙に笑えて面白かった。ここは、音声のみで見るより楽しめると思う。最後のオチも上手く落としていて好感触。ホテルで停電って・・・まずありえないでしょ(笑)。 「北駅」(ジャン・ルーシュ)【8点】。 超絶的な長回しが素晴らしい。 車でぶつけられそうになった男との会話がオシャレでいいし、その後で自殺をしてしまうというのもちょっと可哀想だけど、映画のストーリーとしては面白い展開だと思う。 長回し=意欲的と捉えられることが多いけど、そういったチャレンジ精神が感じられる作品は自然と好きになってしまうことが多く、もちろんこれも好き。 「モンパルナスとルヴァロワ」(ジャン=リュック・ゴダール)【9点】。 ストーリー的にはこれが一番好き。 実は二つの手紙は入れ違いではなかったというオチは、かなりツボ。綺麗にストーリーが成り立っていて、いかにもフィクションっぽいところがすご~くイイ。 この主人公の女はしょーもない女だけど、ちょっととぼけた感じとか、独特の雰囲気が出ててまさに適役。 他にも「サン=ジェルマン=デ=プレ」【7点】の二人の男との恋愛模様も、ありえなさそうなストーリーだけど上手くまとまっているし、「エトワール広場」【7点】も、ロケ撮影の開放感が何とも気持ちが良いし、ストーリーもしっかりオチがついていて良い。「ラ=ミュエット」【8点】は、いたずらをしてしまう様子を描いたり、耳栓をつけたら音がなくなるといった演出が変にリアルで、生々しいラストもちょっと怖くて、これも完成度が高い。 要するにどれを観ても面白い。 6話の平均点数は7.83。よって8点。
もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 8点(2007-08-26 01:16:53)
2.《ネタバレ》 ジョアンナ・シムカス目当てで観たがどの作品も意欲的で素晴らしかった。この中ではゴダールの作品はそれほど面白いとは思わなかった。個人的にはロメールの「エトワール広場」やクロード・シャブロルの「ラ・ミュエット」が好き。ジョアンナ・シムカスもかわいい。
ネコガタさん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-27 18:27:10)
1.「ヌーヴェルバーグところどころ」と言ってもいいこの映画。オムニバス形式で、パリの人間模様を色々な視点から眺めるというのが表面にあるが、その中身はやはりヌーヴェルバーグの勝利宣言めいている。時代の寵児となったゴダールを始めとして、6人の監督が短編の中でやりたいことをやりまくり、怖いもの知らずの雰囲気が作品を包む。要はどの作品も凄くトンがってる。その中で圧倒的な出来だと思ったのは、ジャン・ルーシュという人の「北駅」という作品。わずか15分程度の小品ながら人間の(男と女の)本質に迫る、ワンシーン・ワンショットで撮られたこの作品は、「10ミニッツオールダー」のヴィクトル・エリセの傑作と同様に短編という制限がまったく枷になっていないどころか、その短い時間の一秒一秒が更なる強度をもち、息苦しいほどに映画のエッセンスが詰め込まれている。こういう映画をこそ、スタイリッシュな映画というのだろう。些細な事が次第に重大な意味を持ってくるようになる過程、そしてそんな出来事すらパリでは一風景として切り取られてしまうような無常感がたまらない。ゴダール、ロメールなどの作品もそれなりに面白いが、ジャン・ルーシュのこの作品は「パリところどころ」においては別格だろう。この人、2004年に交通事故で亡くなったらしい。
Qfwfqさん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-20 01:51:28)
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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 7.44点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6222.22%
7222.22%
8444.44%
9111.11%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.50点 Review2人
2 ストーリー評価 8.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review2人
4 音楽評価 6.00点 Review2人
5 感泣評価 5.00点 Review1人
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