1.リンチェイの代表作「マスター・オブ・リアル・カンフー/大地無限」の続編っぽいけど、見たところ前作とのつながりは無いようで・・・っていうか、話の方はどうでもイイかもしれない。で、肝心なカンフーの方なんですけど、さすがユエン・ウーピンといってイイのかな、全編かなり見せてくれます。特に「少林寺」シリーズでおなじみのユエ・ハイのカンフーは素晴らしいの一言。上手さだけではない、何か貫禄みたいなものが伝わって来て凄いです。大勢の兵を1人でなぎ倒すところなんかゾクゾクっとしてしまいました。こういう感覚に襲われた時は「カンフー映画ファンで良かったなぁ」と思えるときですね。主演のウー・ジンもリンチェイの時のようなインパクトは無いものの初主演としては良くやっていて悪くないです。そして、この作品で忘れていけないのがビリー・チョウです。普段悪役が多い?と思われる彼ですが、この作品では、ちょっとイイ人。けして重要な役柄ではないのですが、彼の存在はこの作品に大きく影響を与えていると思います。彼の髪型といちいち必殺技の名前を言うアクションはかなりの見所?と言っていいでしょう。