2.気軽に楽しめるバディアクションものとしてはまあ普通に評価できますが…これがラウ・カーリョンの作品かと思うとなんだか悲しいなぁ。あのカーリョンが撮ったとは思えないほど、クンフーアクションはキレも迫力も無いです。一応高低差を生かしたアクションなどモダンアクションなりのアレンジを加えているのですけれども、同時期のジャッキー作品のようなクンフーとスタント渾然一体の畳みかけで観客を圧倒させるまでには到らず。完全にブツ切りで盛り上がりに大して貢献していないのが惜しい。あとユンファは元々殺陣の指導を受けていない役者なので仕方ないのでしょうが、功夫映画の重鎮揃いのキャストにおいて悪い意味で浮いております。アクションシーンになると一人だけ銃ブッ放してばかりってのもなんだか…。ようやくラストあたりで銃剣銃の殺陣を披露してくれますが、これも時間短めのいかにも即興で振付けてもらいましたという感じで何だか惨めに見えてしまいました。