狼の時刻のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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狼の時刻

[オオカミノジコク]
Hour of the Wolf
(Vargtimmen)
1966年スウェーデン上映時間:85分
平均点:8.25 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
ドラマホラーモノクロ映画
新規登録(2008-12-19)【にじばぶ】さん
タイトル情報更新(2010-09-21)【S&S】さん
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監督イングマール・ベルイマン
キャストマックス・フォン・シドー(男優)
エルランド・ヨセフソン(男優)
リブ・ウルマン(女優)
イェートルド・フリード(女優)
イングリッド・チューリン(女優)
脚本イングマール・ベルイマン
撮影スヴェン・ニクヴィスト
製作ラース・オウェ・カールズベルイ
美術マリク・ボス-ルンド(プロダクション・デザイン)
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4.《ネタバレ》 映像が美しい。島の情景、城内の情景、暗闇に白く浮かび上がる人物像はいずれも絵画的な美しさを持ち、非実存的・非現実的な映像世界の構築に成功している。異形の者たちに取り込まれる夫と、それを見つめる妻の置かれた極めて不穏な空気は、静かに、だが着実に、観ている我々をも侵食する。中々に気味の悪い、だが決して不快なだけではない、不思議な後味が残る。傑作。
Yuki2Invyさん [DVD(字幕)] 8点(2020-04-15 13:52:05)
3.《ネタバレ》 惑星ソラリスやノスタルジアで知られるアンドレイ・タルコフスキー監督は、この映画の監督であるイングマル・ベルイマンを尊敬していたことで知られ、遺作のサクリファイスではベルイマン作品常連のスタッフやキャストを多く起用した。そんなタルコフスキー監督が最も影響を受けたのではないかと思えるくらい、幻想的で芸術的な作品である。マックス・フォン・シドーが演じる画家が一分の長さを測るシーンでの長回しやその画家が海辺で少年を殺すシーン、屋敷で裸の元恋人と逢引きするシーン、そして終盤の画家が殺害されるシーンはその最たるもので、見入るあまりに体が硬直したかのような感覚に襲われた。他にも超現実的で美しいシーンが数多くあり、この映画で表されたベルイマン監督の芸術性が、タルコフスキー監督に影響を与えたのではないか、そう思わざるを得ない。
陽踊り小僧さん [DVD(字幕)] 10点(2010-08-21 18:13:57)
2.ベルイマンの作品では、俳優の演技はもちろん、彼らを取り巻く物も重要な要素として扱われていると思う。強すぎる風や壁の染みが不穏な空気を醸成していて、何かとんでもないことが起ころうとしているのではないかと思えてくる。アバンギャルドというか、かなり抽象的な内容なのだけど、しっかりと恐怖を演出できているところはやっぱりすごい。デヴィッド・リンチが本作を賞賛するのも分かる気がする。
クルシマさん [DVD(字幕)] 8点(2009-01-22 21:22:47)
《改行表示》
1.後年のベルイマン作品ばかり最近は観ていたので、この辺りの脂ののりきったベルイマン作品は、久しぶりに観た気がする。  というのも、とにかく映像が綺麗なのだ。 そして幻想的。 まさにベルイマンの真骨頂が発揮されている作品だ。  しかし、色んな物を詰め込みすぎの感が否めない。 単純な夢想物語として、神秘的な色を最初から最後まで通してくれたら、もっと凄い作品になっていたかもしれない、、と思わせる内容だった。
にじばぶさん [DVD(字幕)] 7点(2009-01-02 18:47:48)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 8.25点
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100.00%
200.00%
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600.00%
7125.00%
8250.00%
900.00%
10125.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 9.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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