1.巨大ロボットと人類の攻防を描いた宇宙人侵略もの映画。このロボットのデザインが斬新で箱を二つ重ねただけのすごい単純な形。この単純さが逆に不気味でいいのだ。変な音を発しつつ、地球のあらゆるエネルギーをすいつくすって設定も、なんだか、エヴァの使徒みたいな不気味さだ。ウルトラセブンなんかの雰囲気にも似てる。ロボットを操る宇宙人も人にとりついてるので最後の方まで姿を見せない。そーゆう所も、ロボットの無機質な雰囲気にあってる感じがします。しかも、その正体は、ドロドロの液体。いったい、どんな生態なのか、ほとんど謎で、侵略者を不気味で奇妙で神秘的に見せてくれて、よくわからん奴らに襲われてる感がして、なんだかゾクゾクします。ただ、残念なのが軍の描写。戦闘機しか登場しないのがさびしすぎる。あんな巨大なロボットが街を破壊しながら動いていたら、戦車とか陸軍も登場するはずだが、その描写がまったくない。逃げ惑う人々だけ。そこが少し残念。でも、雰囲気は悪くなかったです。