虹男のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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虹男

[ニジオトコ]
1949年上映時間:81分
平均点:4.25 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
サスペンスモノクロ映画ミステリー特撮もの小説の映画化
新規登録(2010-10-17)【S&S】さん
タイトル情報更新(2023-07-13)【イニシャルK】さん
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監督牛原虚彦
助監督村山三男
キャスト小林桂樹(男優)明石良輔
若杉嘉津子(女優)小幡由利枝
大日方伝(男優)岡田警部
見明凡太朗(男優)摩耶龍造
平井岐代子(女優)摩耶志満子
植村謙二郎(男優)摩耶勝人
浦辺粂子(女優)野々村かね
脚本高岩肇
音楽伊福部昭
企画辻久一
配給大映
特撮円谷英二(ノンクレジット)
編集辻井正則
録音米津次男
須田武雄(録音助手)
照明柴田恒吉
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【クチコミ・感想】

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4.《ネタバレ》 この作品を知ったのはとある特撮特集本でした。 そこには「虹男」というタイトルと 怯える二人の女性、そこに襲い掛かろうとする 光(虹?)を纏った男というスチール写真が紹介されてました。 この度、機会がありこの作品を視聴することに。  特撮のカテゴリに含まれてましたので、 透明人間や蝿男のごとく科学技術により特殊な能力がそなわった 人物が出てくるのだろうか?と、想像し期待値は上がる一方。  しかし殺人事件を淡々と追う展開に、 これは20面相のような怪人が暗躍する話なのだろうか?と、 見続けるも、え?これで終わり?という結末。  内容もつまらないというわけではないけれど、 やはりタイトルと件の写真のインパクトが全てといっても過言ではない気がします。 評価は難しいですが映画史を彩る一作としては楽しめました(色んな意味で)。
映かったーさん [インターネット(邦画)] 6点(2018-09-12 19:44:55)
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3.《ネタバレ》 昭和特撮ファンの間ではそれなりに知られた映画だが、実際見ればどこが特撮映画かと呆れることは間違いない。 実態としては探偵小説(推理小説)を映画化したもので、1947年に新聞連載されたものが翌年に出版され、さらにその翌年には映画化されたということである。映像には戦後4年目の屋外風景も出ており、駅の場面では「日本通運新宿支店」「八王子支店」という看板が見えて場所が知られる。 当時を知らない人間としては敗戦直後など余裕がなくて大変だったろうと思うわけだが、そういう時期でもこんな小説なり映画が発表されているのを見ると、戦争の勝敗にかかわらず人間は娯楽を欲するものだなという感慨がある。また戦後という時代を受けてのことか、女性の地位の変化ということに微妙に踏み込んだように見えなくもない(特に原作の方)。 なお劇中の博士は虹の研究をしていたとのことだが、それが何の役に立つかについて本人の説明を聞くと、遠い天体からの光をスペクトルに分解することで宇宙の膨張による赤方偏移の観測に使える、ということだったようで、これは結構まともな(普通の)ことを言っている。  ところでこの映画を見るために原作まで読む人間は全国でも多くないだろうが、あえて読んでみるとけっこう原作に忠実に作ったようである。ただし長編小説を1時間半に収めたため、原作でもわかりづらいところがさらに理解困難になった面はあるかも知れない。 また映画では真犯人とラストの展開を大きく変え、ハッピーエンド化したことで娯楽性を高めたようにも思われる。しかし原作では悲劇性を強く出した上で最後だけほんのり泣けるというのが非常によかったので、これが映画では形だけになっているのが残念だった。舞台になった旧家の異常さも印象が薄くなっており(映像化困難な面はあるが)、どうも中途半端な映画になったように見えた。 ちなみに原作の虹男は「赤衣をまとい額のただ中にただ一つの緑眼怪しく光る男」で「火のごとく虹を吐きたり」という伝承になっている。  ところでこれだけ遡ると知っている役者が少ないが、一応の主役である小林桂樹氏に関しては、後年の赤ひげ先生や田所博士とは思えない軽い人物に見える。また旧家の長男役が、後の“おもちゃじいさん”や“金山老人”だというのは昭和特撮ファンの関心事ではなかろうか。 ほか音楽担当が伊福部昭氏のため、今にも怪獣が出そうだが出なかった。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 4点(2016-06-04 09:23:54)(良:1票)
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2.(訂正:1949年作品でした) なんか廉価版DVDがワゴンに出てたので、無我夢中でデフォ買い。 もちろん、オイラも「アレ」を期待してたんです。たぶん動くこともなく、一瞬しか出ないんだろうと覚悟を決 (詳細はブログにて)
エスねこさん [DVD(邦画)] 5点(2015-01-02 14:06:04)
1.《ネタバレ》 『虹男』と言えばDVDのパッケージにも使われているゴムのように身体が伸びる不気味な男がフューチャーされたスチール写真が有名ですが、はっきり申しましてこの映画にはこの不気味な男はもちろん「虹男」すら登場しません。ほとんど詐欺です(笑)。パートカラーながら邦画で初めてカラー映像を使ったとして映画史上に名を残している作品です。原作は推理小説の大家だった角田喜久雄の新聞連載小説だそうです。人口の虹(なんじゃ、そりゃ?)を研究している科学者がいまして、その博士の周辺でおきる謎の連続殺人事件というのが基本的なストーリーです。お話しはほとんどがその博士の自宅で起こる事件なのですが、その自宅がいかにも本格推理小説らしくおどろおどろしい洋館なので笑っちゃいます。被害者たちはなぜだか殺害される直前に虹の幻覚を見るのですが、その幻覚だけがカラーなのです。オリジナルのカラー映像は失われていて、いま観れるのは関係者の記憶をもとに復元したものだそうですが、単なるスペクトル分光の映像みたいなものが1カット5秒ほど映されるだけで、あまりにもチャチなのであっけにとられてしまいました。殺される役者たちの「虹男だー」と絶叫する芝居がまた臭くて時代を感じさせます。メスカリンが混入した飲み物が幻覚をおこさせるという説明ですが、そもそも犯人が何でそんな手の込んだことをするのかは謎です(笑)。いちいち説明するのが難儀なのですが、簡単に言うと江戸川乱歩の『少年探偵団』シリーズみたいなムリやりなプロットとトリックだと思います。唯一の取り柄はあの伊福部昭が音楽を担当していることで、けっこういい雰囲気でした。 いくら終戦直後の製作とはいえ、これでは怪作と言うほかないですねえ。なお一部の資料では円谷英二が特撮を担当となっていますが、本作には関わっていないみたいです。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 2点(2010-10-18 23:03:59)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 4.25点
000.00%
100.00%
2125.00%
300.00%
4125.00%
5125.00%
6125.00%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 1.00点 Review1人
2 ストーリー評価 2.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 3.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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