1.《ネタバレ》 正直、かったるい。
だってさ、こっちは主人公の女の子がレイプされてしまうって分かってんのに事が起こるまで何分かけるんだよ!
で、だらだら犯されちゃうんだけど、その見せ方も特別陰惨ってわけでもない。
「そこまで引っ張っといて、直接描写は避けるんかい!」って言いたくなる。
ポルノの方がよほど気合入ってるだろ。
で、前半が終わったら、あっという間に1か月が経過し、復讐編になる。
最後に映った時、ズタボロだった女の子が次に映った時はすでに復讐の鬼になっているのである。これにもガッカリ。
序盤のレイプされるまでをダラダラ書いておきながら、その後の苦悩だったり、復讐に至るまでの経緯はすっ飛ばすのか・・・。
クソ野郎たちがテンパって仲間割れしたりする中盤のシーンは、ほのぼのしてて面白いんだが。そんでもって後半の復讐編。前半のレイプ編とは異なり、気合の入りようが伺える。
2人を拉致して、交互にいたぶるシーンは、監督的には一番の見せ場なんだろうなー。
でも、なんか気持ちが入らない。
もっと、ジワジワ追い詰めたり、時には反撃されたりっていう、緊張と緩和のさじ加減がなってなくて、どうもイマイチ。
拷問の方法にしても、もう一歩アイデアが欲しかったところ。
結局この映画をリメイクして観客に何を思わせたかったのかが分からん。
ストーリー性はほぼ皆無だってことは、エグさ一本で勝負したいのだろうが、今時、もっとショッキングな映画はいくらでもあるしなぁ…。