《改行表示》83.初めてウディ・アレン監督作品を見たのが、この映画でした。 ノスタルジー満載の大人のお伽噺。 文学に傾倒したことがある人であれば、一度は夢見たことがありそうな、そんなお話。 おしゃれな映画を見たいときに。 【めたもん】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-10-15 13:44:46) |
82.《ネタバレ》 レトロパートのファンタジー感こそがこの作品の肝である事十分理解しています。でも自分は現代パートのほうが好きでした。オーウェンのダサダサ感が見処となってしまい、フィアンセに軽くあしわられ、フィアンセ家族にも軽くあしらわれ、フィアンセとその友達カップルにも軽くあしらわれ、しかしそれでもダブルデート時にハイテンションになれずとも、個の存在感を示そうと必死にそこに割り込みするオーウェンの姿が痛々しくなのか、微笑ましくなのか、とにかく同情に値する。あんな彼女とあんな知人に付き合いさせられたんでは今後もストレス溜めてゆくこと間違いないしで、結果、フィアンセに対して、あの日、あの時、あの地で、あっさり別れを告げた事が大正解で嬉しくなってしまって お後よろしくスカッといたしやす。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-08-13 21:35:09) |
81.なんとも不思議なゆっくりとした他の映画にはない映画でした。テンポも心地よくパリもきれいで、こんな映画があったんだと思い、観た後に観てよかったなと思うような映画でした。 【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-10-27 08:39:34) |
《改行表示》80.全くどんな映画か分からずに観たが、 雰囲気が良くて心地よい映画だった。 パリやヨーロッパの芸術が好きな人にはたまらない映画だろうな。 私が1つ気に入らないのは、 昔は良かったと盛り上がっている人達に対して、 いつの時代もみなそう思うが、結局は今を一所懸命に生きればいいんだ。 と、達観しているところ。 いい体験をして楽しかったで終わってほしかった。 【プエルトガレラ】さん [DVD(字幕)] 6点(2020-10-08 13:35:22) |
《改行表示》79.ストーリーはどうということは無いが、雰囲気がすてき。住んだら悪いところもたくさん見えてくるんだろうけど、訪れるには本当に花の都だと思う。そしてヒロインは、こちらまでうっとりさせる。 制作が米・スペインなところが面白い。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-08-31 22:56:02) |
《改行表示》78.《ネタバレ》 冒頭、パリの街がいくつものショットで描かれていて、つまり、空間的な積み重ねとしてパリが描かれるのですけれども、これはパリという街の一面でしかなくって。物語の中で主人公がタイムスリップ(?)して、1920年代のパリに集っていた文人・芸術家だちと出会うことで、パリの街が時間的な積み重ねとしても描かれます。 街が持つ多層性。それは、街の今の姿と、街が辿ってきた歴史。 レイチェル・マクアダムス演じる、主人公のフィアンセってのが、顔は可愛らしく、体はエロっぽく、性格は鬱陶しい、という、三拍子そろった存在で、身近にはあまりいて欲しくないけれど、ハリウッド映画にはヒロインとしてぜひ登場して欲しいタイプ。主人公はこの映画の物語を経験し、結局は彼女と別れることになって。 そして、この街の歴史を知るパリ娘と結ばれることを匂わせて、映画は幕を閉じます。一見、忘れられたような過去でも、現在のどこかに必ずその余韻が残っていて、こういう娘っ子の中に息づいている、それがパリの街。 主人公自身も「くだらない」ハリウッド映画の脚本を書く生活から、パリへの移住を決意した今後は、この街で文学を目指すのかもしれない。 浅はかなハリウッドよ、さらば。 という、何だか、結果的には「ニューヨークの映画作家ウッディ・アレンが例によって例のごとくハリウッドにイヤミを言う映画」になってしまった感もありますが、ま、そうでなくては。シャレた感じで、イヤミを言いつつ、古き良き文化の香りを謳い上げる。それがまた、シャレてるんです。 しかし、1920年代のパリというと、音楽はコール・ポーター、となるんですか、ねえ・・・例えば「フランス6人組」とかではなくって。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-29 17:29:17) |
《改行表示》77.《ネタバレ》 未来が不安になるような気の合わないフィアンセ、過去の世界に生きたがってついていきにくい美女、旅先で出逢った今を生きながら一緒に楽しめそうな骨董屋の娘。 この選択肢で”正しく”、”現実的な”選択肢である骨董屋の娘を選んでいただき誠にありがとうございます的なキモチのいいオチ。 「婚約者とこのまま結婚していいものだろうか?」と迷う主人公の心の動きを描いた作品は数多くある。 そんな中で、珍妙なタイムスリップ要素を入れた本作は、なかなか異色の名作だと思う。 ついでに「芸術好きな人じゃないと楽しめない」との意見が多い中、ごめんなさい、芸術好きなのでそこも楽しんでしまいました…。 (逆に私、スポーツ好きじゃないのでスポーツが出てくる映画は楽しめないんです。だから許して笑) 作家群はいまいち知りませんが、画家群は全員性格も分かってたので、登場するたびに面白かった。 ピカソ、ダリ、ゴーギャン、ロートレック… 特にゴーギャンがマリオンを秒で口説いてたあたりは、彼が妻子をほっぽってタヒチに移住し、現地の13歳やら14歳の女子をかたっぱしから現地妻にしてたり、持参したポルノ写真を展示して”ゴーギャンの秘宝館”を作った絶倫エロおやじであることを知っている者としては、ウケる部分が大きかった。 あとタイムスリップするにあたって、本人が行きたい時代に行けちゃう都合のいいシステムもいいですね。 ギルが行きたかった時代にいたマリオンは、ベルエポックの時代に行きたがっていて、そうしたら馬車がやってきてベルエポックの時代へ…って笑 となると、ギルを尾行していた探偵がフランス王朝時代に行っちゃったってことは、あの地味な探偵は煌びやかなフランス王朝時代に憧れてたんだと思うとウケる笑 …といろいろ言いながらも、じゃぁまた見たいですかと言われたら別に見なくてもいいや程度なので5点となります。あしからず。 ムード重視のファンタジー・ラブストーリー映画。 【フィンセント】さん [DVD(字幕)] 5点(2020-05-31 17:11:15) (良:2票) |
《改行表示》76.大人の童話という感じ。別に大人が鬼退治に行ったり、お姫様に会ったりしたらダメという法はないので、これはこれで面白いかなと。 しかし個人的には、リアルパートの知識をひけらかす米国人教授がツボ。私の周囲にヘミングウェイやダリやピカソはいませんが、こういう輩はけっこういます。しかし浅学ゆえに反論できず、悔しい思いをすることも多々。はなから次元の違う人々が集う童話の世界に浸りたくなる気持ちもわかります。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-05-07 01:42:32) |
《改行表示》75.《ネタバレ》 オープニングにパリの街並みが次々と映し出されるのはいいけど、映画としては異例の長さでして 「おや?」となるんですが、すぐに神経質で辛辣でごちゃごちゃした会話が始まる。 真夜中のパリでタイムスリップ、ロマンチックです。 1920年代のパリというと狂騒のパリ、アールデコ。モボ、モガなんていう言葉もこの時代ですよね。 よくは知らなくても名前は知ってる、ナニした人か知ってるというアーティストや作家がワンサカ出てきちゃって 作家はみんなパリに渡ったアメリカ人で、ウディ・アレンの憧れの時代なんだろうなというのがよくわかる。 エイドリアン・ブロディのダリと神経質そうなルイス・ブニュエルが良かったな。 自信満々にあれこれ解説するアメリカ人旅行客のことを「知識人ぶった男」と言うのは元スーパーモデルのカーラ・ブルーニなんですけど、この当時って大統領夫人だったんじゃ?フランスはこういうのOKなんですねぇ。 マリオン・コティヤールに初々しいレア・セドゥ、レイチェル・マクアダムスもキュートです。 アレンの女優選びは相変わらずソツがないですな、流石です。すごくたのしい映画でした、にやにやニタニタしながら観てた。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-04-13 18:15:44) (良:1票) |
《改行表示》74.《ネタバレ》 評価が大きく割れている映画ですね。他の方もおっしゃっているように、どれくらい教養があるかによって楽しめるかどうかが分かれてしまいます。恥ずかしながら私も半分くらい楽しめたかどうか。でも単純に、ヘミングウェイやフィッツジェラルド、ダリなどはイメージした通りで笑えました。 トータル的なキャスティングも素晴らしくてセピア調の雰囲気もよく表現されています。何よりオープニングからパリの街並みにが美しく記録されていて、パリへの深い愛が伝わります。まさにウッディ・アレン的な。パリジャンやパリジェンヌが傘を差さないのもなんか納得。 ストーリー的にはファンタジー全開ですが芸術家志望の人ほど楽しめる作りなのは、なかなか間口が狭い映画ともいえます。多感な若い時に見たらパリに移住したくなったかもしれません。知ったかぶりもできないので点数はほどほどにしておきます。 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-04-06 11:44:30) |
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《改行表示》73.当時の文学者や芸術家の描写はわりかし細かいのに、タイムスリップの手法はすさまじく雑なのが笑える。 ヘミングウェイ、フィッツジェラルド夫妻、ガートルード・スタインなど、いわゆるロストジェネレーションの文学に詳しかったり、ダダイズム以降のアートに詳しい人なら、いろいろクスクス笑える要素がたくさん盛り込まれているように思う(ヘミングウェイの面倒くさいマッチョな感じや、ダリのキテレツな雰囲気は、個人的にはツボだった)。笑いどころがわからないという方は、とりあえずヘミングウェイの初期作品や回想録を読んでみると、当時の世相やパリの雰囲気を掴むことができるので、そちらの読書をおすすめする。 世の中には知識があると格段に面白くなる映画が確かに存在するが、今作はまさにそれだと思われる。 あと主人公がマリオンコティヤールやレアセドゥといい感じになるなんて、なんてうらやましい。 【nakashi】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2020-04-04 11:22:48) |
《改行表示》72.《ネタバレ》 レビューをしてよいのか1年迷いましたけど、同意見のレビューが多かったので私も投稿。 正直なにが面白いのかさっぱり分かりませんでした。雰囲気は良いんですけど、それだけ。 へんてこなおっさんたちが掛け合うわけですけど、だから何?というのが印象。 本当なら、あー過去の偉人はこんな人物だったんだろうな!納得!なんていう共感があるのかもしれないが、 私は映画にそんなものは求めていないので、、、 申し訳ないけど低い点数です。 【Keytus】さん [インターネット(字幕)] 3点(2019-11-13 23:04:35) |
《改行表示》71.何が面白いのかさっぱり分からなかった。教養のなさが問題なのかもしれませんが・・・ 『読んでいない本について堂々と語る方法』でも読んでいれば、違うコメントもかけるのかもしれませんね。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 4点(2019-11-13 22:21:05) |
70.《ネタバレ》 最後、古物店のお嬢さんと仲良くなる展開も良かったです。ああ、いい子なんだろうなあって思ってましたんで。まさかのタイムスリップものですが、SF的な注意事項(過去を変えてはならない、とか)を一切考慮しないイサギの良さ。なんか、オオゲサなドタバタ話じゃないところも良かったですよ。尺が短いところも良かった。今時(でもないが)、1時間半くらいで終わる映画って貴重です。 【なたね】さん [インターネット(字幕)] 7点(2019-08-15 22:08:55) |
《改行表示》69.《ネタバレ》 アレンの夢なんだろうね。 憧れの文豪や芸術家にまじって、 憧れの素敵な舞台で恋をしたら・・ 彼女の気持ちを現代に帰って、著作で確かめるとことか 尾行していた探偵がルイ?世の時代に行ってしまうとことか、 アレンならではのユーモアもあって、面白かった。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2019-07-25 12:03:07) |
《改行表示》68.雰囲気は良かった。 ただ面白くはなかった。 登場人物にも魅力はあまり感じなかった。 教養が深いと違うのかもしれませんが。 【2年で12キロ】さん [インターネット(字幕)] 3点(2019-06-14 22:06:31) |
67.アレンの久々の楽しい映画。タイムスリップして、パリに行く。真面目に考えれば、馬鹿らしいが、そこが楽しい。ララランドに何かにているとー思いませんか 【にけ】さん [映画館(字幕)] 8点(2018-12-25 21:32:08) |
《改行表示》66.うーーん…レビューするか迷った作品。 というのも、自分の教養がこの映画を楽しむレベルに達していない…。めちゃめちゃいいシーン、いいキャラクター、の空気はするんだけど…元ネタが分からないものも多く心からは入り込めず、結果、途中眠たいという事態に。 要所要所やラストなんかはしっかり楽しませてくれるんですけどね。 見る側の問題が大きいので、そんなのでレビューして平均的を下げるのも申し訳ないと思いつつ…。 日本人では見る人を選ぶのも事実かなと思い投稿。 映画全体の雰囲気やストーリーは好きなので、フルに魅力を味わえなかった自分に悔しさもあり。 【ハービィ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2018-06-10 23:28:14) |
65.《ネタバレ》 ウディ・アレンのパリへの愛がわんさか伝わってくる。パリ好きな表現者って本当にパリ至上主義ですよね。序盤の展開が遅くて退屈なのでマイナス2点。中盤以降は最高。ロートレックやピカソに夢でも会えたらハッピーだろうなあ。 【なす】さん [インターネット(字幕)] 8点(2018-05-10 09:55:03) |
《改行表示》64.《ネタバレ》 タイムスリップとは少し違うけど、『カイロの紫の薔薇』がよぎって、つらい結末かも?って心配になったものの、清々しいラスト。 ちゃんと現実を見て選択した主人公になんだかホッとした。 マリオンでもレイチェルでもない、あの雑貨屋の女の子が一番ファンタジーだと思う。 そしてパリジャンが傘を差さない所に妙に納得。あそこは濡れて行くのがいいよね。 いい女の役しかやらないイメージのレイチェルに悪女を演じさせてるのも、珍しくて面白かった。 |