1. アーサー・ペンは1970年の「小さな巨人」を最後に以降は凡作を連発するようになるが、本作は正にヤな意味でターニング・ポイントとなった1作。ハックマンがしがない私立探偵をダルそうに演じている辺りは悪くないが、家出少女探しから一気に麻薬密輸サスペンス&アクションへと飛躍し(過ぎ)て興醒め。アラン・シャープの脚本に難アリか。あと、メラニーは家出少女役でチョロッと出て呆気なく死ぬ。全然ヒロインでも何でもないんで勘違いしないように。ペン監督はこの後に怪作ウェスタン「ミズーリ・ブレイク」を発表し、凋落に一気に拍車を掛けるコトになる…のであった。5点~!