骨までしゃぶるのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ホ行
 > 骨までしゃぶるの口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

骨までしゃぶる

[ホネマデシャブル]
1966年上映時間:88分
平均点:8.67 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(1966-06-12)
ドラマモノクロ映画
新規登録(2013-04-28)【すぺるま】さん
タイトル情報更新(2018-08-23)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督加藤泰
助監督原田隆司
関本郁夫
キャスト桜町弘子(女優)お絹
久保菜穂子(女優)お貞
宮園純子(女優)千代松
夏八木勲(男優)河村甚吾郎
石井トミコ(女優)お石
任田順好(女優)お浪(クレジット「沢淑子」)
三島雅夫(男優)松岡定一郎
菅井きん(女優)おたね
三原葉子(女優)お徳
平参平(男優)先生
岡島艶子(女優)おりき
芦屋小雁(男優)医師
芦屋雁之助(男優)巡査
遠藤辰雄(男優)警察署長
穂高稔(男優)山本
汐路章(男優)
国一太郎(男優)
飯沼慧(男優)
島田秀雄(男優)
源八郎(男優)
那須伸太朗(男優)
阿波地大輔(男優)
五里兵太郎(男優)
疋田圀男(男優)
波多野博(男優)
平沢彰(男優)
志賀勝(男優)
川谷拓三(男優)
脚本佐治乾
音楽斎藤一郎
撮影わし尾元也
製作東映(東映京都撮影所)
企画岡田茂〔東映〕
三村敬三
配給東映
美術鈴木孝俊
編集堀池幸三
録音中山茂二
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行表示 ※《改行表示》をクリックすると個別に改行表示致します
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
3.《ネタバレ》 骨までしゃぶる。いやあ!凄いタイトルだ!凄いと言えば何もタイトルだけではない凄さがこの映画にはある。人間の身勝手さ、表と裏の顔、郭の世界の怖さなど人間の怖い部分を思い切り見せ付けられる事になる。ヒロインのお絹を演じる桜町弘子が天国から地獄へと落とされる様子が見ていてやるせなくなり、切なくもあり、哀しくもあり、またこの映画、何と言っても三島雅夫と菅井きんの悪人夫婦ぶりが凄い。この2人による悪人夫婦の存在あるからこそ映画のラスト、お絹が幸せになって救われた思いで、泣けてきます。舞台が洲崎でしかも、郭話とくればどうしてもあの映画、私が大好きな監督、川島雄三監督の「洲崎パラダイス 赤信号」を思い出さずにはいられなくなります。加藤泰監督も私同様、川島雄三監督の「洲崎パラダイス 赤信号」が大好きなんだなあ!と思ったら嬉しくなってきました。
青観さん [DVD(邦画)] 9点(2020-11-04 18:17:42)(良:1票)
2.《ネタバレ》 借金のカタに廓に売られたヒロイン お絹(桜町弘子)の目を通してその地獄のような廓の実態を描いた加藤泰監督の映画。最初は天国のように見えた廓の仕組みをお絹が理解するに連れ、見ていてこちらまで居心地の悪さを感じるし、様々な事情で廓にやってきた女郎たちの生きざまも胸に迫るものばかりで、逃げようとして連れ戻されて拷問を受けたり、客に理不尽な理由で殺されたりといった女郎たちの末路を見るとやり切れない思いに駆られる。加藤監督はそんな廓の実態をリアリティを重視して描いており、ドラマとしてかなり見ごたえのある映画になっているし、加藤監督の映画の中でも傑作と呼ぶ声があるのもうなずける映画だ。廓の主人夫婦をを演じるのが三島雅夫と菅井きんというのは裏があるのが分かりやすすぎるキャスティングだが、この二人の悪役ぶりが実に良いからこそ、廓の恐ろしさもじゅうぶんすぎるほど伝わってくる。そして何と言っても主演の桜町弘子。東映時代劇でよく見かける脇役女優で、本作が唯一の主演作(本人は自分の名前が最初に単独でクレジットされるのを見て感動したという。)とのことだが、見事に熱演していてそれを感じさせず、本作は加藤監督の代表作であるとともに、桜町弘子にとっても間違いなく代表作だと感じる。ラストの恋人(夏八木勲)と一緒に橋を渡って廓を出ていくお絹のなんとも言えない明るい表情はこれまでの彼女の苦労を思うと、お絹がやっと幸せをつかめたことがわがことのように嬉しく、思わず良かったねえという気持ちになり、このラストには泣かされた。舞台が洲崎にある廓であり、思わず「洲崎パラダイス 赤信号」を思い出したが、あの映画でも舞台の少し先にある遊郭はひょっとしたらこんな状態だったのかもしれないと想像してみるのも楽しい。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 8点(2017-08-26 19:32:46)(良:1票)
《改行表示》
1.《ネタバレ》 あのぼろぼろのチラシが捲られる瞬間に涙ぐむ。 それは書いてある内容とはまったく関係なく、 あの紙きれ一枚の存在、しかもそのぼろぼろさに泣かされる。 そのぼろぼろさというのは、姉さんとか他の女郎たちの思いだからだ。  やはり、加藤泰といえば橋のひとだけども、 そう簡単に渡れる橋など加藤泰の映画には存在していないわけで、 この映画でも、雨の中、橋を渡れず連れ戻される女郎もいる。 しかし、最後、お絹は、晴れた日に橋を悠々と小走りで渡っていくわけで、 それはやはり、お絹が自分自身で仕合せをつかみ取った証なんだなと牜nああ、またそこが泣けてくるわけで、もうしょうがない。
すぺるまさん [映画館(邦画)] 9点(2013-05-07 00:00:51)
別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 8.67点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
700.00%
8133.33%
9266.67%
1000.00%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS