【TERU】さん [ブルーレイ(字幕)] 1点(2023-12-17 21:27:40) |
37.構成が複雑でとにかく分かり難い。でも、組織に狙われた時の絶望感が良く表されていて、機会があればもう一度観てみたい。 【クロ】さん [地上波(吹替)] 5点(2021-07-20 15:52:09) |
《改行表示》36.冒頭から全く理解できず。 主演が誰かもわからないまま。 点と点が結びついて最後は理解できるようになるのかと思ったが、 結局何も理解できないまま終わってしまった。 これって脚本に問題があるのか監督に問題があるのか。 公開時も賛否両論だったそうだが、私はもうリドリースコットは信用しないことにします。 【クロエ】さん [DVD(字幕)] 1点(2020-01-20 11:47:38) |
35.《ネタバレ》 原作が『ノー・カントリー』のコーマック・マッカーシー、脚色して製作総指揮まで買って出ているので、どうりで雰囲気が似ているわけです、登場人物が妙に哲学的な語りをするとか、ハビエル・バルデムも出てますしね。単純に言うとよくある悪女ものピカレスクなんですが、その悪女キャメロン・ディアスが脱ぎこそないが彼女史上最強のエロっぷりを見せてくれます。ハビエル・バルデムがその魔性にメロメロにされるわけですが、彼の「アレはナマズだった…」は迷セリフでございます。 原作者自身が脚色した映画は迷走するケースが多いものですが、本作もその傾向が濃厚な気がします。進行している事件が判りにくいというのがこのお話しの欠点かもしれません。繰り返される殺しは麻薬カルテルとキャメロン・ディアスが手配した殺し屋が下手人なわけですが、カルテルがなぜマイケル・ファスベンダーを殺さなかったのか理解できないところです。彼はあの絶望のラストの後で殺される運命で、映画ではあえてそこまで描かなかったという解釈もできなくはないですけどね。このような撮り方は今までのリドリー・スコット流とはちょっと逸脱している感じで、これもコーマック・マッカーシーの影響力なのかもしれません。 しかしあの“首チョンパ・ライダー殺し”は観ていてビビりました、バイク乗りの人にはトラウマになるでしょうね。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-05-21 22:48:28) |
《改行表示》34.《ネタバレ》 あまりに面白くて立て続けに3回観た。まるで、1枚の画像がところどころ虫食い状態になっていて、見えない部分は「想像して足してくれ」と挑発しているようだ。 『運命のボタン』という作品を思い出す。ボタンを押せば、見知らぬ誰かが1人死ぬが100万ドルが手に入る、という究極の選択を迫られる話。カウンセラー役に当たるヒロインを、偶然にもキャメロンが演じている。本作では、カウンセラーが「一口乗る」と意思表示しただけで、つまり捕らぬ狸の皮算用、まだ何一つ始めもしないうちから破滅するというカッコ悪さ(彼が新婚生活を楽しむためには、予算内のダイヤを購入するだけでよかった)。どちらの作品も、選択と結果が大きくものをいうタイプだ。 麻薬ビジネスでのし上がり、ライバルはことごとく潰してきたと豪語するライナーが、恋人の開脚ごときで動揺するなど実にヤワい。女性の股間から赤子を取り上げ、悪露を処理するカタギの産科医の方が、よほど肝が据わっていることになる。俗に、出産に立ち会った夫は、妻を女として見られなくなることがあると聞くが、「婦人科みたいでセクシーじゃなかった」とぼやくライナーも、まずその口だろう。マルキナ役が妻のペネロペでなかったのは、バビエルのためにラッキーだった。 ボリートを使ったのは、マルキナの配下。つまりライナーは、恋人から寝物語にボリートの話を聞いた可能性が高い。マルキナは、「私を甘くみるな」と電話で誰かを挑発するが、その相手はラストで会食を共にする投資アドバイザーのマイケル? 彼女の身を案じてあれこれおせっかいを焼き、逆に不興を買ったのかもしれない。組織の気配だけでビビりぬいている男3人に比べると、最新式の武器を備え、陰から積極的に組織を翻弄する彼女は、悪党の格が圧倒的に違う。ただ、ブツは結局組織に出し抜かれる。彼女は代価としてウェストリーの資産を奪うが、組織にとってはウェストリーの災難など、痛くも痒くもない。一矢報いぬまま米国やメキシコを捨て、香港に拠点を移すというのは彼女の敗走に見えなくもないので、ここが話の流れ上ちょっと弱い。またマルキナは、雇い人として唯一報酬を受け取らなかった女に、「(あなたは)あてになる」と矛盾した言葉をかけている。国を出る前に女を消すぐらいのことはするだろう。 街の有力者に諭され、絶望して戸外をさまようカウンセラー。そのとき、街の住人たちが犯罪率の多さを嘆き、世に訴える様子が背景に映り込む。ライナー一味の麻薬の悪事などが、そもそも住人たちの生活を脅かす起因であることを考えると、彼らの窮地に同情など必要ないことをこの短いシーンで気づかされる。 2頭のチーターは、マルキナが絶賛するほど野生美は持ち合わせていない。人間に飼われ、時に獲物を追う様子は、まるで家猫が鼠を追うように幼稚だ。何の威嚇もせず、飼い主(ライナー)の死を憐れむ様子まで見せ、雌は呆気なく死ぬ。とにかく弱々しい。会食のシーンで、マルキナが滔々と語るチーターの礼賛は的外れだ。むしろ、彼女の手の内で振り回された男女4人が、見えない首輪をつけたペットに見える。生き残ってアリゾナにいる雄チーターは、唯一の生存者で妻を亡くしたカウンセラーを暗示しているようだ。これらのちぐはぐさが、上映中最も気になった。 ラストの会食で、投資アドバイザーのマイケルに、「手を引いて。感謝して」と命じるマルキナの意図は、「香港マフィアを相手に大暴れするから、あなたは手を引いておかないと危ないわよ。ヤケドしなくてすむんだから、この提案に感謝して」というところか。「臆病者ほど残酷」というのは香港マフィアを指し、「これから始まる殺し合いは凄惨を極める」というのは、たった1人(バイカー)を殺しただけで悪が悪を駆逐する流れを作り出した手腕を、彼女はまた現地でも振るう気でいるのだろう。マイケルはそんな彼女の名が敵に知れることを案じている。このシーンを見ても、男の方がまだウェットな部分を持っており、マルキナには、男がアドバイザー兼セックスフレンドとして「有能だから」手放したくないというドライさがありそうだ。世界で2番目に危険な場所(メキシコの都市、シウダー・ファレス)が舞台の話として、悪の狂気がてんこもりの作品だった。 【tony】さん [DVD(字幕)] 9点(2017-07-31 01:05:36) |
《改行表示》33.《ネタバレ》 主人公の恋人ローラに、マルキナが「その指輪の値段、教えて欲しい?」と聞いたとき、ローラは値段を聞くのを断ったけど、あそこで聞けてたら、その後の運命は変わったかもなぁと思いました。普通の弁護士が買えないほどの値段の指輪、そんなもの買うにはどんな悪事に手を染めているのだ~と思ったら、怖くて逃げたかもしれない。 ストーリーは、大人向けの「まんが日本昔ばなし」のようでした。 最初から最後までドキドキして観ることができたので8点です。 【たぬき野郎】さん [ブルーレイ(吹替)] 8点(2017-06-30 00:01:00) (良:1票) |
《改行表示》32.《ネタバレ》 この映画の冒頭でマルキナが、飼っているチーターがウサギを狩る所を見て喜んでいるシーンがありますが、それこそがこの作品を象徴している様に思えました。 そしてこの映画の中でのハンターは卸元で、そのハンティングを遠くから見ていたのがマルキナ自身でした、という事なのでしょう。 それにしても解りにくい映画ですな。 今回で3回目の視聴でしたが、最初はストーリーを追うのに精一杯でなんだかよく分からなく、二度目でやっと何が分からないのかがわかった。 そして今回でやっと内容が少しわかった感じです。 映画中セリフがやたらと多い割に肝心なところの説明がほとんどない。 例えば麻薬ビジネスというだけで具体的な内容、例えばカウンセラーの役割など全く描かれていない。 卸元という組織も実行役以外一切表に出てこない。 でもそれらはこの映画においては重要ではないんですね。かえってハンターである卸元という組織をはっきり描かなかった事でその恐怖は倍増しましたし。重要なのはそのセリフの方なんですな。 ラストで主人公のカウンセラーが助けを乞うメキシコの親分が言っていました。 岐路は既にいくつもあったはずだと。 確かに友人のライナーやブローカーのウェストリーも何度も極悪非道で血も涙もない危険な相手とのビジネスだと伝えるが、俺なら大丈夫だとカウンセラー自身が決めていた。 そのことを思い起こさせられ絶望のどん底に落とされるラストシーンは本当に怖かったです。 奥深さを感じさせられる映画であるとともに、一級品のサスペンスでもあり、これから何度でも見るであろう作品でした。 【仁】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2017-06-08 00:32:54) |
《改行表示》31.結局、内容を理解できず分からないまま終わってしまった。 字幕では書ききれない内容があるのかなとも思いつつ、観た後の率直な印象からはこの点を付けざるをえないです。 【まいった】さん [DVD(字幕)] 2点(2016-09-18 16:06:49) |
《改行表示》30.年度末に一度観始めたのだが途中で寝てしまった。今度は寝ないように吹き替え版で見たが、やっぱりパッとしない映画だった。 そんなパッとしない映画ですが、コミカルな役が多いキャメロン・ディアスが悪女役を演じており、意外にハマっていた。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(吹替)] 5点(2016-06-12 22:54:34) |
29.《ネタバレ》 なんとも救いのない映画です。終始、説教されている気分だし、主人公はジリ貧で不幸まっしぐらだし、事態の好転がないので話が単調です。その上、前半の例え話のような会話が意味が分からず難解な上に、テンションはひたすら右肩下がりです。この映画、誰得なの?というのが正直な感想です。わざわざ電話の相手を説明するような無駄なカットも多かったし、なんかゲンナリでした。 【Keytus】さん [DVD(字幕)] 4点(2015-09-05 00:16:07) |
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28.《ネタバレ》 重要な部分を描かないのはここ最近のリドリー・スコット作品の特徴でしょうか。この映画でも組織に関して末端が描かれているだけで本体や中心的な人物は描かれません。それが効果を生んでいるかといえばはなはだ疑問。プロメテウスも同様。どうやら完全版的なものがあるようで、単に編集が下手なだけという気がしないでもあらず。 【kirie】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2015-03-05 23:55:35) |
27.《ネタバレ》 友達にはおススメしないかな。だって、とりたててストーリー的におもしろいってわけじゃないし、映像的にも目新しくはないし。でも、僕はなんでか、最後まで集中して観れました。悪に手を染めると、もっと凶悪な悪に食われてしまうって事をイソップや日本昔話みたいな寓話調に表現した感じだったです。詳しい背景を描かない部分が特に寓話っぽくて。前半の会話が後半、現実になっていくという構成だけど、損失と人質の価値観がまさに具現化された部分はゾッとした。主人公はたとえ生かされても、もはや人生に意味はないのだろう。だから、もはや殺す価値すらないのだろう。ブラピの殺され方が一番、嫌かも。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-02-23 20:18:05) |
26.《ネタバレ》 全然面白いとは思わなかったのに、続きが気になって最後まで一気に観てしまった。主人公の弁護士は何不自由のない生活を送り、魅力的な恋人もいる。颯爽と人生をいきている人間だけど、軽い気持ちで悪の道へ進み、そして破滅する。なにか人生の教訓のようなものも感じる内容だが、見終わって「だからどうした」と思って軽く受け流す私であった。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2014-11-09 12:43:39) |
《改行表示》25.《ネタバレ》 ああーやだ。やな話だよーこれは。一点の心地よさも見出せないので、体調のすぐれない人には絶対すすめられません。 綿々と語られるのは、慈悲だとか情だとか、そういう人間の正なる部分が一切無い世界が存在するのだよということ。それはウサギを捕食するチーターの如く、命を葬ることに何の躊躇も無いということで、ああそんなこと知りたくねえっ。こってりと交わされる勿体つけた会話にペネロペ救出の希望など全然なくて、こちらの眉は八の字になりっぱなしだ。世にもおぞましいメキシコマフィアの闇世界。 でもさ、人は、少なくともワタシは因果応報ってものが好きなんだ。マルキナにも回り回って何らかの落とし前が巡ってくる、そんな続きがあってほしいような。せめて。 【tottoko】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-09-22 23:57:59) (笑:1票) |
24.《ネタバレ》 世の中には色々な世界が存在している、、、のはみんな知っていることだけど、知らない方が、あるいは関わらない方が良い世界があることはすぐに忘れてしまう。血迷って悪事に手を染めた男の悲惨な末路を描いた映画で、エキサイトするわけではないが、なかなか良い映画だった。 【lalala】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-09-21 18:42:30) (良:1票) |
23.《ネタバレ》 ひたひたと伝わる恐怖が良かったです、結論から言えば、ディアスの上にもっと巨大なマフィアがいるのか思ったら、そうじゃなく、最終結末がディアスだったとは予想外でした。ブラピはブローカー、仲買で、そのう上にいたのが、原っぱでやられた人で、弁護人はディアスに恨まれていないから、生き残れたのかと、では、その彼女は彼から3カラットのダイヤをもらったのを彼女に見せた、またはレズをことわったからうらまれた、彼女は、あの、飲み屋の裏ビジネスに精通していた、だから、人を雇い、680キロの麻薬を奪ったのか、麻薬を奪ったのは別のマフィアで、彼女はブラピの金と愛人の飲み屋の金を奪ったのかわからないけど、持ち逃げする金が2000万ドル、と言っていたところを見ると、20億円と考えると、680キロの麻薬を売ったのも彼女と考えられるのかな、あの弁護士とペネロペが、あまりにもかわいそう、としか思えない。最後ディアスの顔、薄笑いしているのか、喜劇のディアスの顔と見間違ってしまい、これは悲劇なのか喜劇なのか微妙でしたね。もし、悲劇で終わるなら、ディアスの悪女は失敗だったように感じます。もっとふありとした顔で、ディアスとペノロペを入れ替えても良かったのかな、それとも、もっと他の役者がいいのかな、何て思います。弁護士の彼女をウイノナライダー、ディアスの役をペノロペあたりにしたら、最後の取引の場面、生きてきたのかな、なんて思いました、怖かったけど楽しめました。 【yasuto】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2014-09-15 02:57:01) |
《改行表示》22.《ネタバレ》 評価が低いので驚きました。絶妙なバランスの大人向けクライムサスペンスアクション。妙なこじつけや予定調和もなし、CGアクションもほぼ無いのに予想外によくまとまったストーリー展開は素晴らしいの一言。まさに監督リドリー・スコット、脚本コーマック・マッカーシー、主役級キャスト5名が高次元できちんと融合している作品です。 「あなたは今岐路に立っていると思っているかもしれないが、あなたの決断はずっと前にすでに終わっているのだ」 この作品を一言で表現するならば「不条理」でしょうか。淡々と静かに、、野うさぎであるカウンセラーが捕食(破滅)させられてゆきますが、描かれていない部分をあれこれ詮索して「意味がわからない」というのはナンセンス。あえて詮索しないのが正解であり、映像特典でも監督自身が人物像の背景や人間形成上何があったのかは知らないと発言しています。見せられた一つのシーンから前後を想像するのがこの映画の正しい見方であり、一般人にはおよそ想像もつかない”悪の法則(恐ろしい世界)”があるというおとぎ話でもあります。 そもそも、カウンセラーは一流なので自分の考え方や行動に絶対的な自信があり、何度も遭遇する説教じみた会話も軽くスルーする描写は反面教師そのもの。また、過去の商売相手からは恨まれ、現在進行中のメキシコの女死刑囚は見下して軽く扱う。カウンセラーの人と成りがよく表れていて結末は十分予見できます。そして案の定、気付いた時には「時すでに遅し(因果応報)」という非常にシンプルな流れがリアル過ぎて本当に素晴らしかったです。あと、随所で見られる無駄話や与太話は一見無駄なようですが、相手の価値観を知るための腹の探り合いという意味で非常に重要です。根本的にタランティーノのそれとは異なり、ブラピとの緊張感あるやり取りなどは生々しく色んな意味でゾクゾクさせられました。 これほど贅沢な配役と救いのないマジ結末な映画も珍しいです。ある程度自分でイメージを膨らませ、様々な状況を脳内で想像できる方でしたら高評価ではないかと思います。強いてマイナス点を書くならば、ほぼ全ての演者が哲学を長々しゃべるのには少々違和感を覚えました。何名かサッパリした人物を混ぜておけばよりリアルだったと思うのでその点は少し残念でした。 あと、拡大版と劇場版を比較しましたが、追加された人体欠損表現やバイカーのしゃべりなんかはなくても良かったと思います。しかしトラックのドアを直すシーンだけは拡大版のほうがずっと判り易かったですね。 一見さんお断りの雰囲気も含めて、リドリー・スコットの切れまくった演出と、コーマック・マッカーシーの多くを語らない脚本が最高にマッチした大人向けの素晴らしい作品でした。 【アラジン2014】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-08-13 18:57:05) (良:2票) |
21.《ネタバレ》 予告の怪しい雰囲気に釣られて劇場で鑑賞しましたが、普通につまらなかったです。ブラピが殺害されるシーンは長回しが効果的で、とても良かったです。マフィアのボスが電話で長々と諭す場面も印象に残りました。Blu-ray版では21分も追加したようなので、ベストの状態で劇場公開して欲しいです。 【DAIMETAL】さん [映画館(字幕)] 2点(2014-08-12 08:48:47) |
20.《ネタバレ》 観ている最中はテンポも良いのでなかなか楽しく観れます。ただ、個々の出演者の深堀が十分でないというか、物語の背景もあまり描かれていなく、ほかの人に勧められるような作品ではなかったです。主人公の奥さんも結局マフィアによって葬られたりして残念でした。 【珈琲時間】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-07-27 18:17:50) |
19.《ネタバレ》 一回観ただけでは僕にはよく分かりませんでした。主人公に「自分が作り出した世界」云々を話すヒゲのオジさんは何者なのか分かりませんでした。彼が主人公に話したことが一番強烈で印象に残りました。主人公に届いたDVDは『セブン』の段ボール箱と同じ凄い効果。キャメロン・ディアスはお茶目で健康なキャラばかり観て来たので、今回のワルぶりは楽しめました。僕がこの世からいなくなって欲しいと思うバカのなかに「暴走族」があります。なので、あのシーンは気味が良かった。そういう僕も悪の側なんでしょうかね? べつに聖人でありたいとは思わないので、あれを気味が良いと思う自分で構わないのですが、「臆病なものが残酷になる」ってのは、そこは重い言葉でした。ブラピの情報を盗んだ後、報酬の金を突き返した女性や、ブラピの首にワイヤーをかけて去った男とかが、そっちの人間なんだろうけど、主人公もそっちになって行くのかな? 自分が作った世界で彼は生きていくのか、自分ごとその世界を消すのか…そこが僕には余韻でした。キャメロン・ディアスは最後に無残に殺されると思ったんだけど、そうなってくれたらもっと気味が良いのに。 【だみお】さん [DVD(吹替)] 6点(2014-07-23 15:57:51) |