1.《ネタバレ》 マイペースな100歳の老人とは裏腹に、金銭と名誉に目がくらみ、せっかちに死に急ぐ権力者たち。
マフィアとどう決着を付けるかと思いきや、意外とあっさりとした形で終わってしまう。
彼の後ろには死体の山。
ちょっとした偶然が歴史に残る大事件になったりするが、
歴史の中枢にいても彼は「なるようになるしかない」と生きているにすぎないのだから。
もしかしたら、一人一人の凡人もまた、
ちょっとした偶然で見知らぬ土地で死体を生む遠因になっているかもしれない。
普通に元気に生きていること自体ありがたいとしながらも、
それもまた人の業であり、人生そんなものだと達観しているようである。