4.《ネタバレ》 ここまでの3作品のなかでは一番怖い気が…
…いや、違うな~、…一番驚かされる気がします。
怖がらせるのと驚かせるのは、似て非なるものだと思います。突然大きな音を出せばだれだって驚きます。怖がらせるのにはセンスや創意工夫が不可欠です。ですが驚かせるのは突然大きな音を出すだけでもいい。つまり誰にだってできちゃう。個人的には、センスもないくせにアイデアを出す努力もしない人が最も安直な方法に逃げているだけのように思えるのです。
今作では黒い足跡を辿っていったら、突然ばあっ。そんな似たような演出ばっかり。そーゆー演出そのものを全否定はしませんが、乱用多用はいただけない。1作品に1回、多くても2回程度にとどめるべき。
その一方で評価できる点も。
前日譚にしたことで、エリーズとゴーストバスターズとの出会いを描いてくれたのは良かったかなと。前2作品でジョシュにとりついていた『おばあ霊』とエリーズとの因縁を教えてくれたのも良かった。こーゆーのはファンにとっては嬉しいものです。
個人的に好きだった恐怖演出。隣の家に住む少年との交流。壁をコンコン。向こうからもコンコン。『起こした?』ってメールで聞くのかわいい。その返事。『今家にいない。おばあちゃんち。』
いやあ、ぞっとしましたねぇ。こーゆーのですよ、ホラーって。
この少年やその父親、黒人のおじいちゃん、女友達や弟君はもう少しストーリーに参加させても面白かったかも。
まあなんにせよ、今作も最後が温かい終わり方で良かったです。
呼吸器外すところはスカッとしました。