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有罪判決/法廷に隠された真実

[ユウザイハンケツホウテイニカクサレタシンジツ]
The Confession
1999年上映時間:114分
平均点:6.00 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
ドラマサスペンス
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2011-07-27)【S&S】さん
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監督デヴィッド・ジョーンズ[監督]
キャストベン・キングズレー(男優)
アレック・ボールドウィン(男優)
ジェイ・O・サンダース(男優)
ケヴィン・コンウェイ(男優)
リチャード・ジェンキンス〔男優・1947年生〕(男優)
エイミー・アーヴィング(女優)
ララ・ハリス(女優)
音楽マイケル・ダナ
撮影マイク・ファッシュ
製作アレック・ボールドウィン
エリー・サマハ
アンドリュー・スティーヴンス
製作総指揮アショク・アムリトラジ
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5.《ネタバレ》 ひさびさに見ごたえのある法廷ものを見た。 これは殺人事件とか法廷に場所をとっているというだけで、本来は心理モノとして見るのがいいと思う。ハリーが3人を殺害するについては、事前準備や殺害の詳細についてさえ全く描写されない。観客は「罪を犯した」という動かぬ事実として知らされるのみ。事件モノでは全然ない。 主人公の弁護士ロイが、自宅に帰らずあちらこちらを忙しく往復する様子を時間軸に沿って描く話だが、その訪問先の空気感の違いに注目したい。 ロイ対ハリーの場面では、交わされる言葉は少なく、すべてが深く重く、心の奥に突き刺さる。教会とか、病院のカウンセリング室とか、そういう空気感がする。 ロイ対「俗悪にまみれた勝ち組の人々」の場面では、すべての会話が「利益」を中心に回っていて、「利益」を超える価値観はそこには無い。ハリーとの対話で「神」とか「罪」とか「償い」とか「慈悲」についてしみじみ語り合った後に、思い切り脂ぎって「次の検事選に」とかいう会話をしているわけだ。この落差が見事である。 そしてもうひとつ、忘れてならないのはロイ対メル(事務所の手伝いのおっさん)だ。 メルの役どころとは何か。それは「俗悪にまみれて勝ち組を目指しているロイの心に埋もれた良心」である。ロイは、己の行動に自信が無くなったとき、メルに「これでいいのか」とたずねている。 バーでのウィスキーによる「洗礼」場面は、奇異に感じられるだろう。ロイに「これでいいのか」と聞かれていたメルの答えは「洗礼」だった。洗礼を受けるということは、メルの言うとおり、「天国へ行くか、地獄へ行くか、どちらかしかなくなる」ということで、メルは「ここから先は、常に〝何が正しいか〟を意識して行動しろ。さもなくば地獄行きだ」と言っているのだ。自分で決めるしかないのだ。 ハリーの妻との密会については、法廷でハリーに妻を責めさせる材料とするための強引な設定だったと思う。ハリーの無念さをそそってドラマ性を高めるための材料とはいえ、主役がアレック・ボールドウィンなのだから、依頼人の妻を食ってしまうなんてあまりにも当たり前に過ぎて、気に入らない。これは非常に残念だ。 が、全体としては見事な脚本とキングズレーの怪演で良作に仕上がっている。私には、ハリー、ロイ、ハリーの妻、メルのセリフは、ひとつひとつ深く心に落ちるものだった。なかなかそういう作品はない。
パブロン中毒さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-12-17 14:30:51)
4.《ネタバレ》 ボールドウィンとキングスレーの丁寧な演技のおかげで、見た後の印象はそれほど悪くないのだが、やはり、クライマックスの部分のテーマのすり替えには、この映画の製作意図そのものに疑問を感じざるをえない。それと、日本では、この事件では心神喪失はおろか心神耗弱でさえ認められる可能性はゼロであるから、メインの弁護士の葛藤の部分(無罪をとるか、依頼者の意思通りの答弁をするか)は日本人にはぴんとこないと思う。逆に、最後に得意気に犯行の動機を説明しているが、日本ではそれが重要争点になるのははじめから当然である。法廷に真実発見機能を期待している国と、そうでない国の違いだろう。あと、そんなこととは無関係に、依頼者の妻と寝ちゃったりするなんてのはその時点で弁護士の資格なし。
Oliasさん [地上波(字幕)] 4点(2006-05-21 21:57:21)
3.ベン・キングスレーの息子が死ぬまではよかったです。親の気持ちが伝わってきて切なかった。でもそれからがなぁ~、いきなり殺しちゃうんだもん。ん?ん?って感じで。後半人殺しなのになぜか環境問題のほうに移って話が複雑化してますが、ラストは微妙にあっさりしてるんで、お口の後味はまずまずといったところでしょうか。
M・R・サイケデリコンさん [地上波(字幕)] 5点(2005-10-18 09:51:46)
2.意外に良かった。なにか法廷モノを見たくて探してたら、ふと見つけた映画でした。B・キングスレーが難役をこなし、存在感ばりばりで良かったです。何も考えないで見れば、まずまずの映画ですね。
C・C・バクスターさん 6点(2004-06-25 00:34:55)
1.「シビル・アクション」との差は、人物の魅力。ボールドウィンは無機質過ぎ。
cocoさん 6点(2002-10-13 01:42:42)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4120.00%
5120.00%
6240.00%
700.00%
800.00%
9120.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 2.00点 Review1人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 Review0人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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